ものは重力に従うって知りました
こんにちは。この作品をよろしくお願いします。
そう、それは突然だった。もちろん予告されても信じるわけがないんだけどさ。現実離れしすぎてほっぺつねったけどちゃんと痛いんだよね。だからこそ怖いよ。
だ っ て 水 着 の 女 の 子 が 降 っ て く る ん で す も ん
ぶっちゃけ降ってくるのはもちろん空じゃなくて天井からだけどね。
よし、とりあえず整理しよう
それは僕が普通に生活していた時だった。ただただぼーっとしていたら、天井からミシミシって音がしたと思ったら上から高坂さんが降ってきた。そして今に至ると。何度考えてもクレイジーだよ。
「ちょ、牧本さん・・・その・・・ごめんなさい///」
すごい暖かい柔らかいこれはまずいやつや。なんかシャンプーのいい匂いもするし
何か可愛い・・・どことなしか顔が赤い。
「あ、あの大丈夫ですか・・・」
噛んだ・・・そもそもが陰キャなんだからそりゃ美人と話したら噛むよね…状況が状況だし。
仕方ない・・・よな
「ひゃい!だ、大丈夫です」
とりあえず怪我はしてなくてよかった。
「そ、その、着替えてきたら」
「え・・・そ、そうしてきます/////」
高坂さん水着ていたの忘れてたっぽいなぁ・・・もう少し見たかった・・・
絶景だったのに
というか何で水着でいたんだろう
「その、先ほどはごめんなさい。今から大家さんの所に行きませんか?」
「そ、そうしないとですね。これからまともに生活できなくなっちゃいますから」
はあ、俺に見たいなやつには辛いぜまったく
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「あら、聖くんに紗希ちゃんじゃない。どーしたのかしら?」
「どーしたって言うかその、天井に大穴が空きまして」
「大穴!?どうしましょう。とりあえず業者さんを呼ばなきゃ…それからそれから」
「あ、あのー、私達って今晩どうすればいいんでしょう…」
「とりあえずホテルにでも泊まってちょうだい。
お金は私が出すから。」
「「わかりました。」」
どうしよう、近くのホテルが1室しか空いてない…
「高坂さん、近くのホテル調べたんだけど1室しか空いてないんだ。だからそっちのホテル泊まって欲しい…」
「ありがとう!
でも、牧本くんはどうするつもりなの?近くにホテルなんて一軒しかないよ」
「大丈夫だよ、そこら辺のネットカフェとかで寝るから。」
「だーめ!それじゃ背中痛くなっちゃうでしょ!
別に一晩くらい泊まりましょう」
ダメだ、それじゃ変な噂が立っちまう。また昔のようなことになっちまう
「いいよ、そんなん考えなくて。俺なんかといっしょにいたら高坂さんにも迷惑がかかる。」
「牧本くんは優しいんだね…でも優しすぎだよ。
そんなの気にしないで。私だって…心配になるんだからね」
ダメだ…ダメなんだよ。また昔みたいなことになって欲しくない。
「ごめん、それでも無理だ。第一、お前は女だ。自分の体をもう少し大切にしろ、じゃあな。」
そう、これでいいんだよ。迷惑かけちゃいけない。
俺と関わっても何ら問題ない。ちなみに男子なら問題ない。昔一緒にいたとしてもイジメは起きなかった、ソースは俺。
はあ、どこに泊まるか。取り敢えずタクシーでも呼んで高校の近くのホテルにでも泊まるか。
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