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Re verse  作者: さいう らく
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21/43

Degression 1

「ギルモア西残党追撃」

形式:追撃/防衛

依頼主:WOJ

報酬:後払、出来高。支所被害なしで追加。経費込

領域:ギルモア西部、ギルモア西支所

期限:‐

概要:先日の襲撃の残党の殲滅、及び支所の防衛

条件:敵無力化

備考:ギルモア西支所は再編されたばかりで練度が足りない。協力は難しいだろう。


 


「ったく、無茶言うぜ」


 3日前のギルモア襲撃の残党、それを掃討する任務を請け負ったのはいいのだが。


「ッと!」


 バイクを駆りつつ、すれ違いざまに悪魔を斬りつけるという曲芸じみた攻撃を繰り返しながら、俺は数時間前のことを思い出していた。






「残党?」


 事務所。昼下がりにかかってきた電話に応じたら、陸がやってきた。


「ああ、さすがにあの規模の悪魔だ。統率されていてもはぐれるのだって出てくるだろ」

「そりゃそうだが、何か問題でもあるのか?」

「よりにもよって奴ら、ギルモア東支所に攻撃しやがった」

「東……で?何か問題でも?」

「まあ一回目は問題なくいなしたんだよ」

「……一回目?」

「ああ、それで平和ボケしてる東支所はそのタイミングでずっとサボってた装備の点検を始めて第二波」

「アホか」

「……も、なんとかした」

「あれ?」

「が、まあ結構な被害が出てな、治療や修復に人員を割かれているうちに」

「悪魔の死体を処理し損ねた、と」

「それでまあご近所の潜伏してた悪魔がよいしょと腰を起こして殺到したということだ」

「バーゲンか何か…」

「で、それが現在進行形。もうすぐ接敵」

「そうか。それは不幸な事件だったな」

「待て待て勝手に終わらすな」

「えー…」

「今回はちゃんと依頼をとりつけてきてる」

「間に合わなければ失敗だよな?」

「間に合わせろよ……」

「しゃーない、行くか」

「お、やってくれるか」

「適当にギルモアで買い物して間に合うようなら行くわ」

「後にしてくれ……」

「冗談、で?報酬は?」

「出来高だな 支所防衛で+50万ってとこか」

「経費は?」

「出る」

「乗った」


「あ、陸さん」

「おージグ、しばらくぶり」

「先輩どこかに……って」


 言い終わる前に俺はバタンとけたたましくドアを蹴飛ばして出ていく。


「せっかちですねえ……」

「まああいつは元があんなだからな」

「せっかくお茶淹れたのに」

「お、もらおうか」

「あ、はい」


「……まずいな」

「先輩ほどじゃないですが陸さんも大概ですね……」






 残敵を追撃して処理するんじゃなかったのかよ。この数、既に結構見逃して視界の後方へと消えている。

 追撃後、追い越して反転迎撃とかどこのワンマンアーミーですかっての。


 敵主力は手負いのリザードにゴブリン種ってとこか。

 小鬼と称されるゴブリンは、武器なし1on1なら下手すりゃ人間でも殴り倒せるレベルの弱小悪魔だが、まあこの手のお約束というか、必ず群れで現れる。逆に単騎で突っ込んでくるようなら警戒すべき相手ともいえる。


 幸い今の俺には残敵数、種類、位置や速度まで把握できる。2日ほど試した甲斐あって片手でバイクのステアリングを切りつつ悪魔を斬るのも容易だ。


「そろそろ支所か。残りは……約半数ってとこかね」


 人間より少し背丈の小さいボールのようなゴブリンの頭を、ゴルフとも野球ともつかない中途半端な高さのスイングで吹っ飛ばしつつ、前方にうっすら現れた支所を見る。

 ギルモア東。小高い丘とそれなりの密度の木々が群生する少しリッチな土地だ。

 それも富豪の巣窟である隣のダールの影響、もとい影響を受けたい一般人の願いみたいなものでもあるが。

 故に人口密度も低くさほど重要な生産拠点でもない。ダールそのものの警備はトップクラスなのだから手薄になるのも頷ける。

 いや、だからこそ手厚くしなきゃ駄目なんじゃないのか?

 まぁ、そこんとこは俺の預かり知るところではない。今は警備が手薄だったから俺が働く羽目になったというのが大事なんだ。

 考えてみりゃなんで俺がケツ拭かにゃならんのだ。って金と実績のためだよな。

 お、あの二匹まとめて斬れるかな。


 と、本当に二匹まとめて斬りながら、こんなとめどない思考をしながら、俺はゴブリンの眼差しが変化していることに気づいた。


(恐れている、か)


 そりゃそうだ。お世辞にも平坦とはいえない道を、時速80km/sくらいで同胞の首を続々とホームラン?ホールインワン?しながら突っ込んでくるのは恐怖でしかない。期せずして、3日前とほぼ同じ状況になっている。


「うし、そろそろか」


 ゴブリンの相手をやめ、追い抜くように加速する。十分数は減らした。後は迎撃するのみ。


『誰だ!』


 案の定、警備らしき人物が声を張り上げる。


「……」


 無視してそのまま正門前へと俺は停車。やはり高級地だけあって支所そのものも豪華だな、幾分。


『何者だ!言え!」


 ……あぁ、そうだった。今は教団の制服着てねえんだ。


「ギビング東支所のボルカノ、追撃任務中だ」

「本部が腕利きをよこすと言っていたが……貴様が?」

「本部うんぬんは知らん、邪魔はするなよ」

「何?」


 支所から顔を背け、左眼を起動する。


 俺が追い抜いたことで一部は敗走を始めてるな。リザードは概ねこちらに向かっていて、ゴブリンの最初の方に見逃した奴らも依然行動中。


「独断での行動は許さん、まずこちらに合流して」

「あんたらと協力しろ、との通達はなかった」

「それでも普通は」

「出来高らしいんでな 馴れ合うつもりはない」

「何だと……!」

「手柄が欲しけりゃ出てこい、命が惜しけりゃ引こもってろ」

「くっ……」


 全く。これは平和ボケとか言われるわけだな。アホかと。


「さて、と」


 風のコアを展開、双剣に錬成する。いくら双剣が苦手といっても、こいつが一番力を発揮できる形態がこれなんだから仕方が無い。

 まあ、大概の刃物は一通り手にはしてるから使えないってこともないんだけどなぁ。


「いっちょ暴れるとしますかね」


 十二分に把握した脚力をフルに発揮して前へ出る。速い。目に見えて、というわけではないが実感できるレベルの差だ。


 先頭、肢体や尻尾、棘などが欠損したリザードが吼える。だが、先日ほどの元気はない。


 いきなり噛み付いてきたのをフェイントをかけてかわしつつ、その頭を一閃。


 ボトリと首から先が飛んでいった。


「次!」


 尻尾を無くした個体を縦に裂く。


 足を引きずる個体の腹を抉り取る。


「……!」


 左眼が警笛を鳴らす。とっさに上を見た。


「甲斐甲斐しい左眼だな!」


 頭上の木から降下してきたゴブリンを横転して避け、着地した瞬間を狙って地を這うように刃を走らせる。


 首尾よく両足を切断した直後、そのまま起き上がりつつ後ろ回し蹴りで切断面より上を吹っ飛ばす。


 我ながら無茶な挙動だ。常人……というか人なら股関節がやられるだろうな。

 勿論痛覚が麻痺したわけじゃない。むしろ前よりかは鋭敏になっている。

 この動きができる理由は、筋力強化というよりどちらかというと体組織の強度向上にある。

 色々試してはみたが、皮膚は大差ないとして、筋肉、そして骨と深層にいくほど強度が上がっている。故に通常なら身体に負荷をかけるような運動でも、特に疲労なく、痛みなく行える。

 早い動きに必要なのは力よりもそれに耐えうるフレームの剛性。理にかなった強化だ。


 と、考えているうちに背後から魔術が飛んでくる。俺を大きく逸らしているところを見ると援護のつもりか?


「ボルカノとやら!」

「んだよ、こっちは忙しいんだ!」

「我々も加勢する。君が誰かなどこの際どうでもいい、とりあえず守り切れればそれで充分だ!」

「……へぇ」


 わかってんじゃん。意外と。


「だったら守りは任せていいな!」

「当然だ!」


 ふむ。好都合。防衛は苦手だ。やっぱ殲滅でないとな!


「じゃ、任せる」

「あっ……おい!」


 木陰のゴブリンを木ごと両断しつつ、元来た道を戻る。速さで勝るリザードは大方片付けた。あとは突撃をやめ、地形戦に移行したゴブリンを片付けるのみ。


 それに、今のところこの左眼や身体能力に関して知られたくないということもある。どちらにせよ単独行動が前提になるし。


 足元に刀を突き立て、地中のゴブリンの脳天を串刺し。そのままその真上から襲い来るリザードを大振りに斬り上げる。


 残り…10を切ったか?


『ギュるァ!』


 絞り出すような、特徴のあるゴブリンの鳴き声。


「…!」


 四方八方。今感知しているゴブリン全てが一斉に飛びかかってきた。


「いい戦術だ。だが……」


 展開。範囲、円形。距離、5-10。方向、上方。形式、切断。


 俺を中心に、円形に巻き上げる鋭い空気の塊。

 血飛沫を撒き散らしながら、ゴブリン達は宙を舞う。


「…?!」


 一匹……挙動がおかしい。血が、飛び散らない?

 そして、霊子含有量が多い!まさか……。


「ぐっ……」


 直後にゴブリンの死体(・・)から飛び出た真紅の杭をとっさに受ける。が、本数が多い。2本ほど直撃だ。


「ゴーレムか……」


 べちゃり、とゴブリンの身体から抜け落ちた血液が人に似た、悪魔の形を形成する。


 ブラッドゴーレム。血を媒介にする、最も一般的なゴーレム種だ。といってもゴーレム自体が珍しいからこの事態は予想外だが。


「油断したな、くそ」


 手足それぞれ1箇所食らった。だがその傷はもう既にほぼ塞がっている。恐ろしい回復速度だ。


 手負いになったと勘違いしたゴーレムは、変形することなく直接こちらに歩み寄ってくる。べちゃり、べちゃりと。


 勿論、何もない血がいきなりゴーレムとして動き出すわけではない。ある程度霊子を含む物体に触媒としての核が接することでゴーレムとして覚醒するのだ。

 故に、霊子を多く含みやすい血液が媒体になることが多い。つまりは霊子さえあれば他もあり得る、ということでもある。

 そして、外部から霊子を供給する手段を持たないゴーレムは他の触媒に乗り換えたり、吸収することで生き長らえる。今も俺を乗っ取るか吸収でもするつもりなんだろう。


 わざとらしく膝をつき、背中でぜぇぜぇと息をする。


 ゆっくりとこちらに歩み寄り、両手を伸ばすゴーレム。

 血液でできているが故に、核以外への物理攻撃は全て無効。

 元を正せば物理攻撃の風属性も、効果はない。


 なので……


「こうさせてもらう」


 俺は大きく踏み込むと、左手を奴の腹の中に(・・)突っ込んだ。


 一瞬驚いたようだが、ゴーレムはその流動的な顔に歪んだ笑みのようなものを浮かべた。


「そうはいかねえんだな」


 俺はなんてことなく、左手を引き抜く。


 展開。範囲、発散。距離、なし。方向、全方位。時間、遅延+5。形式……



 放電。


 きっかり5秒後、超高電圧による熱で血液が一瞬で蒸発、破裂音が響いた。


「痛っ!」


 飛び散った飛沫やら焦げカスが身体にべちべちと当たる。忘れてた、これやる時はもっと距離置かにゃならんのだった。

 身体についた汚れを払いつつ、左眼で周囲を見渡す。

 後方でまだ交戦中のようだが、俺が出るまでもないだろう。

 後は敵影なし。任務完了かね。


「陸」

『ん、どうした』

「とりあえず片付けた」

『……速くね?』

「こんなもんだろ、ということで後処理よろしく」

『くそ、もう少し時間かかると踏んでいたのに』


 はっはっは、残念。昔の俺とは違う。


「じゃ、そゆことで」

『ああ、ご苦労様』


 さて帰ろう、と思った。その時。


「君が増援か」

「ん?」


 剣を担いで少し息の荒い、顔立ちの整った男が話しかけてきた。


「こっちは片付いた。そちらはどうだ」

「問題ない、俺の仕事は終わりだ。帰らせてもら……」

「まあ、どうせ後処理が終わるまでは暇だろう、少しうちで休まないか」

「……」

「名乗るのが遅れたな。私はロズル、ギルモア東支所長だ」


 爽やかな笑顔。

 げんなり。断る理由が見当たらない。向こうは俺のことを知らないらしいし、全くの善意っぽいしな……。


「……どうした?来ないのか?」

「わかったよ」






「では、君が噂の白い悪魔というわけか」

「……そうだよ」

「ああ、すまない。この呼び方は嫌いだったかな」

「いいや、大抵そう呼ぶ奴が俺の嫌いな奴なだけだよ」

「ははは、そうか」


 ギルモア東支所。ちょっとした豪邸のような場所だ。

 出された茶も銘柄まではわからないが豪華なもののようだし、相当金かかってんなぁ。


「だから君を招き入れると言った時、真っ青になる奴がいたわけか」

「へえ、そいつ殴り倒してもいいかな」

「やめとけ、逃げ足だけは随一の女だ」

「冗談だよ」


 やりにくい。この男、つまりは支所長は半年前に教団に入ったらしいため俺のことを知らない。


「しかし、そう警戒することもないだろう。同じ教団じゃないか」

「その同じ教団にえらい目に遭わされたんだ、無理な話だね」

「それに最近は悪魔の質が上がるとともに、出現場所もランダム、散発的になって教団もかなりの死者を出している。入れ替わりが激しいから、君のことを知る者もかなり減ったと思うのだが」

「多い少ないじゃない。いることが問題なんだ」

「頑なだな……まぁ、新米の私がとやかく言えることではないな」

「新米っても俺より年上じゃねえか」

「年上にそういう口を利く君も大概だと思うが」

「自惚れが激しいみたいでな」

「ははは、噂に聞くより面白い人間じゃないか、君」

「……」


 …やっぱりやりにくい。この手の奴は。


「そういえば、この場所が気になるかな?」

「場所?」

「支所にあるまじき絢爛さだと思ってるだろう?」

「あぁ……まあ」


 そのことか。やっぱなんか訳ありなのか?


「ここは実は元々私の別荘なのだ」

「……は?!」

「私はちょっとした貴族の生まれでな 教団に入るにあたって別荘であるここを支所として提起したのだ」

「ちょっと待て、ということは元ノブレスってことか」

「そうなるな 私は直接関わっていたわけではないが」


 ノブレス。正式にはノブレッセオブリッジという財閥だ。戦争が始まるまでの、いわゆる貴族がもれなく所属する機関が、時代に合わせて変わっていった成れの果て。


「……よく教団に入れたな」

「端的に言うと、私の実家が守護する地域が悪魔の襲撃に遭ってな。ちょうどその時いなかった私を除いた一族が全滅してしまった」

「そりゃ、まぁ……気の毒に」

「そもそも私は出奔していた身でね、その事に関してはさほど気にしてはいない」

「そうか」

「そして後始末を終え、莫大な遺産と土地を手に入れたが……面倒なことになるのは目に見えるだろう?」

「想像したくねえな」

「正直そっちの方が応えたさ。特にこのご時世に貪欲な奴らをあしらうのは手間だった」


 ……なんか遠い目してる。聞かないでおこう。


「それで嫌気がさして、教団に入ったと?」

「ああ、ここの方がよっぽど楽しい」

「ふぅん……」


『所長!』


「お、出たか」

「付近、敵影なし。全滅だと思われます!」


 俺が見れば一発なんだけどな。まあ信じてもらえないけど。

 ちなみに、今回で意図せずわかったが、この左眼の、いわば視力はおおよそ1km、反応してくれるのは10mくらいだとわかった。さすがに万能とまではいかないようだ。


「よし、じゃあ今度こそ大丈夫だな」

「そういや、メンテナンスの指示を出したのはあんたか?」

「その事に関しては私の判断ミスだ。素直に認める」

「聞いた時は大した阿呆だと思ったが、そういうわけでもなさそうだし説教じみた真似はしないさ」

「阿呆、か。まだまだ私も甘いからな」

「ま、精々頑張れよ。お坊ちゃん」

「ははは、こちらこそ改めて礼を言うよ。ありがとう」

「……」




 ……やりにくい。


「またどこかで会う時もあるだろう。その時は恩を返させてもらうよ」

「仕事だからな……恩とか、そういうのじゃないだろ」

「没落しても貴族とやらの気質は変わらないんだ、素直に受け取ってほしい」

「……わかったよ」






「……って感じだった」

「へえ、ギルモア東支所は引越しメンバー総とっかえって聞いてたけどまさかそこまでとはな」


 ギルモアの郊外、街角の喫茶店にて陸に報告。


「まあ、今後が楽しみだな」

「……」


 貴族、ね。金や身分があっても、それで満足しえないものか……。


「んで、かなり速く片付いたからには?」

「お前に料理は振舞わないぞ」

「ケチくせえ……」

「金を払え」

「普通にケチだった」

「俺はタダ働きなんてのはごめんなんでね」

「の割には、ジグにたんぱく質豊富な身体強化用メニューを振舞ってるようじゃないか」

「……あいつには事務所の掃除やら雑用してもらってるしな」

「またまたぁ、要は人に食わせないと料理する気になれないんだろう?」

「効率悪いんだよ、あいつを鍛えてさっさと手放すためにはトレーニングから食事まで管理しねえと埒が明かない」

「素直じゃないねぇ」

「それで結構だ 俺はもう行くぞ」

「おう、お疲れ様 報酬は後で振り込んでおく」

「頼む」


 俺は自分の分の会計を済ませ、バイクのエンジンをかける。


「あとさ」

「なんだよ」

「お前って、やっぱお人好しだよな」




 ……無視して俺はアクセルを踏んだ。


「ギルモア西残党追撃」

形式:追撃/防衛

依頼主:WOJ

結果:達成

報酬:620000A


・ゴブリン

 ゴブリン種。全長1mにも満たない小型悪魔。小鬼と称される。単体での戦闘力は小型悪魔の中でも随一だが、所詮は小型。素人でも対処しようと思えばなんとかなる程度の強さでしかない。ただ、大抵群れで行動するためそうなるとそれなりには厄介な相手。また他種とも連携が取れるくらいには知能も有する。寄生タイプの悪魔の温床にもなりやすい。

・ゴーレム

 ゴーレム種。地獄で「造られた」とされる兵器タイプの悪魔。眼球程度の大きさの核が本体。霊子を含む物体に取り付き、それを操る。そのため大抵は霊子を含みやすい血液を媒体にするため最もポピュラーなものとしてブラッドゴーレムと呼称される。稀にそれ以外のものに取り付くこともあるが、その時は○○ゴーレムと名称が変わる。

・ノブレス

 ノブレッセオブリッジ。一応は近接武器メーカーの大手だが、その実態は古来より続く貴族の財閥。今やその名前だけが引き継がれているが、内部の体制はもう完全に原型をとどめてはいない。

 非常に多彩かつ廉価な武器を生産し、意匠にも定評があるが霊子鋳造の技術はまだ発達中、といったところである。


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