ゼウスとの謁見。そして……
毎日一話を目標に頑張ります
「では、こちらへ」
「ゼウス様が直接謁見してくださいます」
眩しい
この光の眩すぎ
目がー目がー
どっかの空飛ぶ城の話になっちゃうよ…
光の中を歩くと
どでかい空間に階段があった
その先にやっぱりでかい机
俺はぼやーっと見回す。
ビリビリ
「痛っ!」
えっ?俺なんかしたの?
となりのクールでビューティーな死神お姉さんを見る。
睨んでる…
跪いとる……
睨んでる……
「よいよい」
「楽にせよ」
響き渡るでかい声
それ程、騒音に感じない
ひょっとして神様ってやつですか…?
「いやーイツミくん」
「すまんかったねー」
かるっ!
俺死んでるんだろ!
謝り方軽すぎっ!
「ん?そうかね?」
「転生受けてくれて助かるわ!」
「で、どこに行くんだっけ?」
…俺喋ってませんけど…
…ココロ読まれてます?…
「サドリル帝国です」
死神お姉さんが答える
「おーあそこか!やー実に助かる!」
「ありがとうイツミくん!ナイスチョイス!」
なんだなんだ。
色々俺が置き去りにされてる。
「色々迷惑もかけた訳だからのー
…詫びにプレゼントなんかどうかね?」
おっナイスな展開。
神様流石!これでチート生活になったりして!
心の声はすでに聞かれているが澄まして尋ねる
「なんか貰えるですか?」
「んー。サドリルじゃからなー」
「あっ!…希望と絶望 なんてどうじゃ!」
神様それって……
なんか凄そう……
「ゼウス様!お言葉ですが!」
クールでビューティーお姉さん
余計な事は言わないでよ!
「まー良い良い!
これくらいしないとな。
なんせ儂は全知全能だから。
ケアレスミスなんかも、想定内じゃ」
ん?これは口止め的なやつ?
神はミスすら、想定内ってやつかぃ?
「イツミ君はわかっておるのー」
「そんじゃー遠慮なく、それ頂きます!」
「イツミくんが気にいると良いがな!
サドリル帝国というより、その世界はな。
まさにスキルの世界じゃ。
まー楽しんでくれ」
「おっそうじゃ
サービスに眷属と加護も追加しとくかの」
おっ太っ腹!
やるな!神様!
社会人のスキル発動!
太鼓持ち!!
「わしのことはゼウスと呼んでおくれ」
「わかりました!ゼウス様!」
ゆっくりとあたりが霞む
「また会う事もあるじゃろー」
眠気が襲う。
やっと夢が終わる
なんか仕事の癖だろ
何となく合わせてしまった
自分の夢くらい主役になりたいもんだ
まぁーでも……
これで安眠だ
ホントに変な夢だった……
疲れてるかな…有給とろ…
「それではイツミ様。後程」
「はいはい…今晩は出ないでくださいよ…」
有給取って、気晴らしにいけるかな……
とりあえず2泊3日の沖縄旅行に行きたいな……
ゆっくり目を閉じて、ため息と共に眠りについた
ゆっくり目が醒める
全然疲れがとれない
「はぁーはぁっはぁー」
だらしのない欠伸と背伸びのセット
「おはようございます」
………。
クールでビューティーな死神お姉さん。
「おはよう…まだ寝てる…?」
おいおい。夢しつこいって。
再び目を閉じる
。
。。
。。。
。。。。
シャー
カーテンか開く音がした
光が部屋に差し込む
日差しが眩しい
目がー目がー
このくだりさっきもやったわ……
「お…おはよう…ございます…」
恐る恐る目を開ける
そこには
クールビューティーお姉さんが立っていた
「おはようございます」
いったいどうゆう事?
これは夢か…
ビリビリビリビリ
「痛ぃぃっって!!」
この痛み…夢と同じ…
これからどうなるんだ…俺は…
次回はいよいよ転生した世界です。
神ゼウスに頂いた能力が明らかに…