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ギルド騒然の物品持ち込み

コバルトの街に着いた

風に乗って、潮の香りがする

俺は好きな匂いだ

昔からぼーっとするために釣りをしていた

社会人になってから、そんな時間も気力もなくなっていた



「久々に釣りでもするかな」



「釣りですかー!私もやりますよー!」



あ…こいつがいた…ぼーっと出来んな…

早く宿を探すか。その前に…ギルドに寄って買取を依頼するか…



確かに賑わっていた

しかもギルドの建物がデカイ

チャイロのギルドと同じ五回建だが、敷地面積が大きい



「儲かってるんだな」



中に入る

小ざっぱりした空間

チャイロよりも上品だ



カウンターに向かう



スタイルのいい女性だ。耳から察するに兎人かな。素敵だ



隣の虎が睨んで威嚇しているのはほっておこう



「お…お連れ様が…にらんでおりますが…」



「あ…お気になさらず…

買取はこちらでよろしいですか?」



「はい!会員証のご提示をお願いします」



会員証を渡す



「ランク4の方ですね。どのような品でしょうか」



「これらの買取を……」


カウンターに物を出す

放出!

《リターンアイテム》



ドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッ



「はい?…えぇえぇぇぇぇ…溢れるぅぅぅ」



顔が引きつっている

兎のお姉さん。美人が台無しですよ…



「買取出来ますか?」



「あ…は…はい!少々お時間がかかりますので、あちらでお待ち下さい!!!」



俺らはカフェで時間をつぶした



「ふっふっふっ…あの娘…私のイツミ様の実力がわかったか…ふっふっふっ」



「誰もお前のになってねーから」



「裸を抱いた仲……」



「あーーー!それは脅迫か!

金輪際それを言うな!

言ったら一緒にいないからな!」



…ショボン…


「はぃ…」


とりあえず無視しておこう…




買取依頼のアイテムだが…

基本的に食用のアイテムは買取に出さない

食べると美味いからだ



で結局、買取に出したのは…

ウルフの牙、皮

シルバーウルフの牙、皮

エンペラーウルフの牙、皮、尾

キリングバッファローの角、皮

ブラックアリゲーターの皮

亜竜の鱗、爪、牙、瞳、皮、心臓

下級竜の鱗、爪、牙、角、心臓

ブラックオパール



大量に狩れた量を出した

全部で104点



まったく関係ないが、軽くなった気分だ

魔道石って小さな石もあったが、これは買い取りに出さず、直接話を聞いてみようと思った



このカフェの紅茶はレモンティーか。さっぱりして悪くない…が…

香りは弱いな。レモンに負けている。やっぱりサニーさんの紅茶が一番だな



ゆっくりと紅茶を楽しむ。ボルジューはアイスティーとアップルパイを楽しんでいる



一々言うのが面倒になった

こいつは病み上がりで雇い主に命令させており、身一つで俺の後を追ってきた

…つまり金もない

そのアイスティーとアップルパイの支払いは確実に俺に回ってくる



「とりあえず、買取で金は入る。大丈夫だろ」


「へ?イツミ様何かおっしゃいました?」


アップルパイの旨さでタレ目なダメ子

こいつ本当にランク4なのか……



「お待たせしております」



さっきの兎人の受付嬢だ



「査定は済んだのか?」



「はぃ。とても良質なアイテムばかりで、そのギルド長がお会いしたいと申しております」



「ん?それ会わないと買取してくれないのか?」



「あっいぇ……その…出来ない訳ではないのですが、ギルド長が是非にと。。」




仲介者&部下のキツイとこ。相手がゴネると困るんだよなー



「はぁー。で、どこにいんの?」



「あっっありがとうございます!!二階の応接室にご案内致します!!」


呼ばれれば当然来るものとでも思っていたんだろう……実際面倒だ…


「ボルジューも来るか?」


「もちろん!」



ボルジューは立ち上がり、腕を組む。何故か胸を押し当てて……で、受付嬢を睨むな



ギルド長というのは…どんなやつなんだろう…

今日の更新はこの話で終わりだと思います

明日も更新予定です

よろしくお願いします。

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