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目標はランク7……帝都に家を得るため仕事する

海賊騒ぎから2日

ボルジューの体調は良くなった




ギルド長が部屋に来て、色々話しにきた

最近よくギルド長に会うな……




最初に会った時より威厳が薄くなってきた気が…長といっても中間管理職だからなー




その後、ボルジューと相談した

今後どうするか




結論

ランク7にして、帝都に住む




帝都がどんな場所なのかもわからないが、帝都だしなー



旨いもんあるかなー旅はやっぱり飯次第!



さーって。だいぶ話は決まったな



今ランク6にあげるって言われてたらか、あと1上げればいいんだよなー!ちゃっちゃと仕事して、帝都に行くか!



ボルジューは部屋で休ませて、一人でギルドに向かう




街を歩く




「おー坊ちゃん!この前は活躍したんだな!」



居酒屋の女将さんが声をかけてくる

俺を坊ちゃんと呼ぶ

あまりいい気はしないが、すでに定着してしまった。実際16歳だからな…仕方ない




「女将さん!被害はなかったか!」




「あーウチも食料なんかやられたが、とっ捕まって大部分が帰ってきて、助かったよ!今度サービスするから、ボルちゃんとお出で!」



「あー!わかった!ボルジューにも言っておくよ!」



この街にしばらく住んでいる分、顔見知りが増えた。だいたいが飲食関係の奴等だが…

そのあとも数人に声をかけられた






さて入るか



ギルドは変わらず騒がしい




「ギルド長いる?」



最早、俺の窓口なのか…

兎人の受付嬢が猛ダッシュで階段を昇って行った



「あーイツミさん!お待ちしておりました!

二階へどうぞ!」




またでかい声で……




ーイツミってあいつがか!?

ー餓鬼じゃねーか!

ー何でも赤斬りを解散させたらしいぞ!

ー相方はメチャ美人らしいが…いないな…

ー下級竜を即日倒したらしい!

ー海賊数人を一瞬で斬ったって話だ




おぃおぃ!噂…すげぇな…

えっ赤斬りって解散したの…

俺のせいじゃないだろ…




そういやギルド長が、呼んでるんだな…



急いで二階に上がる



応接室に入る



「どうも!」



「イツミさん。こちらへどうぞ」



ソファに誘導される


で、報酬なんかの受け渡しだったか



「ランク6の申請が通りました。こちらがランク証です」



「あーそうだったなー今小耳に挟んだが、赤斬りは解散したって…」



「残念ですが。事実です。それぞれが個別で会員は続けるようですが」



ほー。…じゃ報酬貰って帰るかな…




すでにテーブルに大量の大銀貨が置いてある



では…今回の報酬は…

賞金首 2名分

海賊討伐の一部成功

大銀貨 12 枚




それと…

海賊討伐により本拠地の摘発に成功した

報奨金が参加者に一部分配された



大銀貨 4 枚



計 大銀貨 16 枚




何故に大銀貨で全て…?




「実は海賊の本拠地に大量に大銀貨 銀貨がありましてね。分配にはそちらを使用しています」



なんだか、ギルド長は笑顔だ



「ちょっと相談なんだが、ランク7になると、帝都に家が貰えるって本当か?」



「はい。帝都にギルドが管理するホテルがあります。そこはちょうど今イツミさんがいる宿くらいの間取りです。帝都滞在中の仮住居にする方々が多いですね」




「それだけの家なら充分だな。で、ランク7になるにはどうすりゃなれるんだ」



「ギルドの仕事をこなしていただき、ギルド長の推薦があれば」



「どれくらいの仕事だ?」



「イツミさんがこのコバルトの街で行われた仕事であれば本来は実績としては十分でしょ」



「俺の仕事?下級竜と海賊の賞金首の2つ?」



「はい!その二つとアイテムの買取ですね」



「へー。あれでいいのか?」



「…そうです…」



「あれくらいの仕事ある?何でもいいんだけど」



「いくつかありますが…」




子爵の娘の治療

皇子の結婚式を彩る宝石を提供

ランドの森のエンペラーオークの討伐

海獣の討伐



「難易度の高い依頼です。早急に行いたい依頼としては先の二つです。討伐は今のところ暴れていませんので」




「あっそー。

じゃー治療するか!で、その姫様は何で調子が悪いんだ?」



「治療にあたった者の話だと強力な呪詛が加わっていると……」



「へー。また何で姫様は呪われてるんだ?」



「噂レベルですが…ヘンレー子爵様はとても優秀な武人です。先の魔道国との戦でも素晴らしい戦功を立てられました。それを怨んで魔道国が娘様に呪いを……」



「そうゆうこと。

とにかく、その呪いを解いて、治療すれば、俺はランク7になって、帝都に家が貰えるって事だな」



「じゃー治療の仕事にしよう。いつ治療できる?」



「子爵様は治療者に関してはアポの必要がないとしています。ですので、いつでも子爵様の屋敷に行って頂ければ……私の方から情報は伝えておきますが…」



「ほんじゃ明日にでも行くわ。話は済んだな」



ギルド長は呆気にとられていた…

…が…気にしない…



俺はギルドを出た



宿に戻る前に女将さんの店に寄った



「おー!女将さん!ちょっとお土産作ってくれないかぃ?宿でボルジューと食べたいんだわ!」


「あぁーわかったよー!ちょっと待ってな」



タライがいくつかに仕切られている

小分けにした品が入っていた



「ボルちゃんにもよろしくねー!」



「はいはぃ!悪かったな!

今度は一緒に来るよ」



宿に急いだ





ボルジューはベッドに入っていた



「大丈夫か?調子はっ」



布団からちょこっと顔を出す



「さびぃしかったですー!!」




…嫌いじゃない…

…むしろ好き…




ガォーォー!




しばらく愛し合っていなかった

ので。。。激しいわな。。






ーしばらくお待ちくださいー







「ふー。やっぱり女将さんのところの飯は旨いなー!」



「はぃ!イツミ様と一緒ですので、更に美味しいですよ!!」



「とりあえず明日、仕事に行く。子爵の娘の治療だ。一緒来るだろ?」



「はい!一緒!一緒!」

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