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ルピナスと花びら

「ふーふんふふーん♪」

なんだか気分が上がってきました!高崎君に送るチョコを作ってたらほんっとうに気分が上がってきます!

笑顔で、それでいて少し驚きながら受け取ってありがとうって言ってくれる其の顔に、そのときを待ち望んでいます!もういっその事好きです!って言っちゃおうかな・・・えへへ

やばい人様に見せちゃいけない顔になってた。高崎くんの彼女になったらどうしよっかなぁ・・・一緒に映画とか見て、手とか繋いだりお家デートしたり・・・妄想が膨らむなぁ。1度でいいから愛してるって言われたい・・・


もうこのままじゃ我慢できない・・・折角の機会だからもう言ってしまおう。「好きです」と。


どうしよっかな・・・明日放課後に校舎裏に呼び出して、それからそれからチョコ渡して告白しようかな。

受けて・・・くれるよね。だんだんと緊張していく。

今でも緊張するんだ。きっと当日はもっと緊張する。

それでも・・・それでも伝えたい。きっと今伝えられなかったら、伝えるのは伸びてしまう。


取り敢えず下駄箱の中にお手紙入れとこ!

ベタだけどこれでいいよね!


「高崎くん・・・これ。作ってきたんだ。食べて貰えたら嬉しいな!」

そう、いつも通り明るく。そうしていない時が滅入ってしまうから。私は臆病だもの。仮面を貼らないと・・・


「そっか、ありがとう片桐さん!」

綺麗な笑顔だなぁ。ここに私はきっと惚れたんだろう。好きなところだけなら何個でもあげられる。


「一つだけ話聞いてもらってもいいかな?」

心臓がドキドキを超えてバクバクする。魚のようにバクバクする。それでも、言わなきゃいけない。


「いいよ。」

落ち着け、私。叶わない恋だったとしても…


「高崎くん、好きです!付き合ってください」

返答が怖い、聞きたくない。


古今和歌集の桜

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