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突然の再開。突然の別れ。

今日も朝を迎える

気持ちいい朝だ

なんだかんだで

チャイロの街で生活も安定してきている

この世界に来て2週間が過ぎた

コトミさんとチャイロの街に出で来て、今日で12日目の朝


「たまには振り返りも大切だな」


開けた窓から外を見ながら独り言


自分の状態を振り返ってみた


情報

名前 イツミ(ドール・イツミ)

種族 猿人 ヒト

性別 男

LV. 11(レベルアップまで 2104 )

HP 1127

MP 1130

JOB 神者 死神代行

宿命 なし



能力

攻撃力 44( +50 )( +5 )

防御力 50( +50 ) ( +10 )

俊敏性 30( +50 ) ( +3 )

技巧性 19( +50 ) ( +2 )

魔道力 59( +50 ) ( +8 )

幸運 77( +50 )

振り分けポイント 50



装備

頭部:エルフ風 魔道士の冠

(防 2 技 2 魔 2)

上肢:軽鉄のガード

(攻 1 防 1 )

胴体:風纏の服

(防 4 魔 4 )

下肢:ウルフ革のズボン

(防 2 俊 1 )

足部:軽鉄の靴

(防 1 俊 2 )

アクセサリー:魔道の指輪

(魔 2 )

武器:強化鉄のショートソード

(攻 4 )



保有

HP 149

MP 79.4

物 83




隣のベッドでは恒例の色っぽい寝息。

クールビューティ改め泥酔死神のコトミさん



これだけ隣にいると、そりゃームラムラしますよ。中身25歳。実際16歳。お盛んに時期。

一度泥酔したコトミさんを介抱途中にカブっってしようとした。。。




が、ピカ○ュー100万ボルト。。。

ホントに感電死がよぎる程の電流を受け、それ以来、泥酔死神を介抱する際は誠心誠意行っています。。はい。。



で、ギルドで依頼をこなした事で収入が格段に増えた

基本、依頼は誠意を持って対応。社会人のマナーです


結果、この世界では珍しい事らしく、商人から指名の依頼が増えた。護衛なんだが、依頼金が馬鹿高い。指名料もあるらしい。

ついで、魔物の洞窟と言うベタなネーミングを根城にしていたゴブリンキング一族を根絶やしにしたら、ギルドランクが4になってしまった。金が高額なのはよいが、男爵の上司、子爵なる貴族に勧誘を受ける面倒な日々となった



しっかりお仕事してるから、懐も潤ったので、物品と装備を整えた


キャンプ道具など一式を購入した

そして、かなり豪華な装備になった。街で一番大きな商会で、まぁー依頼を受けた流れでそうなったんだが、色々融通してもらった


武器まで入れて7点。全身コーディネート

総額 大銀貨6枚とちょっと

前世なら60万以上…春夏ボーナス分ですよ…


チャイロに着いた時の俺ならば端数のちょっとでも大金だったのに。いやー恐ろしい

完全に成金になってしまった



ちなみにコトミさんは装備いらないから酒をくれ。との事。完全にアル中です…

…完全に貢ぐ君です…

。。。泣くな俺。。。



懐から巾着を出す

この世界の財布だ



「えーっと、ヒーフーミー」

算盤をやっていた癖で指は玉を弾いていた


「結構使ったけど、まだ余裕だな」

金貨1 大銀貨1 銀貨2 大銅貨6 銅貨2 枚

僅か2週間程度でこの稼ぎ…

ゼウス様のお力です…合掌…




今日もレンガ亭は賑わっている



しかし変わるもんだな

部屋も満室状態だ



階段を降りるとオーナーが忙しそうに働いている


「おっアル、おはよう!」


「聖人様!おはようございます!」



オーナー、奥さん、アルみな狐人だ

この世界ですっかり慣れてたが、ここサドリル帝国は獣人の国だ。しかも差別がほとんどない。慣れると住みやすい



「聖人様!お母さんが昨日買い物から帰って来たら、咳をし始めたの。また前みたいに戻ったらどうしよう。。」



「んー風邪か?ほんじゃ後で診に行くよ。お母さんは厨房か?」



「今日も忙しいって笑いながら言ってたよーでも咳してた。。。」



「わかったわかった!昼が落ち着いたら奥さんとこに行くってオーナーにも伝えておいてくれ!」



「ありがとう!聖人様!」



「ちょっくら散歩してくるわー」



「はーい!いってらっしゃい」



さてさて、昼過ぎに約束が出来た手前、今日は仕事しないで休みだな。余裕があるって最高だぜ

とりあえずコトミさんは昼前まで起きねーだろうしな



街をぶらつく



顔馴染みも増えた。多くの人たちが友好的だ

最近よく来る店に入る



「ちわぁーっす」



「あれ。イツミちゃんじゃないの。今日もありがと」


決してピンクな店ではない

断じて違う



狗人のサニーさん

狗人と言っても、顔やスタイルは人、、猿人に近い。とても魅力的

……

………

そう…ここは美味い紅茶のお店である



狗人の嗅覚は優れている。この紅茶の絶妙な香りはサニーさんが独自ブレンドした茶葉だからこそ味わえる一杯



この世界に来て、食への欲望が高まっている気がする。性欲が解消されない反動か…



小一時間ほど、優雅な朝を過ごした



「贅沢だ」



前世では、満員電車に1時間半揺られ、シワができたスーツを伸ばしながら出社。仕事に追われて夕方手前にコンビニ弁当。終電間際で帰り、カップラーメンと発泡酒。シャワーに入りながら、落ちそうになって、這うようベッド。その繰り返しだった……



転生も、悪くない。ゼウス様に感謝しなきゃな




「おーよーゆった!イツミくん楽しんでおるな!」



急に頭に大音量で響いたゼウス様の声。



「え!?」



辺りを見回すが、特に変わった人物はいない。



「そんな慌てんでくれ。イツミくん悪いがのー。ちょっと街の外に来てくれんか」



「はい!」



急いでお会計を済ませ、城壁の外に出た



「悪いのー。では、開けるからの」



空間に豪華な扉が現れ、開き始めた



ギィー



「し…失礼します」


まるで社長に会う気持ちだ

前回は夢だと思っていたから、適当にしていたが、今はマズイ。神ゼウスの偉大な力の恩恵を一身に浴びている分、緊張してしまう



中に入り。跪く



「イツミくん。悪いのー呼び立てして。

まっ眷属じゃし。勘弁してくれ」



「か…構いません」



「ん?かたいのーイツミくん。

楽に楽に。

立って気楽に話してくれんか」



この場合、立っていいのだろうか…

失礼にあたるんじゃないか…



など考えていると

身体がふわりと浮かび、立っていた



「これで話しやすいじゃろ。

して、どうじゃ生活は?」



「はい!楽しんでおります!」



「そうかそうか。何より。

コトミを任せてすまんのー。

ぼちぼち戻すからの。

あやつもきっちりしている分、抜くと手がつけられん程抜けてしまうんじゃが。

まぁー良い休暇になったじゃろ」



ゼウス様はパチンと手を叩く



俺の隣にはまだ寝ているコトミさんが現れた



「酒を解禁するとすぐこれじゃ。

おぃ!コトミ!起きんか!」



「ふぁー……ゼウス様!!

このような姿をお見せして申し訳ありません!」



あー。戻った。アル中死神からクールビューティのコトミさんに



「すまんかったのー。イツミくん」



「いえいえ。コトミさんに助けて頂いた事が沢山ありますので」



「そう言って貰えるとわしも助かる。

と言う訳じゃ。本日でコトミをこちらに戻すでの。

わしからの褒美じゃ。コトミの能力の一部を貸してやろう。よいなコトミ」



「仰せのままに」



「どれが良いかの?」



「えーっコトミさんの能力って、確か…」



ファイヤー系

サンダー系

ポイズン系


【鑑定】

【万物の知】

【死神の瞳】

【狩り尽くす者】


だったよな。。

魔法系はいらないか



【死神の瞳】

【狩り尽くす者】


危険すぎる…


それじゃ…

【鑑定】か【万物の知】

んー吸収したり鑑定はできるけど、自分外の事は鑑定じゃなきゃわからないよな

万物の知は便利だけど、わかっちゃうってのも味気ない気もする……



「よし!決めた!」



「ゼウス様。鑑定をお借りできますか」



「ほー。わかった!コトミ、イツミくんに鑑定のスキルを貸し与えなさい」



「畏まりました」



コトミさんが近寄る

顔が近寄る


やっぱりコトミさんはクールビューティだなー。綺麗だ




顔が近い

え⁈




キス!?しかも濃厚な…

良いワインの香りが…

うわぁー と……溶ける…



。。

。。。



「イツミくん。しっかりスキルは受け取れたかい?」



「え?あ…確認します。」



アクティブスキル

【ポイズン系 MAX】


パーソナルスキル

【ゼウスの眷属】

【ゼウスの加護】

【希望と絶望】

【鑑定】

【死神の瞳】



「はい…?」



「どうした?イツミくん。鑑定は受け取れなかったかの?」



「あっ…いや。鑑定は受け取れましたが、ポイズン系と死神の瞳まで追加されていて…」



「んーコトミどうゆう事じゃ?」



「私からのお礼でございます」



「うむ。そうか!じゃーそーゆーことじゃな!では、イツミくん、楽しんでくれ!」



「ゼウス様いいんですか?」



「コトミのお礼じゃ受け取れ!」



「わかりました。コトミさん今迄ありがとうございました!」



「イツミ様お世話になりました」



「ではまた会う事もあるじゃろ!

達者でな!」



「はい!」



扉が閉まる際、コトミさんの笑顔が見えた気がした



1人かー

さーて。これからどうするか?



あっ奥さんの診察だ!時間大丈夫かな!



慌てて街に戻るが、時間はまだ昼前であった

読んでいただき、ありがとうございます

ストック放出中です

1日複数話更新しています

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