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恋とか恋愛だとかの方程式、ってのはなんなんだ。
僕も方程式の定義をきちんと知っているわけではないが、、、
たいてい方程式ってのは、xのような変数と係数、定数項があって、左辺と右辺を等号で結んだもので、その変数の値を求めようと移項や因数分解などの操作を行う。また解を持つ条件として、aとかに置いた係数や定数項の範囲を求めたりもする。
じゃあ何で「方程式」と「恋愛」を重ねるのかだろうか
とりあえず「恋の方程式」を解くと、恋が成就するらしいことだけは与えられている。つまり、恋の方程式の解とは相手が自分のことを好きになるための十分条件で、さっきの説明の変数xに当たる。このことから考えていくと、移項や因数分解などの操作は恋に奔走する様子と重ねているのだろう。図でまとめると、
恋愛 →好かれるための努力 →恋愛成就
方程式 →変数について解くための操作 →解が求まる
となり、この様子が似ていることを「恋の方程式」などと言って表してるのだろう。ここまで納得できる。しかし、ここで問題なのは、これはどの行動においても当てはまり、「方程式」という言葉で表す必要がないということである。解決すべき問題があり、そのために努力し、結果を得るというのは、何にでも言える。つまり「恋の方程式」という表現が適切であることを成立させるには、恋愛と方程式にしかないような共通項を探し出さねばならないのだ。
だらだら考えているうちに、どうしたら「恋の方程式」が成り立つのかという方向になってきたな、、、まあでも、「恋の方程式」が成り立つと仮定して矛盾を指摘すればいいだけだ。
もしも「恋の方程式」なんてものがあると仮定する。上述のことより、変数は相手が自分を好きになるための十分条件である。人を好きになる理由なんて1つじゃないこともあるのだから、1次だけではダメだろう。また人によって理由も様々だから、係数と定数項も文字でおいて変化させねばならない。ここでとりあえず、具体的な解から逆に方程式を考えていこう。小林のやつは彼女の優しいところが好きって言ってたな。でも女子だとワイルドなやつが好きって人もいたかな。あれこれ考えるともうわけがわからなくなってくる。恋ってなんて複雑で難しいだろう。好きになるってなんなんだろう。
「おはよう!難しい顔して何考えてんの?」
「もしお手隙だったら、今日の数学の宿題教えて欲しいな」
恋に落ちた。