表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/55

コバルトからの旅立ち…帝都へ

旅立ちの朝を迎える



大体の奴らは酔って寝ていた

だが、子爵親子、ギルド長、女将さんなど数名が見送りに来てくれた



「お世話になりました!楽しい生活が送れたのも皆さんの助けがあったからです!帝都に来た際は是非会いましょう!」



別れになれていない

こんな感じの言葉でいいのかな



「似合わねーよ!」



ギルド長…言葉遣い粗くなってるから…



「帝都で会いましょう。イツミ殿」



子爵様……あんたが言うと政治の匂いがプンプンするのは気のせいか?



「ボルちゃんを大切にするんだよ!」



女将さん。貴女が一番良い言葉です



「じゃーボルジュー行くか!」



そんな感じでコバルトの街を後にした

少し寂しい気持ちが込み上げる

なかなか楽しい生活だった

ボルジューとも仲良くなれた街だ

また今度一緒に来よう



俺とボルジューは腕を組み、共に歩いた

しっかり胸を押し付けて…



コバルトの街を出る

城壁が遠くに霞んでいく



「帝都ってどんなところだうな?」



「大きい街です!城壁が何重にもなっているって!50万人住んでるって話でしたよ」



「そりゃすげぇーな!街として50万人が暮らすって、馬鹿でかい区画になってるんだろうな!」



「ボルジューは帝都を知っているのか…?」



「えっあっ…私は一応住んでましたので…」



「えっそうなのか?」



「はぃ…母が亡くなるまでは…兄妹達は第三区画に今もいるかもしれません…」



「そうなんだなぁ…帝都に着いたら探してみような!」



「えっ…はい!!ありがとうございます!!」



その後もボルジューの生い立ちなど今まで聴いてこなかった事をゆっくり聞いていった



俺の事も聞かれたが……


15歳から過去の記憶がない…と…



嘘じゃない…嘘じゃないんだ!前世の記憶はあるのに転生前のこの身体の記憶はないんだよ!!



ボルジューから少し可哀想な子的な感じで見られたから、ちょっとだけコメカミグリグリしておきました…スキンシップです…はぃ…



そんな感じでお互いを理解しつつ



通常1週間程度の旅路




途中村々で依頼をこなした。ビックシープやキリングトードなど比較的弱いモンスターだが、大量発生して困っていた村が多くあった



ある村に寄った際

仕事依頼に対して



「ギルド会員は来ないのか?」

と尋ねた



村長は


「来るには来ますが…報酬が悪いとか、待遇が悪いとか…難癖をつけて行わない人が多くて……イツミ様達は何も言われずに依頼をこなしてくださり、ホントにありがたいことで。。隣村からハト便が来た時は、飛んで喜びましたじゃ」



つまり…タチの悪い会員が多いようだ



確かに依頼の報酬は良いものではないが、この地で採れる香辛料は魅力的である。特に唐辛子と胡椒は辛味の少ない料理に必要だった



村々で依頼をこなす事で、香辛料を譲り受けた




さらに人語を話すモンスターに出逢った

ガジャマルと言うカエルの様なモンスター

大きさは銀貨1枚程



全てのガジャマルが人語を操れる訳ではないらしい…

レアスキルみたいなもんだろう

ボルジューがいたく気に入った様子

ガジャマル自身と話し、同行するようになった


まぁーいわばペットだな…

ボルジューはマルと呼び、バックの上に乗っている

意外と便利な点が小さな虫を捕食する事

テント内などありがたい…

蚊取り線香 兼 ハエ取り紙



そんなこんなで、1週間の日程が10日かかり帝都の城門に到着した

第2章コバルト街はここまでです

第3章帝都 の予定です


ブックマークしていただいた方ありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ