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6.急に何を言いだす

 昨日何でああなってしまったのか疑問に思いながら妹との朝食を楽しむ。

 もちろん今日も彼女に絡まれるだろう。

 最初はいやいや接していたが最近ではどうだろう。

 嫌だとは思っていなかった。

 それよりか逆に楽しいと思っていた。


 今まで俺は友情、青春とは無縁だった。

 今までは、だけどな。

 最近では彼女がよく話しかけてくれるから楽しい学校生活を送れている気がする。

 彼女には感謝すべきだろう。


 「イオ兄何ニヤニヤしてんの?」

 「えっ?ニヤニヤしてた!?」

 「うん」

 「まじか」

 

 思わずニヤついていたようだ。

 食べ終わり出発する。

 授業を受け、そして昼休みになる。

 「やあ伊織君、一緒にいこ」

 「おう」

 俺たちはまたいつもの場所へ向かう。

 「その手に持っている弁当は自分で作ったんだよね!」

 「そうだが、どうかしたか?」

 「そっか、伊織君料理できるんだね」

 「もちろんだ!家で家事をやっているのは俺だからな」

 「そうなんだ!すごいね」

 「でも茜さん? も自分で弁当作ってるでしょ?」

 「茜でいいよ?そうだね自分で作ってるよ」

 そんなやり取りをしながらベンチに座り、弁当を開く。


 そうして食べ始めた。

 「なかなか上手だね、料理」

 「そうだろ!でも茜も上手だとおもう」

 「私は……そんなでもないよ。あっその玉子焼きいただき!」

 「おっおい!」

 「私からはこれをあげよう」

 そういいながら自分の弁当箱から唐揚げを取り出し、俺の弁当箱に入れる。

 「お…おう、ありがとう」

 

 「おいしぃ!この玉子焼き!今度一緒に料理しようよ!」

 「え?」

 「だって伊織君私より料理うまそうだし、一緒に料理すれば私も上達できるかなって」

 「どこでやるんだよ」 

 「えっ、えっと……伊織君の家で!週末」

 「なんでだよ!」

 「いや、料理うまいしそれなり道具持ってるかなって思って、あとうち親がうるさいし」

 「まぁうちは両親めったにいないけどやめてくれ」

 「なんでよ! じゃあ1回でいい!今度一緒に料理しよ?」

 「わかったよ、週末ね」

 ということで週末茜が家に来ることになった。

 妹が変な絡みをしてきそうだな…。

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