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魔法学院 オープンスクール 後半

ーーーガーデンがステにオープンスクールでは見られない絶景スポットに案内する。それがステの人生の運命を変えるかもしれないが.....ーーー

いよいよオープンスクールが始まった。それぞれが好きなところを回っている。


「何か見たいところはある?」


ガーデンが問いかけてくる


「ないですね....」


あるわけがない。半強制的に連れられてきたのだ。そもそも魔法学院なんか頭の片隅にもなかった。


「そうか...じゃあ、私がとっておきの場所に連れてってあげるよ」


ガーデンについて行くと大講堂から少し離れたところに着いた。ここからは湖のとても透き通った水がよく見える。


「この石板に乗ってね」


畳よりもちょっと大きいくらいの石板に乗るとガーデンが石板に魔力を流す。すると石板が宙に浮き徐々に上昇していく。


「ここは一体....」


「いわゆる秘境スポットってやつかな。まあ、今じゃ学院中に広まって人がいっぱいきてるんだけどね。けどオープンスクールでは見せないかな。後もう少しでそこの停留所に着くよ」


着いたのはカルデラを形成している山々の一つの山頂付近にある所。


「毎日昼にね、魔法学院の中央にある防御魔法生成器が防御魔法を新しいものに切り替えるんだ。それがとてつもなく綺麗なんだよ」


「けど防御魔法は少し濁っているだけで壊れる時もガラスみたいにボロボロと崩れ落ちて行くイメージなんですけど....」


「その防御魔法は一般の人々が使いやすいように、高強度で低魔力に改造されたもの。この学院は聖ヨルス・マーカーが設立した学校で防御魔法生成器も聖ヨルス・マーカーが作ったもの。聖ヨルス・マーカーが開発した元祖の防御魔法は今のとは大きな違いがあるんだ。もうそろそろ。見ればわかるよ」


ガーンガーンと鐘が鳴った。正午の鐘だ。魔法学院の上空に大きな薄く虹色のかかった幕が見えてきた。これがガーデンの言っていた元祖の防御魔法。一つの光線がその防御魔法の中心を貫く。すると光線が貫いた中心から徐々に崩れていく。


「防御魔法と反響魔法張っといてね。最後は一気にパリーンってくるから」


「はい」


自分の前方に防御魔法と反響魔法を張る。

防御魔法が端の少し手前のところまで崩れた。


「くるよ!!」


”パリーン”と轟音と共に爆風が伝わってくる。その爆風と共にとても硬い防御魔法のかけらも


「あだっ」


ろくに練習もしていないへなちょこ防御で防げるわけもなく。余裕で貫通される。


「綺麗だったね....え、大丈夫....」


「なかなかすごい攻撃でしたね....けど、弾ける姿はとても綺麗でした」


「そうでしょ」


「その防御魔法生成器とやらは見れるんですか?」


「もちろん。今頃他の参加者たちが案内されているところだからそれに合流しようか」


学院の中に戻り防御魔法生成器がある内部へ進む。


「これが聖ヨルス・マーカーが開発した防御魔法生成器です。この防御魔法生成器が生み出す防御魔法は普段我々が使っている防御魔法とは違い、今のとは比べ物にならないほど強度で使用する魔力も少量で済みます」


防御魔法生成器は真近で見るととんでもない迫力だった。大きさは自分の身長の5倍はある。


「今回は特別に防御魔法を生成する場面をお見せします」


それに、防御魔法を生成するところも見せてくれるという。


「それでは始めます」


生成器が稼働する。見たことのない生成方法だ。そもそも防御魔法の生成器があることが珍しい。現代の生成器は魔力を貯めた液体を水晶に流して防御魔法を生成する方式なのだが、この昔の生成器は全く違う

。そもそもの魔力を送る方式から違ってきて、液体ではなく魔石という高濃度に魔力を貯めることのできる石を使って魔力を流し込んでいる。さらに、生成器の内部でその魔力に添加物を加えて防御魔法に特化した魔力の特性に変更する。そしてようやく水晶を通して生成されるのだ。


「すごい.....」


初めてこんなにも感激した。この最高技術の塊を目のお前にして憧れが止まらない。


どんどん時間が過ぎていき遂にオープンスクールが終わった。


「どうだった?魔法学院は?」


「また来たいです。また来てあの防御魔法生成器を見たい」


「そう。ま、防御魔法生成器なら同型のがこの世界にいくつかあるよ」


「本当ですか!?」


「うん。たとえば魔法工学大学とか。確かあそこには防御魔法生成器の他にも広範囲攻撃魔法展開装置や広範囲結界発動器もあったはずだよ」


「そうなんですね」


その魔法工学大学とやらにとても興味が湧く。この学院にある防御魔法生成器と同じレベルのものが追加で2個もあるのだ。


「ステ、ちゃんと回れた?」


リスターが話しかけてきた。


「うん。とてもよかった」


「そう、あとこれ。無くさないで家まで持って帰ってね。家まで開けちゃダメだからね。家に帰ったらすぐ母上に見せてね」


「あ、うん。わかった」


「外も暗いから気をつけて帰るんだよ」


「もちろん。じゃ、帰るね。バイバイ」


「ステ君。ありがとねー」


手を振り合いステは街へ降りていく。


ステの姿がだんだんと見えなくなってきた。


「そういえば、ステ君にわたした封筒の中身ってなに?」


「魔法学院推薦入学願」


「え....」


「あれがあればステも少し魔法の練習をすれば学院に入れる。あの子は今の調子じゃどこの魔法系の学校に入れないから。あの子の将来のためにも、なんとしても入学させなきゃ」


魔法学院推薦入学願。それは魔法学院の入学試験を一部免除、特別加点が適用される入学希望者なら喉から手が出る程欲しい代物。しかし、それを適用する代わりに、魔法学院以外の学校には志願できなくなる。


「ブラコンレベル  MAX.....」


ガーデンはリスターに強い恐怖心を初めて抱いた。





ちょっくら、ネットでなろうに着いて調べていましたらね、どうやら評価ポイントとやらがあると聞きました。よければ私にその評価ポイントとやらをお恵みくださいませ。

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