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日付変更線
広がる青は清く深く
限り無く続く…
宙の果て…
目を閉じて描いても
何一つ解らない…
日が落ちれば、
紅く染まる…
ただじっと
動かない視線。
水平線…
続く…向こうに
輝く、
流れ星。
言葉にして
伝えられる
飾られた翳りは、
打ち寄せる白い波に
砕けて儚く、脆く…
海に響く高鳴る鼓動
限り無い果て
夢を数えた…
時が告ぐ闇を待ち、
描いた雨の先に…
遥か藍の遠い温もり
月が雫見つめる光を
声も出さず包みこんで
眠れぬ感情…。
全て無い音で奏でた
闇を越える一刻、
瞼越え星にとけた…
一筋の雫。
言葉にして
伝えられた
飾られる翳りも
壊れてく闇の硝子
砕けて儚く、脆く。
月は見つめてる…
光を…
声も出さずに
包みこむよ…
眠らぬ
セピア色の追憶…
巻かれた糸が
ほどけたら…
空に響く高鳴る音、
光放つ夢を数えて…
闇を消して
描いた先に…
虹の彼方…続く彩に
染まる君の微笑み
真綿の色をした
やわらく白い
温もり……