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淡い初恋
ねぇ
覚えている?
何度も通ったね
君は
ミルクティで
僕は
コーヒーが
好きだった
ねぇ
覚えているよ
すぐに眠っちゃう
君は
退屈そうに
僕の教科書に
落書きする
あれから
どれぐらいの
時が経ったのか
想いだすように
目を閉じる…
あの頃
毎日
僕は待っていた
雨が降る日も
風吹く日も……
ねぇ
覚えている?
真冬の公園で
君は
つまんないと
僕の望遠鏡の
邪魔をする
ねぇ
覚えているよ
二人で観た星空
君は
綺麗だねって
僕の腕を
思いきりたたく
あれから
どれぐらいの
時が経ったのか
想いだすように
目を閉じる…
あれから
何度も
僕は待っていた
雪が降る日も
君の笑顔を…
僕は何時も
ここにいるよ
君に逢うために
目を閉じて…
君は何時も
ここにいるよ
胸に手をあてて
君を想う…
あれから
何年も
僕は想ってる
雨が降る七夕も
ずっと君を……