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チュートリアル②

本日二話更新できました。

「もしもし?」

ダメだ。イノシシ動かない。死んだ……?



「今のが生命力に対しての吸収です」

コトミさん淡々と説明。

クールビューティーですね。



で、つまり怯えきったイノシシちゃんのHPを俺が吸い取ったと。



「自分を感じてください。吸収した状況がわかるはずです」


「感じる……」

俺の中に吸収したHPを感じる。

HP +7

MP 0

物 0


「おぉぉ!」



では次にイノシシを蘇らせて下さい。


「はぃ?」

コトミさん!いきなりスーパースキル登場ですか!


「いえ。イツミ様が行うのです。吸収でHPを0にした場合に限り、3分以内であれば蘇生が可能ですので…」



「えーっ俺が?蘇らせるの?

そんなスキルありませんけど!」



「イノシシに左手で触れて、念じてください」



簡単な説明ありがとうございます。。

要領はさっきと同じね。

はいはい!よくわからないけど、やりますよ!

チュートリアルなんでしょ!



イノシシに左手で触れて念じる。

放出!

《リターンエナジー》




ビクン!!


イノシシは飛び起き、震えながら森へダッシュ!…絶対泣いてたよ…。




「だけど……すげぇ…な」


再び自分を感じる

HP −6

MP 0

物 0



「何故にマイナス!」




「このように蘇生は大変な生命を使用します。0から1に。つまり蘇生する際は、対象の最大HP分を必要とします」



「はやく言ってよー!」



今使用したHPは

イノシシの最大HP7を使用して蘇生。

その後、全回復に6。

合わせ13使用。で赤字のマイナス。



「マイナスってやばくないか」



「大丈夫です。

基本的にマイナスの場合、夜12時に取り立てが発生します。取り立て時は自身のHPで精算する形になります」




借金取り立てが12時って、リアルすぎ!

考えて使わないと死ぬなこれ。。

当分はゼウス様特典で死ぬ事はないけど…



「これって一部使用は出来るの?」



「吸収、放出ともに可能です。

念じる際に指定すればできるはずです。

では、私に右手で触れ、HP6だけ吸収してください」



なんだろう。

完全にチュートリアルの流れで誘導されている。

はーい!やりまーす!やりますよー!

変に口答えしたらビリビリですからね…


う……でも…触っていい場所って…


無難に肩か…


吸収!HP 6

《エナジードレイン》



「おー吸えた」

HP 0

MP 0

物 0

マイナスなくなった!

本当にチュートリアルだな…




「あのーHP吸えたり、出したり。分かりました!

で、MPって項目もあるけど…吸えるの?」




「右手で吸収してくださいね」




「え?何?」

唐突に…


。。。


えっっなんだあれ!!!

ちょっ コトミさん…それ…



「はい。ファイヤーボールです。

では行きますよ!」



ボールじゃないだろ!

後ろの家よりでけぇー!

これを吸うのか⁈

燃えるか!?ぜってぇー無理!!



ぽいっ

「何軽く投げてるのっっ」



き……きたー!

右手!右手で吸収!



右手を突き出し、念じる

全身、汗が!

熱いっっぃっっ


吸収!

《マジックドレイン》



「うぉー!!!!!!」

右手にどでかい火が吸い込まれる



はぁーはぁー

死ぬ…死ぬ手前だよ。



「よく出来ましたね。

それでは次に」



だから死ぬ手前だったから…

サクサク進むのね

チュートリアルですもんね……



「では、吸収した内容を確認してください」



HP 0

MP +5

物 0

「はっっ!あの大きさで5なの!!」

そっちが驚きだよ



「今のはスキル。ファイヤーボール

消費MPは5

説明ついでに言っておきますが、スキル威力は消費MPに能力値を足した数値が威力になります。ですので、能力値が高いと威力が高い事になります。

では、次にそれを放出してみてください」



MPを放出?

それは魔法か!

異世界っぽい!?

やってみるか!!



左手を森に向け、念じる

放出!

《リターンマジック》


左手から凄い衝撃波が生まれる



ズドドドォーン



俺の手 25cmくらい

放出された力。

直径5mくらいの大きさ。

森の一画が地面から吹っ飛んだ。



「はぁぁあぁぁぁ!なんじゃこりゃ!」

危険過ぎだろ!

これを連発したら、魔王一直線だよ。。



「先程伝えたように能力、魔道力に連動して威力が上がりますので、注意してください。

通常、攻撃スキルには属性が存在し、相互に干渉しますが、イツミ様の属性は無。あらゆる属性に干渉されません」



淡々と……

ゼウス様。チートな能力って使い方が困ります。俺、生きていけるか。。



もう考えても仕方ない…


「そう言えば、情報って何が載ってるんだ」


情報をポチ


名前 イツミ(ドール・イツミ)

種族 猿人 ヒト

性別 男

LV. 1 (レベルアップまで 19 )

HP 1039

MP 1043

JOB 神者 死神代行

宿命 なし


眷属だからHPもMPもプラスされてるなー!

で、ドールって?

神者?死神代行?

確認しておいてよかったよ。



「コトミさん。度々すまないけど、名前がドール・イツミってあるんだけど…」



「それですか。この説明の平民は名のみで、家名があるのは貴族だけです。イツミ様は子爵の隠し子なので、名目的にドールが載っています」



「あーそうなんですね。

で、仕事に神者と死神代行ってあるんですが、、なんか袴とか着て、でっかい化け物とかぶっ倒す的なお仕事じゃないですよね」



コトミさん…そんなに呆れ顔は傷つきます…



「両方ともパーソナルスキル、希望と絶望から波及する仕事ですので、あまり気になさらず」



いやいや。。気にするでしょ。。。



「神者は神の力で生き物を助ける仕事で、死神代行は生き物の魂を刈り取る仕事です。

特に強要するものではないですが、仕事をこなすと報酬が得られるシステムです」



ほー。報酬ねー。



神者をポチ

ー◇ー

生き物を災いや苦しみから救う。

善行を積み重ねる事で、得られる経験値が上昇する。


死神代行をポチ

ー◇ー

死神に代わり、魂を刈り取る。

刈り取った魂の数によりレベルアップ時の振り分けポイントが上昇する。



「これ、相反してないか?」

でも、悪業で減点とかないから平気なのか?

まぁー成るように成るか…


実際に生きてかなきゃいけないんだよな

この世界の一般人はどんな感じなんだ…



「コトミさん。この世界の強者のレベルと能力ってどんな感じですか?」



「強者ですか。一般的なレベルだと、10程度。能力も各20程度でしょうか。強者になるレベル30程度。能力にばらつきがでますが、70程度あれがかなりの強者だと思いますよ。

一代で築き上げた英雄や皇帝はレベル50程度。最大能力値が150くらいだったかと記憶しています。装備で上乗せされますが、実際の能力値100を超える者にはなかなか会えないかと思います」



何かの能力が100を超えれば一流って感じかー!

すでにゼウス様眷属特権で50以上。初期ポイントも50あるから、レベル1でかなりの強者!希望と絶望があれば、比較的余裕じゃね!



「ふふふ…マジでチート生活あるな…」



ぐー……。


「腹減ったな……」



何か食うもん探すか?



「コトミさん。お腹すきませんか?」



「そうですね。そろそろ食事の時間ですね。

森には沢山の獣がいます。獲物を探してみましょう」



やっぱり狩りをする感じなんだ……

…コンビニ。ファミレス。懐かしい…


拙い文章。読んでいただき感謝です。

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