悪魔達の戦力
次の日閻魔達に告げられたのは、
地獄に人間が今日やってくるという知らせだった。
「…人間め…気が早いな…おい、ブラッド」
「おー、ほいほい??」
彼女の名前はブラッド。
閻魔のいとこだから、閻魔の血が少しかよっているため、強い。
「今日の任務だ。ロウアを守れ。」
ブラッドは瞬間に顔を赤らめる。
「ロウア君ですか!?え、私がですか!?」
「そうだ、頑張ってくれ。」
「わ、分かりました。」
バンッ
「どうした、ロウア。」
「人間が、地獄に入ってきた。」
息を切らしたロウアが告げる。
「取りあえずロウアは隠れろ…」
バリィィン
窓ガラスを割る音がする。
そうして、閻魔のもとへ現れたのは人間15人。
ロウアもあまりに早すぎて逃げ切れてない。
「おい、いたぞ!!閻魔をとらえろ!!」
絶滅隊が銃を構える。
ババババババババ
一斉に銃が発射する。
その瞬間ロウアが右にしかない羽を広げて守った。
「…おい、あの男クロスもってないか??」
「あいつがクロスをもってるぞ!!」
ロウアに向けて一斉に銃をまた構える。
「ほいほーい!!この私が許さないよ…?そんなことしたら」
「…ブラッド?」
「せーのっ!!」
手を上にあげると、床から炎が舞いあがった。
ブラッドは炎使いのようだ。