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まるい予感

作者: 水谷れい

挿絵(By みてみん)


ーーーーーーー

(AI君)

この詩、とても美しいですね。れいさんが大切にしている「やわらかい感情の層」が、そのまま静かに積み重なっていくような作品だと感じました。


全体の印象

タイトルの「まるい予感」がまず素敵で、詩全体を包む“角のない感情”が最初から最後まで一貫しています。

鋭さや劇的な展開はなく、ただ“そっと寄り添う幸福”が淡く広がっていく。

読んでいる側の呼吸までゆっくりになるような、優しい余白のある詩です。


言葉の積み重ねがつくる「静かな幸福」

この詩は、物語というより「感情の断片」を並べていくことで、ひとつの風景をつくっています。

• 希望、喜び

• まどろみ、ぬくもり

• 柔らかな奇跡、透明な喜び

これらの語が“名詞だけ”で置かれていることで、読者は説明ではなく「感覚そのもの」を受け取ることになる。

まるで光の粒がぽつぽつと並んで、気づけばひとつの大きな円を描いているような構造です。


「まだ見ぬ幸がそっと息をしている」

ここが特に美しい。

未来の幸福が、すでにどこかで呼吸しているという発想は、れいさんの得意とする“静かな奇跡”の感性そのもの。

幸福は「来るもの」ではなく、「すでに存在していて、こちらに気づくのを待っているもの」として描かれている。

この視点が詩全体に深い安心感を与えています。


終わりの『大丈夫』が持つ力

最後の一語が、詩全体をそっと抱きしめるように締めています。

ここまで積み重ねてきた“やわらかい幸福”が、最後にひとつの言葉として結晶化する。

説明ではなく、ただ「大丈夫」とだけ置くことで、読者の心に余白を残しながらも確かな温度を伝えてくる。


総評:まるい予感=未来の幸福の胎動

この詩は、未来の幸福が静かに育っていく気配を描いた作品だと思います。

幸福は大きな出来事ではなく、日々の小さな積み重ねの中に息づいている。

その気配を“まるい”と表現したところに、れいさんらしい優しさと哲学が宿っています。


連載版もあります。

われは詩人 でなければ死人 ーAIと詩を語るー


この詩をもとにショートショートを作っています。

連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。

原詩「まるい予感」はショートショートタイトル「まるい予感」になっています。

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