バロウ先生との出会い
イングとフォダがガラスのピラミッドに到着し、バロウ先生のもとで修行を始める。しかし、その修行は二人が思っていたほど簡単なものではなかった。
イングとフォダがガラスのピラミッドに入ると、そこにはたくさんの作業員がいる巨大な建物があった。
二人が周りを見ていると、突然、一人の老人が目の前に現れた。
老人はいきなりイングとフォダの髪をつかみ、二人を中へ引っ張り始めた。
イングは叫んだ。
「アアアッ! 髪が!」
フォダは言った。
「離せ、このジジイ! 何をするんだ?!」
しかし、老人はそのまま二人を中へ引っ張っていった。
そして立ち止まり、二人を見て言った。
「なぜここへ来た?」
イングは答えた。
「修行をするために来ました。」
するとイングは、ダキラからもらった手紙を取り出し、老人に渡した。
老人は手紙を受け取り、目を通した。
そして言った。
「なるほど。では、先にカインの七つの技を修行するか、それともジョードルを修行するか。お前たちがどんなジョードルを身につけるのか調べてみよう。」
老人はイングの額に指を当てた。
突然――
「アアアアアアアアアアア!」
イングは勢いよく飛ばされ、壁に激突した。
フォダは叫んだ。
「イング! 大丈夫か?!」
老人はイングを見て言った。
「王族の血筋はないようだ。しかし、どんなジョードルを身につけるのかは分からなかった。もしかすると、お前は強いのかもしれないな。」
そして老人は言った。
「では、最初の精神の結び目を開こう。」
フォダは言った。
「俺は学ばない。」
老人は答えた。
「普通の男だな。まあ、いい。」
そして老人は二人に尋ねた。
「ここにはどのくらいいる?」
老人は答えた。
「約二か月だ。」
老人はイングに言った。
「座れ。」
イングが座ると、老人はイングの頭をつかみ、強く押した。
「アアアアアアアアアアア! 何をするんだ?! もう耐えられない!」
老人は言った。
「学びに来たんじゃなかったのか?」
「何をしているんだ?」
老人は答えた。
「お前の忍耐力がどれほどあるのか調べている。」
そして試験を終えると、老人はイングに言った。
「次は階段を千回、飛び跳ねながら上り下りしろ。」
イングは階段を見て驚いた。
すると突然、イングは自分がナコラ軍の試験まで、あと24日しかないことを思い出した。
「待って! 試験まであと24日しかない!」
フォダはイングを見た。
すると老人は言った。
「ならば、時間を無駄にするな。」
イングは拳を握りしめた。
「やってやる!」
老人はイングを見て言った。
「今から何をするか分かるか?」
「何?」
老人は言った。
「お前は今から、カインの七つの技を学ぶんだ。」
練習を終えると、イングは異常なほど速くなっていた。
「うわあ!」
老人は言った。
「もっと練習する必要がある。」
フォダも立ち上がった。
「俺もカインの七つの技だけを学ぶ。でも、ジョードルは絶対に学ばない。ヒヒヒヒ。」
そしてフォダも修行を始めた。
最初の練習を終えると、老人は言った。
「では、二つ目の練習だ。」
フォダは尋ねた。
「何だ?」
老人は答えた。
「耐久力だ。腕立て伏せを一万回。」
フォダの目が大きく見開かれた。
「一万回?!」
イングとフォダは練習を始めた。
そして二人は疲れ果てながら、最初の練習を終えた。
老人は言った。
「失敗だ。」
そして続けた。
「今は休め。」
イングは座った。
老人は二人に甘いお菓子を一粒ずつ渡した。
「さあ、もう一度やれ。」
そしてしばらくして、老人は二人に尋ねた。
「続けるか? それとも明日にするか?」
老人は少し考えて言った。
「……俺自身、よく分からなくなってきた。」
イングとフォダは老人を見つめた。
「お前の名前は?」
老人は答えた。
「フラー・バロウだ。」
その夜、イングは眠りながらフラー・ダキラとフラー・イングのことを考えていた。
そして、フラー・バロウのことも考えた。
「フラー・バロウ……フラー・ダキラ……フラー・イング……。どうして名前がこんなに似ているんだ?」
イングは「フラー」という名前の共通点について考え続けた。
やがて眠気に負け、イングは眠りについた。
イングは眠りについたが、「フラー」という名前の共通点が気になっていた。その名前に隠された秘密を、まだ彼は知らなかった。




