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月に咲く花

作者: 右京

月面に降り立った宇宙飛行士は、月で見つけた見た事の無い種を


地球へ持ち帰った


小さな花壇にに種を埋めたものの一向に芽さえ出なかった


ひょっとしたら種に見えるだけで種じゃないのか


それとも地球の環境が合わなかったのか


宇宙飛行士は、種を掘り起こし次に月へ向かう宇宙飛行士へ種を委ねた


種は、月へ帰る事ができた


月へ持ち帰った宇宙飛行士は、伝言通り月の地面に埋めて帰ってきた


何故月へ種を埋めさせたのか、気になった宇宙飛行士は


地球へ種を持ち帰って来た宇宙飛行士に理由を尋ねた


「俺が、月へ行く事は二度と無いだろう。月に埋めた種から芽が出て


花を咲かせたら・・・考えるだけで何か夢があって良いだろ?」


間もなくして病死した宇宙飛行士


安らかな死に顔は、少し微笑んで見えた。別れに訪れた月へ種を埋めた


宇宙飛行士は、囁いた



「彼は、月に咲く花を見に行ったんだよ、きっと。」

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