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異世界へ

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「お兄ちゃん、朝ごはんの用意できたって」


「わかった。今いくよ」


 妹の美咲が部屋の外でそう伝えてくれたので俺は荷物を持って部屋を出る。少し前までは何も言わずに部屋に入ってきたのだが最近はしなくなった。妹は部屋の外で待っていた。


「今日大会でしょ。応援に行くから頑張ってね」


「まだ地方の大会だから別に来なくてもいいんだけどな」


「全国大会とかだと行くのに大変でしょ。だから会場が近いうちに応援に行きたいの」


「そういうものか」


 そんなことを話しながら居間に入るとすでに祖父が座っていて、祖母が朝食をテーブルに並べていた。


「おはようございます。寛二さん、さち子さん」


「おはよう、拓斗」


「おはようございます、拓斗さん。さあさあ冷めないうちにどうぞ」


 いつもの挨拶を終えた俺はいつも座っている椅子に座る。その隣に美咲も座る。対面に寛二さんが座り、寛二さんの隣、美咲の対面に朝食の用意を終えたさち子さんが座った。


「ではいただきます」


「「「いただきます」」」


 寛二さんの言った後にみんなで言い、朝食を食べ始める。今日の朝食は白米、豆腐と油揚げの味噌汁、焼鮭と家で漬けている糠漬けだ。朝食は祖父と祖母が今まで食べてきたと言うことで和食。夕食は俺たちのことを気遣ってか和食以外のことが多い。別に和食が嫌いと言うわけではない。むしろ和食のクオリティーが高いので和食の方がいい。


「拓斗、今日は大会だろ。応援にはいけないが頑張れよ」


「ああ、優勝してくるよ」


「その意気だが慢心はするなよ。それが隙になり負けることだってあるのだからな」


「わかっているよ。どんな相手でも全力で戦うよ」


「頑張ってくださいね。私もここで応援していますから」


 朝食を食べ終えた後、身支度を整える。身なりの乱れは心の乱れ。寛二さんの言葉で心の乱れは動きの乱れになるからきちんとしろとよく言われる。


「それじゃ行ってくるよ」


「行ってらっしゃい。拓斗さん。今日の夕食は拓斗さんの好きな肉じゃがですよ」


「ありがとう。絶対優勝してくるよ」


「行って来い、拓斗」


「ちょっと待って。私も一緒に行く」


 洗面所から美咲が髪に櫛を通しながら出てきた。まだ準備ができていないようだ。


「一緒に出て行っても会場で待つだけだぞ。俺は色々準備があるから早く出るだけで」


「わかっているけど一緒に行きたいの」


「……じゃあ5分だけ待ってやるからそれまでに終わらせろよ」


「わかった!すぐに終わらせるね」


 そういいながら笑顔で洗面所に戻っていた。5分だけ待つと言ったが時間には余裕があるので美咲の準備が終わるまで待つことにする。


「拓斗さんは美咲さんには甘いですね。いつも練習ではみんなに厳しいですが」


「それはみんなに強くなって欲しいので。それにそこまで妹に甘いわけではないと思いますが」


「お待たせ、お兄ちゃん。5分以内だった?」


「ああ、まだ5分経ってないよ。それじゃ行こうか」


 本当は時間なんて計っていない。時計を見ると時刻は8時を少し過ぎたところ。8時に出ようと思っていたので少し遅れたくらいだが集合時間は9時、会場はここから歩いて20分くらいなので問題はない。


「お兄ちゃんはいつも早く出るけど何してるの?」


「ランニングとか準備運動をやってるよ。早く行って会場の空気に慣れたいんだ」


「会場の空気って言っても中に入れないんだから意味ないような……」


 美咲が最後に何か言ったように見えたが聞こえなかった。もうすぐ会場というところで信号が赤信号だったので待っていると


「どけどけー!」


 黒いジャンパーに黒いジーンズ、どこかの球団のマークが入った帽子をかぶり、マスクをした男がこちらに向かって走ってきている。もうすぐ夏本番というのにおかしな格好だと思っていたら、手には女性が持つようなバッグを持っていた。


「その人ひったくりよ。誰か捕まえて!」


 少し離れたところで女性が倒れたまま大声で言ってきた。男が持っているバッグはその女性の物だろう。


「美咲、これを持って離れてくれ。それとその中にスマホが入っているから警察に連絡しておいてくれ」


「わかった。気を付けてね」


 俺はショルダーバッグを美咲に預け、竹刀を取り出す。そして男に向かって構えた後、胴を狙って打ち込む。


「ぐぼっ」


 まともに胴を受けた男はあまりの痛さに足をもつらせ転んだ。その時、手に持っていたバッグを離したのでそのバッグを拾う。近くにいた人達に男を押さえてもらい、俺は女性のもとに行き


「このバッグで合ってますよね?」


「助けてくれてありがとうございます!」


「さすがに中身だけとることはできなかったと思いますが中身も確認してください」


「えーと、はい、大丈夫です。本当にありがとうございました」


「お兄ちゃん、警察の人に連絡したよ。すぐに来るって」


「ありがとう、美咲。それじゃ俺たちはこれで失礼します」


「あの、お名前は?」


「拓斗って言います。もし何か警察の人に聞かれたらそこで剣道の大会があって出場しているのでそう伝えてください」


「くそがぁ!」


 大きな声が聞こえたので振り返るとひったくりの男が刃物を持ちながら美咲に向かって走っていた。今は竹刀を持っていない。いや持っていても間に合わない。俺はとっさに美咲を突き飛ばす。


「お兄ちゃん!?」


「ぐっ」


 美咲は助かった。しかし俺は運が悪いことに胸に男の刃物が刺さってしまった。男は刃物を抜いた後、血にまみれたまま振り回し、逃走していった。


「お兄ちゃん大丈夫!?すぐ救急車呼ぶから」


 美咲がスマホを取り出すが、手が震えていて操作がうまくできていないようだ。しまいにはスマホを落としてしまっている。


「それはあとでいい。たぶんこの出血量じゃ間に合わないだろう」


 刺された痛みと血が少なっていく感覚から俺は死を覚悟した。だんだん声を発することさえつらくなってきた。


「そんな、死んじゃうなんて嫌だよ。お父さんもお母さんも急にいなくなっちゃったし、もうお兄ちゃんしかいないのに」


「ごめんな。寛二さんとさち子さんにも謝っておいてくれ」


「いや!死んじゃダメだよ!」


「本当にごめん―――」


―――


「ここは?」


 目を開けるとそこは草原だった。周りを見渡すと地平線が見え、空には雲一つない青空と太陽がある。確か俺はひったくり犯に刺されて死んだような気がしたが、もしやここは天国といわれる場所だろうか?


「いえ、ここは天国ではありませんよ」


 後ろから声が聞こえたので振り返ると、白いワンピースを着た女性が立っていた。一体いつの間にいたのだろうか。先ほどぐるりと見たときはいなかったのに。


「誰だ?」


「私は女神です。レティシアと申します」


「女神?本当に存在するのか。それで先ほどここは天国ではないと言っていたがどこなんだ?」


「うーん、言葉で説明するのが難しいので特別な空間だと思ってください」


「じゃあ俺は死んでいないのか?」


「拓斗さんはもう死んでいます。あの、それより本題に入ってもいいですか?」


 俺ばかり質問していたせいか女神、レティシアはそんなことを言ってきた。質問ばかりでは先に進まないもんな。


「俺に用があって来たんですよね。俺ばかり質問して申し訳ない」


「いえいえ、急にこんなところに来られたらみなさん驚きますから。それで本題ですが拓斗さんに選択肢があります。このまま天国に行くか、異世界に行くか、です」


「天国はなんとなくわかるが異世界ってよく漫画であるやつか?」


 剣道ばかりしてきた俺でも異世界がどんなものかは知っている。美咲がよく見るアニメや道場に漫画を持ち込んだ生徒がいたので没収したのもほとんどが異世界ものだった。


「はい。ただ生まれ変わるわけではなく、今の姿、年齢のまま行くことになりますが」


「元いた世界に戻ることはできないのか?」


 出来ることなら妹と寛二さん、さち子さんに会いたいが。


「すみません。それはできないのです」


「まあわかっていたけどな。聞いてみただけだ。もし異世界で死んだらどうなるんだ?」


「その場合は天国に行くことになります。再び異世界に行くことはできません。もちろん天国に行くを選びますと異世界に行くことはできません」


「そうか……なら異世界に行ってみるよ」


「いいんですか?考える時間はたっぷりありますよ」


「元いた世界に戻ることはできないし、最終的には天国へ行くのなら異世界に行ってみようと思っただけだ」


 それにまだ15年しか生きていない。この年で父さんと母さんに会ったら何を言われるか……


「わかりました。では私からプレゼントがあります。まずはこちらです」


 そういってレティシアはどこからか刀を出し、渡してきたので受け取る。柄は淡いピンク色で長さは地面から俺の肩とほぼ同じくらいの長さだ。俺の身長が175センチほどだから140から150センチくらいか、かなり長い。鞘から抜き出し刀身を見ると柄と同じ淡いピンク色だった。こんな金属があるのかと思っていたら


「こちらは今から拓斗さんが行く世界で作られた剣です。作られた方はもう亡くなっていますが、拓斗さんと同じ世界から来た方です。その剣の名前は『桜花』といいます」


「へえ、だからこの色なんだな」


 もう一度桜花をよく見ると柄のところに桜の花びらが描かれていた。これを作った人は桜が好きだったのだろうか?とまじまじ見ていたらほのかに光ったような気がした。そして持っている手に何かぬくもりを感じる。


「なあこの刀、異世界で作られたのなら何か能力はあるのか?」


「拓斗さんはその剣を刀と呼ぶのですね。作った方からは能力については聞いておりません」


 そういえばレティシアは剣といっていたな。あちらの世界では刀と剣は区別しないのか。しかし刀と言っている俺も見た目が刀に似ているからそう言っているだけだが。


「ないのか。ならなぜこの刀を俺にくれるんだ?」


「それは作った方から『この剣は心優しき人に渡してくれ』と言われたからです。私の独断ですが拓斗さんに渡すべきだと思いました」


 どういった基準でレティシアが俺を心優しき人と判断したのか気になるが答えてくれそうにないので聞かなかった。


「もらえるものはもらっておくよ。俺も剣道をやっていたから多少は使いこなせるだろう」


「ふふ、ありがとうございます。それと他にこちらも差し上げます」


 レティシアが今度はなぜかワンピースの中から指輪を取り出して渡してきた。一体どこにしまっていたんだ。


「こちらの指輪は物を収納することが出来ます。上限はありませんし、手に触ることが出来れば何でも収納できます。ただし他人の物は収納できないので注意してください」


 ゲームでよくあるアイテムボックスのようなものか。しかしこんな小さな指輪に入るなんてさすが異世界だ。


「物って生き物は収納できるのか?」


「生き物は収納できませんがお亡くなりになった生き物は収納できます」


「わかった。それで収納したものはどう取り出せばいいんだ」


「イメージすれば取り出すことが出来ますよ。そうだ、実際にやってみましょう。お金をイメージしてください。特に硬貨1枚を」


 言われた通り俺は硬貨、100円玉をイメージした。すると指輪が光り、手に銀色の硬貨があった。


「そちらがこれから行く世界でのお金です。銅、銀、金、プラチナの硬貨があり、拓斗さんのいた世界の金額で例えると1枚10円、100円、1000円、10000円の価値があると思ってください。すでにその指輪にたくさんのお金が入っています」


「これから行く世界ってどんな世界なんだ。刀を渡すくらいだから刀がよく使われる世界なのか?」


 俺は出した硬貨を指輪に戻しながら聞いてみた。


「いえ、拓斗さんがこれから行く世界は魔法が栄えた世界です。そのせいで剣は廃れてしまっています」


「……俺は魔法が使えるのか?」


 魔法が栄えていて剣が廃れている世界でこの刀を渡すということはまさかだと思うが―――


「はい、拓斗さんに魔法の適正がありません」


 レティシアは申し訳なさそうな顔で、しかしズバッと適正がないと言った。だが使ったことのない魔法に頼るよりは刀の方がまだいいかもしれないので落胆はない。


「私からプレゼントするものは以上です。他に何か欲しいものや質問があればできる範囲で承ります」


 レティシアにそういわれ俺は考える。お金と武器はもらった。あと必要となるものは


「今から行く世界の言語は大丈夫なのか?」


「はい、全て拓斗さんが住んでいた日本語に変換されます。また拓斗さんが書いたり、喋った日本語はあちらの世界の言語に変換されるので問題はないです」


 つまり俺が見た文字や聞いた言葉は日本語になり、相手に見える文字や聞こえた言葉はあっちの世界の言語になるのか。これも魔法なのだろうか?だがこれで言葉が通じなかったり読めなかったりすることがないのは助かった。


「あとはあっちの世界の知識が欲しいのだが。いきなりよくわからない場所で迷ったりするのは嫌だからな」


「それなら私が教えますので気軽にお呼びください。声だけですが様々なことをお伝えすることはできます」


「んー、よくわからないけど困ったら呼んでみるよ」


「他にありませんか?面と向かっている今がチャンスですよ」


 他に、ね……別にもう十分な気もするがなぜそこまで聞いてくるのだろう?


「そうだ、さっき元の世界に戻ることはできないと言ったが、妹や叔父と叔母と話すこととかできないか?」


「拓斗さんの妹さん、美咲さんと寛二さん、さち子ですね。出来ますよ。あまり長い時間はできませんが」


 レティシアは再びワンピースの中からスマホのようなものを取り出し、何やら操作し始めた。そしてしばらくすると


「お兄ちゃん……なの?」


 レティシアが持っているスマホのようなものから美咲の声が聞こえた。声だけなので表情はわからないが、先ほどまで泣いていたような声だ。


「ああ、俺だ。今どこにいる?」


「この声、お兄ちゃんだ!私は家にいるけど……むしろお兄ちゃんはどこにいるの?病院?でもお医者さんからはお亡くなりになりましたって言われたけど」


「確かに俺はもう死んでいる。詳しいことは教えてもらっていないから説明はできないが、とりあえず話すことだけはできるみたいだ。寛二さんとさち子さんとも話ししたいから集まってくれないか」


「2人とも一緒にいるよ。スピーカーにするから待ってて」


 一瞬無音になったがすぐに


「お待たせ。それで話したいことって?」


「その前に寛二さんとさち子さんの声が聞きたい」


「わかった。おじいちゃん、おばあちゃん、お兄ちゃんが2人の声が聞きたいって」


「拓斗、本当に拓斗なのか?」


「拓斗さん、大丈夫なのですか?」


 寛二さんとさち子さんの声が聞こえてきた。死んだと聞いたときもう話すことが出来ないと思っていたから涙が出てきた。


「ああ、話すことだけはできるようだ。それで話だけど謝罪したかったんだ。2人より早く死んでしまってごめんなさい」


「そんなことか。人助けをしたんだろ。そして悪いのは拓斗を刺した奴だ。すぐに捕まったから安心しろ」


「そうですよ、拓斗さんが謝ることではありません」


「ありがとう。最後にさち子さんの肉じゃが食べたかったな」


 2人と話していたら夕飯に俺の好きな肉じゃがを作ってくれることを思い出した。その時レティシアが人差し指で円を描くようなしぐさをしてきた。もうすぐ時間ということか。短すぎる。


「ごめん、もうすぐ終わるらしいから最後に伝えたいことがあるんだ。俺はここではない世界に行くことになったんだ。もう会えないけど何とか生きていくよ」


「そうか、ならそっちの世界でも頑張れよ」


「お身体に気を付けてくださいね」


「お兄ちゃん、異世界に行くの?!私も行きたい!」


「いや、それは無理だろう……えっ?」


 美咲に行きたいと言われ、なんとなくレティシアの方を見たらオッケーサインを出していた。本当にいいのか?だが美咲まで異世界に来る必要はない。それに俺がいなくなったのに美咲までいなくなったら二人がもっと悲しんでしまう。何とかして考えを改めてもらおうとしたが


「あれ、美咲?寛二さん、さち子さん?聞こえてる?」


「すみません、もうお時間です」


 時間切れで話すことが出来なくなっていた。だが伝えることは伝えられたので十分だ。ただ美咲の異世界に行きたい発言が心残りだ。


「なあ、さっき美咲が異世界に行きたいって言ったときオッケー出してたけど本当に出来るのか?」


「はい、拓斗さんがそれを望み、美咲さんがそれを望むなら」


 確かに『他に何か欲しいものや質問があればできる範囲で承ります』と言っていたが、できる範囲ということだろうか。


「わかった。美咲が本当に異世界に行きたいのなら一緒に行く。ただし条件を追加してほしい。寛二さんとさち子さんの許可が得られなかったら行くことはできないと」


「わかりました。では美咲さんのところに行ってくるので少々お待ちください」


 レティシアは一瞬で姿を消した。急にレティシアが現れたら美咲はどんな反応をするだろうか。そして一人残された俺は適当に走ってみた。何かないかと思ったが草原と空と太陽しかない。かなり走ったところで疲れたので横になる。草の柔らかさとたまにチクチクした痛みを感じていると本当に死んだのか?と思ってしまう。そんなことを思いながら空を見ていると視界の隅にレティシアの姿を捉えた。


「美咲さん、寛二さん、さち子さんとお話をしてきました。そして美咲さんは異世界に行くことが決定しました」


「寛二さんとさち子さんが許可したってことか?」


「はい。『美咲には拓斗がい必要だし、拓斗にも美咲が必要だからな』と寛二さんが言い、『いつかこの家を出ていくのですからそれが少し早くなっただけですね』とさち子さんが言い、二人の許可が下りました」


 寛二さんが言っている意味が分からないけど寛二さんとさち子さんが許可したのなら何も言うことはない。


「それで美咲はどこにいるんだ」


「拓斗さんを異世界に送ったあと、美咲さんに説明しますので今はほかの場所で待ってもらっています」


「それだとばらばらに異世界に行くことになるのか?」


「いえ、同じ時間、同じ場所に送りますので安心してください。他に欲しいものや質問はありませんか?」


「んー、もう大丈夫だろう。何かあったら聞くから」


「わかりました。では異世界を楽しんできてください」


 レティシアがそういうと俺の周りが光り始めた。そして目の前が真っ白になった。



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