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ギルド長からの仕事依頼

ボルジューと愛を確かめ合う内にダラダラと3日が過ぎた。このコバルトの街に来て、早5日だ。意外と過ごしやすい。風も心地よく、火照った身体にちょうど良い



「まぁー自由生活だ。こんな感じでもいいんだろ」



パンツを履き、窓を開け、とりあえず紅茶で一服。16歳の所作じゃないな



トントン

部屋の扉がノックされている




「はいはい。で、誰ですか?」




「当宿の者ですが、イツミ様でよろしいでしょうか?受付でギルド長がお待ちですが、いかが致しましょう?」




「ギルド長?あーあのいくつかの噂関連で相談させてくれ……みたいな感じか…まぁいいか。とりあえず降りて行きます!そう伝えてください」



「おーい!ボルジュー降りるが、お前もついてくるか?ギルド長が下にいるらしいぞ」



ボルジューは裸で



「イツミ様が行くなら私は必ず行きます!」



「なら、着替えろ!」



「はぁぃ!」



妙に色っぽく感じる

俺の色眼鏡かな



服を着替え、降りる




ギルド長が笑顔で挨拶



「先日以来ですな。買い取らせてせ頂いた品は有効に使わせてもらってますよ」



「そりゃどーも。で、何かようですか?」



「折り入ってご相談が……

実は下級竜が暴れておりまして……」



ほれ…きた……情報収集は大切だよな……



「噂は聞きましたよ。ランク5のパーティーが全滅したとか…大変な状況ですねー」



先制パンチ。俺のランクは4。ランク5のパーティーが全滅した状況じゃ俺に頼むのはお門違いだ



「えぇ…今度討伐を行う予定なのですが…是非イツミさんにも参加していただけないかと…」



ギルドに強制力はない。あくまで仲介業

だから、俺を強制する事は出来ない



「俺はランク4ですしねー。リーダーはランク幾つの方がやるんですか?」



「リーダーはランク6。赤斬りの面々です」



「赤斬りですかー。その方々であれば俺の出番はありませんよ!」




笑顔で答えたが……

赤斬り…全く知らない。というかチーム名みたいのがある事自体、初耳




「俺は海賊退治の依頼があるって話だから、それを受けますよー」



「いや…待ってくれ!下級竜討伐はランク5以上じゃなきゃ受けれない。が、君達のパーティーは緊急措置としてランク5になって討伐に参加してもらいたい!!」



なんでそこまで……



「実は下級竜が番なんだ!!ランク5のパーティーしかも、大海の夢が全滅した事で、ランク5のパーティーがどこも二の足を踏んでいる。君達が参加を表明すれば、二の足を踏んでいるパーティーも参加してくれるだろう!だから頼む!この街を救うと思って!」




あーギルド長。切羽詰まってるのか、交渉下手なのか……完全に俺が人柱じゃんかよ……

ランク4が体張ってるんだから、みんな協力しろ…的な……



でも。。。下級竜って確か1匹大銀貨1枚だよな……前回と同程度なら美味しいよな。。。




「じゃーとりあえず、赤斬りさんに会えます?」



「もっもちろんだ!ギルドにいる!参加してもらえるか?」



「リーダーと話して考えます。色々合致しないと逆に危険ですし」



「わかった!では…ギルドで待っている!」



「じゃ準備して、伺いまーす」



慌ててギルド長は出て行った



約束したからなーさすがに行くか…


「ボルジューお前どうする?下級竜の番だってよー!お前より強いかもよー」



ボルジューはブルブルと震えている



「い…いきます……イツミ様が行くのですから……」



やっぱり下級とはいえ竜は畏怖する対象なんだな…



「わかったー準備ある?もう行くけど!」



「えぇっっっっだだだ大丈夫ですぅぅぅ!」



おー久々のダメ子モード



「大丈夫だから。ボルジューの事くらいは俺が守ってやるからよー!」



「あっっあぁぁぁりがとうござざぃます」

半分泣き笑い…



ダメ子悪化



ボルジューは緊張と嬉しさと興奮と幸福でどうしようもない顔になっている




「早く行くぞーー!」


「はぁぁーい!」



宿を出るとボルジューは定位置に陣取る


そう…隣で…腕を絡めて…胸を押し付ける

…嫌いじゃない…

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