別視点。アンデットキングの日記
アンデットキングの日記
干支暦40年 虎月7日
魔道国で私に敵うものはいなくなった
宮廷魔道師の総元帥となった
火、水、風、土、木
属性魔法の粋は私の知識に保管されている
だが私の魔法は完成されたのだろうか
まだ見ぬ魔法があるはずだ…
まずは戦争で効力を試していこう
干支暦40年 馬月12日
帝国は武力に頼り、魔道への探求を怠っている。私たちの魔道国が世界に力を示す日が近づいている
研究も進んでいる
国王よりアイテムを授かる
なんでも神威国王からの献上品との事
魔道の強化につながるらしいが
不思議な装飾品の勾玉だ
深い。そして赤い。黒とも表現できそうだ
干支暦41年 申月1日
モンスターの属性は対応した属性が存在する
火、水、風、土、木
では…アンデットは何に属するのか
私は一つの仮説を立てた
アンデットは五行以外に属している
つまり他の魔法が存在するという仮説
必ずや見つけてみせる
装飾品を付けてから魔力の上昇が見られる
疲労感も少ない
研究には助かる
干支暦42年 鼠月5日
自由連合からの要請で討伐隊を指揮する
研究資金の補助に役立つ
国王も他国への影響力が増加し、最近機嫌がよい。近々帝国との戦になりそうだ
ターゲットのエルダーリッチを運良く捕獲に成功する
ただ、代償も大きく、弟子達を失った
まぁエルダーリッチに期待するか
それにしても驚いた
エルダーリッチが人語を理解した事だ
私も特殊だが、此奴もまた特殊だ
エルダーリッチをエルと名付け
研究を進める
干支暦42年 猪月30日
エルはよい弟子となっている
エルとの研究が一つの成果となった
死霊魔法はアンデットにしか使用できない
だが、闇魔法という新たな魔法の開発に成功
闇魔法により自己分解を行う
鏡で見る姿が人外になっているが、魔法解除で元に戻る事は可能
最近、身体が冷えてしょうがない
はやく暖かな季節にならないか
闇魔法の研究開発を進める
干支暦43年 辰月9日
闇魔法を使用し続けた事で、自己分解により身体を煙化する事に成功する
これは魔法ではなくスキルとして後天的に獲得した
スキルの後天的獲得は偉大な発見だ
国力増加に繋がるだろう
国王は最近ワシの話を聞かなくなった…まったく、これ程強くなれたのは誰のおかげか…
最近、痩せてきたがあまり気にならない…食事をする時間も惜しいほどだ…
各軍団元帥が意見書をもってきたが灰にしておいた…まったく時間の無駄だ…
干支暦43年 巳月24日
エルが何処からかアイテムを持ってきた
跪き。私を王にしたいと語った
神威国は同盟を結ぶとな…
ナゼエルが神威国と関係が…
私は王などに興味がない…
魔道国に王は一人いればよいのだ…
そういえば。私は総元帥としての仕事をしていない気がするが…
まぁよい…もうすぐ研究の成果が型になる
干支暦44年 未月1日
エルが持ってきたアイテムが気になる
死王の冠
鏡で映る己の姿がわからない…
闇魔法を使用した結果か……
煙化する事にで皮膚や肉がなくなった…
究極体なのかもしれないな…
エルが仲間がほしいと言っている
どうにか作れないものか…
干支歴44年 猫月53日
死王の冠ハいい
胸の魔が玉とキョウメイしている
チカラが、わいてクル
エルのナカマも作るコトがデきた…
もっとツくっテやるカらな
エ支歴 4ハチ年 ネ月*二ち
ワタシはキングだ
魔ホウをキワめたキンぐ
マドウこく?国おウなどワシがオうだ
エルとナカマタちに囲マレしあワせダ
モッとみなヲシアわせ二
ソウだ
モッともっト
多クのナカまを
マ法をツかいアンでっとを増ヤセ
ー。わ。ーにカたち
ワレは、
アンデットギング
コノヨデ
タッタヒトリノ
ギングナノダ
マズハテイコクヲセメヨ
…日記はここで終わっていた…