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俺の愛する人を……殺す!絶対……

グロテスクな表現を含みます

下級竜討伐と赤斬りとのいざこざから数日


俺はいつものようにダラダラと生活している


ボルジューとラブラブしているのは最早、日課だ



懐具合も全く問題ない

そして街を歩いても誰も絡まなくなった


さらにギルドからランク6に上げたとの通知がきた。が、とりあえず無視して、ギルドにはあれから行ってない。4を6ってギルド長思い切ったな。興味ないけどな……



先の討伐で

下級竜と雑魚モンスターを倒してた結果

レベルが上がっていた



情報

名前 イツミ(ドール・イツミ)

種族 猿人 ヒト

性別 男

LV. 17 (レベルアップまで 35201)

HP 1243

MP 1291

JOB 神者 死神代行

宿命 自由を求める者


能力

攻撃力 48( +50 )( +5 )

防御力 58(+50 ) ( +10 )

俊敏性 35(+50 ) ( +3 )

技巧性 29( +50 ) ( +2 )

魔道力 70( +50 ) ( +8 )

幸運 77( +50 )

振り分けポイント 74




なんか改めて強いな…ランク6相手にあの強さか…相手になるのって9.10くらいか…



なんでもいいが…

平和に暮らせればそれでいいからな…




「イツミ様、ちょっと洋服など買い物してきます!」



ボルジューとは完全なカップル同棲状態だ



「気をつけてなー小遣いで足りるか?」



「はい!じゅうぶんですよー!では行ってきます!」



ボルジューは部屋を出て行った




もうすぐ部屋の期限かー。宿泊の契約は追加をいれて21泊。この街にきて2週間が過ぎている




どうするかー。違う街に行くのも手だよな…



この街で下級竜討伐くらいしか仕事はしていないが、賞金はまだたっぷり余っている




懐から巾着を出す




銀行みたいなの無いのか?





ジャラジャラジャラジャラ



金貨 1 大銀貨 12 銀貨 3 大銅貨 18 銅貨 2




確かに重いわけだ




そういえばギルドのランクが上がると帝都に家貰えるんだっけ。ちょっとだけ、それは魅力的




そんな事考えていた

…ら、外が騒がしい…



「おぃおぃ…街中で火事か…よ…」


窓からは火の手が見えた


港の方から複数箇所、煙が立ち昇る


窓を開けて、確認



ドカーン



爆発音


「おぃおぃ普通の火事じゃねーな。ありゃ 」




ー海賊だ!

ー逃げろ!街が囲まれるぞ!!



あぁー海賊ね……ボルジュー大丈夫かよ

。。

。。。

ちょっと心配…いやだいぶ心配。



…仕方ない。一応、迎えに行くか




少し早足で宿を出る



宿を出た頃にはダッシュで港に向かっていた





港は怒号が飛び交っていた


やはり海賊の襲撃だったようだ




ボルジューいないかな!

あいつもランク4だし、流石に……




海賊達は奪った戦利品を船に積み始めている




食料

木炭

貴金属




担がれ運ばれている女に見覚えのある洋服




ブヂッ




「てめぇーこのやろう!俺のボルジューに手をかけるって事は覚悟できてんだろうな!!!」




どこかのチンピラゼリフ




猛ダッシュで近寄り、吹っ飛ばし救出!



ダッボーン



吹っ飛ばした海賊は海に落ちた




「ボルジュー大丈夫か!!?

身体がビショビショに濡れ、洋服は赤い染みが………」

……そして酒クサい



こいつもみ合ってる時にワインの樽にでも突っ込んだのか



ボルジューはフラフラして、焦点が定まっていない



とりあえずボルジューをお姫様抱っこ



宿に向かうと歩き始めた



「てめぇー何横取りしてやがる!大人しく女を置いてきな!」


3人の海賊がニヤニヤとニヤつきながら

シミターをくねらせながら近寄ってきた



ほかの海賊達も掠奪を終え、船に集まり始めている。海賊船は4つ。だいたい100名程度か




「お前らが海賊だろうが知ったこっちゃないが、俺の女に手を出したんだから覚悟出来てんだろうな…」



「ガッハッハ…聞いたか今の…こわぁーい!」

「女の前でカッコつけやがって!仕方ねー半殺しにして、その女が犯されるとこ見せてやるよ!ケッケッケ!」




俺は今、とてつもなく冷静にキレている




ボルジューを宿で休ませる為に一刻も早く去ろうと思っていた




が、無理。殺す。




右手でボルジューを包み込むように抱え、左手を後ろの馬鹿どもに向ける




放出!

《リターンマジック1.0》




鋭いレーザービームが後ろの馬鹿どもを横一線に蹂躙する




顔が横一文字で斬られる者

肩から胸にかけ斬られる者

首筋を一瞬で斬られる者



え…グァ…

ブジャ

ドシ…ドタン…バタ

ビジャ…



切断された断面から鮮血が飛び散る


辺りは血の池が出来、生臭い血の匂いが漂う




貫通性が高く、折り重なって死んでいる者も多い。今の攻撃で7.8人が絶命した



ヒィー

バッバケモノッッ




…そうか…確かにバケモノだよな…



一瞬の出来事に腰を抜かす海賊

慌てて船に逃げ込む海賊



誰一人、俺に向かってこない



「まだ港にいるぞ!海賊どもを蹴散らせ!」



ギルドの連中が街の海賊を排除して、港になだれ込む



俺はボルジューを抱え、宿に向かい歩いた



「イツミさん!」



俺は肩を叩かれた



振り向き睨んでしまった



「ひっっ」

ギルド長が真っ青になる



「なんか用か。俺はこいつを宿に連れて行く。邪魔をするな」



自分でわかるほどキレている



ギルド長は威圧され、後退り



「文句ないな。俺は行く」



ギルド長は頭を数回縦に振った



俺は血の匂いがする港を後にした


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