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チュートリアル③

本日3話目

前世の便利さを希望しても…

活動しなきゃ…食い物にもありつけない…


でも……

チュートリアルが随分進んだ気がする


二人で森の茂みを掻き分ける


少し進むと川があった

水の確保ができたのはありがたい


水辺には大きな鳥たちが羽根を休めている



「では、あの鳥を狩りましょう」


チュートリアルまた始まったな



特に道具もナシ。どうやって仕留める。

んー。。わからん。。。



「では、MPを放出して、仕留めてください」



「は?さっきの巨大バズーカみたいなのを撃ち込んだら、地形が変わっちまうだろ!」



「いえ。できるはずです。

MP消費は1で、もっと照準を絞り、一点を狙う。はい!ではやってみましょう」



「そんなに簡単料理みたいにすぐ出来るかよ……」



…ビリビリ…



…はい。やります…

その脅しはやめましょぅょ…


…えーと照準をしぼって……

放出!MP1

《リターンマジック》


ビュー


鳥の首に放射された

まるでレーザービーム


水を飲む、鳥の首がどさりと落ちる


ドサッ



「よし!成功!?」


……簡単…じゃないな……


鳥の先にあった木々を貫通してる…

これ使う場所間違えたら、大量殺人だ。。


…ジュワァン…


数秒すると鳥は蒸発するように消え、そこには大きな鳥肉と羽根が落ちている。



「ん?」

ドロップアイテムか?

異世界ってRPGですか…



「ちょうどいいタイミングですね。

物品の吸収と放出も行いましょう。

右手でアイテムを吸収してください」



的確なアドバイス。どーもー

ほんじゃまー右手でね


吸収!

《ストレージアイテム》



「きっ……消えた!」

便利ぃーこれすごぃ!


自分を感じてみる

HP 0

MP −1

物 2


「あ…そういや…マイナスだった…」


まぁー今はおいておこ…

で、いったいどんなアイテム?


物をポチ


○鳥肉

比較的一般的に流通している

○鳥の羽

装飾品などに利用される


「吸収すると鑑定もできるのか!」

ちょー便利!


「では、今度はアイテムを出してください」


はいはぃ…やりますよー

左手を出して


放出!

《リターンアイテム》



鳥肉を取り出した



「さて、これをどうやって食べるか⁈」



「こちらに火を用意しています。

炙り焼きでいかがでしょうか?

鳥肉をこの枝で刺して

火に当てれば……」


じゃー早速、お願いします!


ジリジリ…ポタ…ジュー…


いい匂いだ

鳥肉から油が滴る

胃袋が震える

「はら…へった…」



「焼けたと思います。どうぞ」



「コトミさん、ありがとう!

じゃー半分」



カブっっ



うまっっ!

噛むたびに美味い脂が!

「焼き鳥うますぎ!」



コトミさんも食べてる。



やっぱ食事は一人じゃねー。


モグモグ

モグモグ

モグモグ

ゴクン


満腹!

「幸せぇー」


俺、旨い物食べたら幸せなんだから…

簡単です…



◇◇◇◇



あっという間に3日が過ぎた。

チュートリアルは無事に終わった?



あれから、獣やモンスターを倒した。

【希望と絶望 】

スキルも意外とコントロールできている。



結果、レベルが3になった。

振り分けポイントが増えた

初期の50ポイント

+レベルアップで追加した12ポイント


12ポイント?そう。こんな感じ。

レベルアップでゼウス様の加護で5ポイント

死神代行の報酬1ポイント

レベル2アップ分で12ポイント!



62ポイント。

どうすっかなぁー。

まー倒してアイテムも色々溜まったからな!

とりあえず食いもんも困らないか。


しかし…色んなモンスターいたな

風属性の魔法はカマイタチみたいで厄介だった

でも、旨い牛肉も手に入れたし良しだな



自身を感じる。

HP +32

MP +7.8

物 46



MP +7.8 不思議でしょ。コントロールして放出を0.1単位で行なっている。森林破壊は抑制できるようになった。



情報

名前 イツミ(ドール・イツミ)

種族 猿人 ヒト

性別 男

LV. 3 (レベルアップまで 207 )

HP 1052

MP 1060

JOB 神者 死神代行

宿命 なし



能力

攻撃力 10( +50 )

防御力 12( +50 ) ( +1 )

俊敏性 15( +50 )

技巧性 7( +50 )

魔道力 14( +50 ) ( +1 )

幸運 77( +50 )

振り分けポイント 62


レベルアップで能力の基礎も向上している。

魔道力の上昇が大きい。攻撃方法が放出による魔法だからか?俺の体質か?



「ではイツミ様。今後の生活にご期待しています。良き生活を。それでは失礼します」



あっさり

さっぱりした感じだ



扉が閉まる



やっぱりコトミさん帰ったんだな…

これで1人になった

だいぶ……寂しい……




何しよ。

。。

。。。

。。。。

困った。んー

とりあえず、食べ物あるし、身は守れる

急に死ぬ事はないな





ガチャ




「イツミ様」



「うぉわ!

何⁈コトミさん⁈忘れ物?」



「いや……。

帰りの扉が召喚できないです」



なんですと……?

……つまり……?



「帰れません」



ほぅ?



「ゼウス様への連絡もつきませんでした。

しばらくご一緒でもよろしいでしょうか?」



「はぃ?」



「旅は道連れと言いますし…?」



また変わった言葉を引用して。

でも、コトミさん物知りだから、安心だよな



「とりあえずゼウス様に連絡着くまで一緒にいますか!」



「よろしくお願いします。

イツミ様はこの森で生活を続けますか。

街に出て生活をおりますか」



ここにずっといる訳にいかないしな。

「ほんじゃーとりあえず一緒にここを出ますか!」



「はい!」



なにその笑顔!クールビューティーがその笑顔って!マジ惚れちゃう!

でも、キレたらビリビリですからね。。



「ここの森を抜けたところにチャイロという街があるはずです」



ほんじゃ、まー行くか?

特に荷物も無いし、今からでも良いか。

「コトミさん、今から行きますか?」



「わかりました。ではチャイロの街に向かいましょう」



死神と旅ってのも危険な気もするが…

2人で気楽旅も悪くないか



こうして2人の旅が始まった…



ー実は…ー

コトミが早い事、酒にありつきたいがために誘導した。この街への転居をきっかけに、自由な気ままな旅が、やがて世界を巻き込む大乱につながっていく事を今は誰も知らない……


いよいよ。森を抜け街に向かいます。

でも、次回はちょっと別視点を考えてます。

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