おでん終了そして始まり
俺はそこら辺にいるサラリーマン。本名中野雄司『そして今は…「オッホー、おでんうっめぇー。」やはり、冬に外で食べるおでんが一番うまい。「すみませーん大根もう一つおねが…ぃ」急にあたりに声が響く、『新たなる魔王よ、今魔界に顕現しちからをふるいたまえ』「え,えー何これいかにも異世界転移ってやつじゃないの。 ちょっとま、まだおでんガァー」って感じで俺は異世界転移したんだけど…
「お待ちしておりました魔王ガリア様」そう、この世界での俺の名前は『魔王ガリア』なのだ。ここから俺の異世界無双が始まるかに思えたが「魔王様現在我らは勇者に魔王城を攻撃されています。」 といかにも執事のような服装をしたツノが生えた少し赤色の肌をしたおじいちゃんが言う。「そんなこと言われても現在、転移させれられて現在進行形の異世界初心者なのですが」と心の中で叫びつつも、「どのぐらい攻められいるのだ」とここは魔王らしく聞いてみると「現在この魔王城で生きているのはわたくしソ・キッンと魔王様とこの魔王様の影武者であるカゲムーシャのみ生き残っております。」とまぁこの城にはもう3人しか生き残っていないらしい。「コンチャ」とあまり俺に似ていないというか顔がない洋風ののっぺらぼうが影武者?と思ったが「大丈夫ですこの者は変身の魔法を得意としております」「ん?」と思うと「3人しか生き残ってないのぉー早くも俺の異世界ライラ終了のお知らせ…」「てか誰このおじちゃんとのっぺらぼう」「何その便利な魔法」とツッコミどころは沢山あるが、そうこの世界には魔法がある。心の中で「ま ほ う」とこころ躍らせていたところ「魔王様お逃げください。もう勇者はそこまで来ております。ここはわたくしとカゲムーシャが食い止めますのでどうか」と焦りながら俺に逃げる道を教えてくれた。「ニゲテ」と俺に変身して、おれを送り出す。「めっちゃ俺に似てる」と内心思いつつ、「ソ・キッン、カゲムーシャお前たちのことは忘れないからなぁーー」と俺は魔王城から出て走った。走って、走って走り続けた。そしてここからおれの魔王ガリアとしての異世界ライフが始まる。