クールビューティー!参戦
日は開けて高校にて
「なあ牧本、知ってるか?転校生の話!」
「あー知ってる。なんか噂になってたよな。よくわからんけど。」
ちなみに転校生が女というとこまでリークされてるらしい。どこからそんな情報持ってきてんだ?全く。
「そ!美女らしいぜ。そーいえば牧本って恋愛嫌いってか、あんま女子と関わってるとこ見た事ないわ。」
「あー、そのなんか話しかけずらいんだよな。女子と逃がすの苦手だし。」
「そっか。友人として幸せになって欲しいからな。」
ほんと、こいつは優しいやつだよ全く。お前こそ恋愛をしてくれ。
「ほら席付けー、今日は転校生を紹介する。滝本、入ってきたまえ。」
「分かりました。私は滝本 伊織です。どうもよろしく。」
なんだろう、このクールビューティーって言葉がそのまま服を着たって感じの美人だな。おそらくかかわることはないだろうけど。
「それだけか・・・まあ仲良くしてやってくれ。
あと席は牧本の隣が空いてるからそこに座ってくれ。」
関わることがないって言うのを即ひっくり返すのやめてくれないすか?
嫌な予感しかしないので。
「分かりました。」
「改めて、滝本伊織です。どうもよろしく。」
「牧本聖。よろしくな。」
まあ実際はほとんど宜しくする気はないが!ないが!
大事な事だから2回言いました・・・誰に言ってるんだ?
「あのさ、私教科書とかまだ届いてないから見せてくれないですか?」
だから宜しくする気ないって言ったよね!フラグ大好きかよ
「あ、ああ。まあそれくらいなら。」
そう、これっきりだこれっきり。まあ別に彼女の評判にも俺の評判にもかかわはないし、気楽に行こう。
「ありがとうございます。それにしても、意外と冷たい態度を撮るんですね。」
「・・・は?初対面の人ならむしろこれくらいだと思うけどね。」
「私は綺麗とかよく言われて欲にまみれた男子によく声掛けられるので。ストーカーみたいな人から逃げるためにこの学校に来ましたから。」
なんでそれを俺に言うんだか。なんなの?信頼されてるの?喜んじゃうよ
「そうかい。そりゃーお疲れさん」
「まあ、貴方のような信頼出来る男子ができてよかったです。」と言いながら可愛く笑う彼女。
めっち可愛いい。そりゃーストーカーもできるわ。
「そ、そうかい。」




