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ルシファーと閻魔。
「なんだよルシファー、知り合いか??」
「あ、まぁ…はい。」
「だが、残念だったな。貴様にはこいつを殺してもらう。」
蔑むような瞳で閻魔を見つめた。
「俺が閻魔を殺すんですか?」
「あぁ。貴様がだ。」
ルシファーは顔をしかめた。
ルシファーと閻魔は、
親友と呼べるなかになっていたのだ。
そう、あの広場で。
「ほら、早くやれ。」
「…俺には…出来ません。」
ルシファーはそう告げた。
「はぁ、もういい。俺がやる」
そう言って閻魔のもとへツカツカと近寄った。
そしてナイフを首に当てる。
「…クッソ…人間め…」
閻魔は悔しげな顔をした。
「残念だったな閻魔。これでもう、地獄は終わりだ。」
首筋にナイフをすこしあてた。
血がツツーっと首をつたう。
「やめろ!!…やめてくれ!!」
ルシファーは閻魔の元へいき、
バリアを貼った。
「ルシファー、俺達に逆らうのか?」
「…だって、しょうがないじゃないですか。
大切な人を殺されるより、自分が死んだほうが
…何百倍も、マシですよ。」
ルシファーはニコッと微笑んだと同時にルシファーの頬に涙がつたう。
「…ルシファー、もういい。」
そう告げたのは、閻魔だった。