Chimera 1 はつしごと
「グリーニア南開発局潜入」
形式:潜入
依頼主:リクラス
報酬:380000A、ボーナスあり。経費なし
領域:グリーニア南部、ブルーローズグリーニア南開発局
期限:3日間
概要:政府から委託された研究データの奪取
条件:データ転送、脱出
備考:元データはできれば奪取後、破壊か削除していただけると助かります。無理なら構いません。また、他勢力をここを狙っているという情報もあります。くれぐれも注意してください。我々は万全のサポートをもって、あなたを送り出します。活躍を期待します。
「こちらジグ、多分ですけど潜入に成功しました」
『多分ってなんだよ』
「外が暗くて見えないんですよ しょうがないじゃないですか」
『まあ、とりあえず手はず通り頼むぞ』
「りょーかい……」
ひょこり、と段ボールから顔を出す。この箱の記載通りにいったなら、僕は今倉庫に搬入されたはずだ。
「いやに静かだな……」
今は時間帯的には深夜。この施設を鑑みるにもっとうるさくてもいいと思うのだけども。
どうしてこんなことになっているかというと、事の発端は3日前に遡る。
「しばらく音沙汰なかったが、随分といきなりだな」
「ええ、色々と後処理と、あなたの今後に関して動かせてもらっていたわ」
「へぇ………」
先輩の事務所に入って一週間と少し。少しずつではあるが、この生活にも慣れてきた。
そのあたりで、またこの人だ。
「んで、いよいよってことか?チェイス」
「ええ、その通り」
ダールから散々僕を追い回してきた、チェイスさんだ。前に先輩が僕を送り届ける際に少しトラブって、それから随分おとなしいと思っていたけど。
「端的に言うと、あなたには傭兵になってもらうわ」
ばさっと、封筒を10つ余り机にばらまく。封筒にはそれぞれ会社のロゴみたいなものが描かれていた。
「傭兵?」
「軍事企業が各々お抱えの傭兵部隊を擁してるのは知ってる?」
「噂程度には……実在するのか」
「世の中を騒がす犯罪やテロ、それにさりげなく加担してたり、むしろそれを抑止することを依頼されたり……でも守るのは自社の収益だけっていうわかりやすい集団」
「で、そこに入ってもらうと」
「そう。それで、私達の手足となってもらうわけね」
「随分と都合のいい話だな」
「そうでもないわよ?あくまで私達はあなたを斡旋するだけだから、傭兵としての活動は自由にしてもらって構わないし、報酬だってそのまま持って行けばいいわ」
「というか、そしたら俺は企業とやらに踊らされることにならないか?」
「いいのよ、それが目的だから」
「どういうことだ?」
「今、軍事企業は急速にその力を強めているわ。理由わかる?」
「いや?」
「まず需要の上昇と分散。今や対悪魔にも有効な兵器は教団の特権じゃないの」
「随分大きく出たな」
「事実よ。全国でそれを所持したり、採用するところも増えてる。そもそもあなた達教団でも使ってる人、いるでしょう?」
「まあな」
「それに加えて、もう悪魔を狩るのは教団だけじゃない。さっき言った傭兵も、悪魔討伐に従事することも出てきた」
「ほう、独占が崩れるか」
「そして、一番多いのがその利権を巡る、傭兵同士の戦いね」
「傭兵同士……不毛だな」
「そうね。今や、企業の力は財産だけじゃない。自らを守る純粋な力も重視されるようになってきた」
「じゃあ、最近ちょくちょく起きてる企業の合併とかってまさか」
「まさかのまさか、ただの武力制圧よ」
「身も蓋もねえな……というか、警察は何してんだ」
「警察ごときが対抗できると思ってるの?」
「お前警察だろ!」
なんだかとんでもない話をしている。僕は紅茶を淹れてる最中。というか、なんで本格的な淹れ方を先輩に強制されなきゃなんないんだろうか。
「あくまで傭兵を使った代理戦争だから表に出ないだけで、もはや国から企業に依頼をぶっこむこともあるくらいよ」
「終わってんなこの国……」
「そ。だから終わらせるの」
「……?」
「企業同士の抗争を激化させて、成長させる。そうすればそのうち政府という存在が意味を成さなくなる」
「なるほど……国の転覆狙いかよ」
「さあね?ま、内容は明かせないわ」
「もう契約済みだろ。やってやるよ畜生」
ふてくされ気味に足を組む先輩。だけどここから見るとわかる。絶対ワクワクしてるよあれ。
「お茶の用意ができましたよ」
「おお、早くなってきたな」
「悪いわね、いただくわ」
ナチュラルに受け取るないでくださいよそこは!
「ジグ君もすっかり馴染んでるわね」
「馴染めてませんし馴染めたくないですよ……」
「ま、あなたも契約のうちに入ってるから。活躍を期待するわ」
「……はい?」
「聞こえてて聞き返すのは失礼だと思うのだけど」
「くっ……」
しれっとこの人は……覚悟はしてたけどホントにあっさりだな。
先輩がこの人の手伝いをしなくちゃいけなくなったのもそもそもは僕が原因だからとやかくは言えないけど。
「まあ今のでなんとなくわかりましたよ。国をどうにかするのを狙うのあたってあの男が邪魔なんですね」
「まあそれもあるわ。個人的な方が強いけど」
「……」
「で、だけど」
「おう」
「あなたに所属したい陣営を選んでもらう」
「…陣営?」
「今、大きな軍事企業は大きく分けて3つに分かれているわ。RA主軸の旧国軍派と、レオン推進の夜警派、そしてリクラス主導の独立派ね」
「そんなことになってたのか……で、それぞれどうなってんだ?」
「旧国軍派は、国をバックにつけてるけど今のところ一番弱いわね。K&Mとスタイン、KORYUを傘下に収めてるけどKORYU以外は少し離反気味。勿論名の通り保守派ね」
「スタインあたりは真っ先に裏切りそうだ……」
「そうかしら?で、夜警派はアトラス、アルケ、ブルーローズを擁してるわ。国に企業の権利拡張を求めてるわね」
「勝てる気がしない面子なんだが」
「単純武力では間違いなく最強でしょうね。実戦派だし」
「同時にあまり使いたくない武器が揃ってそうだ」
「あなたの好みは知らないけど……。独立派はノブレスとヴィクティム、ラトミを擁するわ。夜警派と似てるようだけど、こちらは完全独立を目論んでる」
「一番きなくせえな」
「確かにそうね。でもあなたにとっては馴染むところじゃない?」
「なんでだ?」
「手持ちの武器を見ている限り、そんな感じなんだけど」
「見せた覚えはないんだが」
「うちの情報網なめてもらっちゃ困るわね」
「そうかい」
「で、どうするの?1日くらいなら猶予はあるわ」
「いや、ここでジグと話し合って決める」
「あら、そう」
「珍しいですね、僕に意見を求めるなんて」
「リクラス陣営でいく、いいな」
「あっはい」
ですよねー……。
「話し合い終了」
「えらく強引ね……一応理由を聞かせてもらっても?」
「まず国に味方する気はない時点でRAはない。ジグのこともあるしな」
「まあ、そうね」
「レオンは教団を脅かしかねない。これもナシ」
「消去法?いただけないけど」
「それに、各陣営の指針的にもな……RAとレオンは互いに譲歩すれば目的を達成できるのに対してリクラスはそういうのできないだろ?」
「確かに。独立しなければならないしね」
「だったらリクラスに肩入れした方があんたの目的も達しやすくなるだろ」
「……へえ。きちんと考えてるのね」
「実質リクラス陣営しかありえないわけだ、お前もタチが悪い」
「ふふふ、一応他でもいいのよ?」
「知るか。それに残り2つは傭兵との癒着が強そうだし」
「縛られたくもない、と」
「そういうことだ」
「わかったわ」
チェイスさんが封筒のうち8つをしまう。残りはリクラス、ノブレス、ヴィクティム、ラトミのものだけだ。
「じゃあ次。ここのうちどこにしたい?」
「選ばなかったところからも依頼はくるんだろう?」
「でも選んだところからは武装の援助があるわよ」
「……リクラスでいこう」
「早いわね、聞いても?」
「まずノブレスは所属すらできないだろう」
「そうね」
「ヴィクティムはどちらかというと大型兵器寄りだし、ラトミは何つかまされるかわかったもんじゃねえ」
「妥当な判断ね。でも多分ラトミからは蹴っても援助はくると思うけど」
「だろうな……」
「先輩、ラトミってあんまり聞かないんですけど、どういう会社なんですか?」
「ぁあ? ……あそこは会社ですらねえよ」
「え?」
「研究機関だ。兵器専門のな」
「なんでそこが、企業の覇権争いに参加するんですか?」
「研究機関だが、成功した製品は販売するし、利益も生じる。この書類を見る限り……」
ラトミの封筒から出てきた書類をぱらぱらとめくり、先輩は顔をしかめた。
「お抱えの傭兵とやらも、一応いるみたいだしな」
「一応……」
「ま、企業と呼んでも差し支えないレベルだろう。生き残りをかけて戦えるだけの力はあるんだからな」
「なるほど。あと、確かリクラスって軍事企業じゃなくないですか?デザイン関係の会社だったような」
「いや。それは表の顔だな。戦争後にできた企業ではあるし、あまりイメージを偏らせたくなかったんだろう。元からかなり軍事に傾倒してた覚えがあるぞ」
「そうなんですか……んで、ノブレスとやらは言わずもがなですね」
「ああ、腐敗した……いや、一部の腐った貴族の成れの果てさ」
……なんで言い直したんだ?まあいいか。
「ヴィクティムも、確か工業や医療機械メーカーだったような」
「あそこはわりと昔から大型機動兵器と砲に定評があるぞ?」
「そうだったのか……」
コホン、とチェイスさんが咳払い。
「じゃあなたたちは明日からリクラスの傭兵。いいわね?」
「ああ」
「……はい」
「じゃあ早速依頼なんだけども」
「はええなぁおい!」
「別に構わないでしょう?」
「……」
「最近ブルーローズが政府から委託されて、あるものを研究してるそうなのよ」
「あるもの?」
「そのあるものを調べてきてほしい、具体的にいうと研究データが入っているであろう端末、サーバーから情報をぶんどって欲しいという仕事よ」
「なるほど。しかし、ブルーローズっつーとレオン側だろ?政府の依頼なんか受けてて大丈夫なのか?」
「あくまで彼らは政府に対して大きく出たいだけだから。別に恩を売っておくことは損ではないわ」
「そうか」
「して、3日後深夜に、大きな物資搬入と清掃が入るそうよ。警備が手薄になるわ」
「そこまで調べてんならリクラス自前の傭兵でよくないか……?」
「試金石みたいなものよ。あなたを試す、ね」
……試す、か。確かに、データ奪取なら、失敗しても直接損害が生じるわけではない。潜入先で捕まっても、トカゲの尻尾切りでなんとかなる。実に理にかなってて、
「ブラックですねぇ……」
「リクラスの傭兵はあまり強くない上に数も少ないのよ。戦争を体験していない層だし」
「というと、他の企業の傭兵は経験者、ですか」
「ほとんどそうなるわ。特に練度だけでいえばRAとスタインあたりは化け物ね」
「旧国軍とそれと同じ歴史を持つ企業ですしね……」
「ま、ジグ君は素人だから今回出番はなさそうだけど」
「言われなくても出張りませんよ」
からからと笑いつつ、鞄からまた封筒を出す。よく間違えないな、あんなにあるのに。
「企業からの潜入先のデータと、調査済みの情報よ。足りないなら自前で補充することね」
「おう、助かる……と、言いたいところだが信憑性は?」
「これを調べるために安くない金額がかかっているわね」
「なら信頼できそうだ。で、一番肝心の」
「報酬でしょ?経費は自腹で、基本38万ね」
「経費自腹でそれかよ……シビアだな」
「教団が金を持ちすぎなのよ。それに、データの内容次第ではボーナス」
「賞与出るのか。わりかしちゃんとした会社だな」
「当たり前。社員を大切にしない企業は滅びるわよ」
「まあ、大体わかった。受けよう、それ」
「助かるわ……あぁ、あと忘れてたんだけども」
「なんだ?」
「任務中は無線とインカムをつけてもらうわ、専属のオペレータがつくから」
「へえ、サポート体制までばっちりか。で、監視か何かか?」
「監視するのは当たり前。ちゃんとあなたの任務を補助してくれるはずよ」
「ま、期待はしないでおく」
「リクラスは新しい企業だけあってオペレータも美人揃いと聞くけど?」
「そういう期待じゃねえし、興味ねえよ」
「なんだ。つれないわね」
「言ってろ」
「さて、ジグ君」
「なんですか改まって」
「私は詰まる所、あなたにこうなってもらいたくて付け回していたのだけど」
「付け回してたことは認めるんですね……」
「何か言うことは?」
「……」
やっぱりこの人、僕は嫌いだ。
「……よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくね。ジグ君」
「話は終わりか?」
「そうね。もう遅いし……この辺でどこか美味しいとこ知らない?」
「美味しい以前の問題が立ち塞がる店ならそれなりに」
僕も1週間ちょい暮らしてわかっている。この町危ない。僕は頻繁に先輩のところを出入りしてるせいか、不本意なことにここにたむろする不良や犯罪者達から恐れられている。
最初に来た時だったら絶対に身ぐるみ剥がされてたと思う。陸さんに感謝だ。
と、いうことで、この辺の店も危ない。落ち着いて食事もできないくらいには。
「そうね……襲われても返り討ちにはできるけど、ゆっくりは食べられそうにないわね」
「素直に中央に戻ることを推奨する」
「じゃあ仕方ないわね」
「チェイスさん」
「あら、何かしら」
「お勧め、ありますよ?」
「……気が利くじゃない。で、あなたでも安全に食事ができて、かつ安全な店なんてあるのかしら?」
「おいジグ馬鹿やめろ」
「…ここです」
…と、いった次第で、先輩が不貞腐れてチェイスさんに夕飯を作り、適当に作ったのにやたら美味しかったり、そのまま先輩を飲みに連れ出そうとしたりして大変でした。
そして、2日前。
「今作戦より、あなた達のオペレータを務めさせていただく、リクラス派遣エージェント部作戦支援課、オペレータ番号06のエイラと申します。基本的にオペレータ06とお呼びください。以後お見知り置きを」
『……』
端末を覗き込んで、僕と先輩は少しの間固まっていた。
上半身からだけでもわかる、手足の長さと長身。ぴっちりしたスーツ。長い黒髪をサイドテールにし、キリッとした眼鏡と、それに負けない凛々しい顔立ち。
(美人揃いってのは冗談か何かかと思ってたぜ)
(本当だったんですね)
「聞こえていますが?」
『ごめんなさい』
二人して謝る。が、彼女は表情一つ崩さず淡々と続けた。
「では、メールに添付したデータを開いておいてください。作戦に関して検討しましょう。何か案はありますか?」
「基本的に俺一人だからなぁ……」
「……お言葉ですが、未経験者でも頭数としてカウントしておいた方がよろしいかと」
「ん?というと、何かこのグズの使い道があるのか?」
グズって言った!この人臆面もなく初対面の人に!僕が!
端末の向こうの顔がにこりとする。が、目が笑っていない。普通に怖い。
「ジグさんにも、しっかりと仕事がありますからね」
……ということで、今に至る。大きな搬入に紛れ込んで、僕が先行。裏口を解錠して先輩と入れ替わり、僕は外で待機という算段だ。なんで僕が先行するかというと、研究所に徒歩で接近できるような能力も経験もないのに加え、陸さん謹製の段ボールに入れるのが僕だけだったからだ。といっても、倉庫から裏口まではすぐ。見つからずに先輩と入れ替わりで外に出て、あとは隠れていればいいそうだ。
必要とあらば魔術で騒ぎを起こして先輩の離脱を支援するが、その心配はいらねえとの先輩。
ちなみにここに入るまでに、相当厳重なチェックが入ったはずなのだが、この段ボール箱、一回も怪しまれないどころかオールグリーンだった。陸さん、これにどんな技術をつぎ込んだんですか。ただの箱にオーバーテクノロジーですよ。
「エイラさん?」
『なんでしょうか』
「聞いてましたよね?」
『ええ、私が発言しないということは、発言の必要がないということですからお構いなく』
「僕が不安になるので反応してください……」
『承知しました』
なんだかロボットみたいな人だ。たまに感情がほんの少し……も出ないけど。
さて、行くとしましょう。一応聴覚強化の呪術をかけてと。
「……」
倉庫に人らしき音源なし。空調と監視カメラ、それ以外は音を出していない。
(カメラの位置は……大体あの隅かな?)
さて。視点が固定なら普段絶対使わないあの光属性の魔術が使える。
属性、光。範囲、正方形。距離、2。方向、前方垂直。形式、反射。
目の前にスッと、影ができる。指定範囲の光を反射する、つまり実体のない鏡を作る魔術だ。だが、実際の鏡と違って、そこに鏡が「ある」と認識することはできないから、監視カメラからすると反射した地面を写すことになる。その後ろを通ってしまえば見つからない、という寸法。
と、いってもこの鏡による隠蔽は俯瞰、かつ動かない視界にしか有効ではないので魔術師としては全くといっていいほど使い道がない。もちろん用途のない魔術をわざわざ覚えている魔術師もいない。自分でも存在を忘れてたくらいだ。
「こういう時がくるとはね」
一応音を立てないようササッと扉まで移動する。ちなみに今の服装は支給されたリクラス製隠密スーツだ。なんだか映画の主人公みたいでわくわくしますねとか先輩に言ったらうるせえモブとか言われた。ひどい。
扉を開け、左右確認。よし、誰もいない。少し変な匂いがするけど、研究所だからそんなもんだろう。
そして、そっと足を踏み出した瞬間、僕は地面に踏み倒されていた。一瞬だった。
「ッ?!」
「動かないで」
女性の声。地面に叩きつけられた身体が痛むが、今はそれどころじゃない。
そして、首に冷たい感触。
これ間違いなく銃だよね。
あれぇ……これ、映画始まって少しの間活躍する人を主人公だと思わせて、それを瞬殺しながら本物の主人公登場!引き立てモブご苦労様!みたいな展開じゃ……?
てことは、終わったじゃん。僕。
章で分けようとも思ったんですが、ややこしい上に見にくいのでこの形式でいくことにしました。今回はチュートリアルである「新入りと逃亡者」より短いです。ていうかそっちが長すぎたんだよ!
・傭兵
戦争時はどこにも加担しない、法外な報酬で動く実戦部隊……だったのだが、戦争の終結により、需要が消失。大半が露頭に迷うこととなり、犯罪者やテロリストに転向する者も珍しくなかった。
だが、これほどの「戦力」を放っておくわけにはいかないと、アトラスが傭兵として雇用を始めたのをきっかけとして、各企業もこぞって傭兵を採用。装備のテスターや、敵対企業に対する直接的、間接的妨害に用いるようになった。再び始まった国内水面下での戦争。日々の生活を保障され、自分たちの価値を認められた彼らの士気は非常に高いものとなっている。
・RA
Regal Armament。リガル・アーマメント。国内最大の軍事産業。銃器はもちろん装備、車両、大型兵器までを取りそろえる武器のデパート。全体的に癖が少なく、扱いやすい武器が多い。またメンテナンス性や安全性にも優れ、安価で品質も安定しているため初心者向け。ただゲテモノや特殊兵器の類は扱っておらず、実績のある物だけを販売する傾向がある。銃器は一定水準以上のものが揃うが、白兵装には疎く、品質も低い。
・ヴィクティム
Victim。比較的地味だが、常に堅実な路線を歩み大企業へと成長してきた企業。武装においてもその堅実さが如実に表れており、高い精度と耐久性、メンテナンス性を有する。特に研究されつくしたUIには定評があり、扱いやすくかつしっかりとした結果を残せる兵器として、多少値が張るが新米には人気。特に砲に関しての造詣が深く、KORYUとシェアを争っている。砲を主力とする大型火器と、それを想定した副兵装、そして状況兵器に定評がある。




