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何を信じれば…。

「愛奈ー」

愛奈の姉の桜子が愛奈の部屋に入ってきた。

「お姉ちゃんどうしたの?」

TVゲームをしていた愛奈はストップボタンを押しテレビから目を離し桜子を見た途端目を疑った。

桜子の隣に男が立っていた。一瞬で桜子の彼氏だと感づいた。

「は?」

それを見て愛奈は桜子に目を移し声を発した。

「彼氏のリョウって言うの。これからここで一緒に住むからよろしくね。」

「リョウです。よろしくね愛奈ちゃん」

そのリョウと名乗った男は茶髪で格好は少しチャラい感じでよろしくと言った言葉からもチャラさを感じ取れた。

姉である桜子が男を家に連れ込むのは初めて、それは良しとして。

お父さんとお母さんがなんて言うか。きっとお父さんは激怒するだろうと不安になった。

「ちょ、ちょっと待ってよ。お父さんとお母さんには何て言うの?」

「だから最初愛奈んところに来たんでしょ?」

私に頼られても・・・。と愛奈は思いながら近くにあったスマホを手に取り時間を確認した。

「もう少しでお母さん達帰ってくるよ?それまでなにか考えないとね。」

時刻は16時過ぎていた。愛奈の両親は基本5時過ぎには帰ってくる。

仕方がない姉の桜子には逆らえない。だからといっていい案も浮かばない。

「てか、まずお姉ちゃんが家に彼氏連れてくるなんて私が生きてる20年間に1度もないからビックリしたわ!」

愛奈は「とりあえず」と言って自分の部屋のソファーに2人を座らせて

部屋に置いてある小さい冷蔵庫から缶コーヒーを出し、2人に渡した。

「まぁ、そうだね。」

「ほんとに俺が初めて家に上がる男なの?なんか緊張するー」

愛奈があまり気に入らない声だと気付いたのはリョウがよろしくと初めて声を出した時からだ。

「初めまして」

愛奈の表情は無表情



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