3/40
情熱の太陽
ふいに
気が付けば
誘惑の呪文に
温もり感じて
白い微睡み
人が
恋をすると
虚ろいの落日
悪は急ぎ足で
砂を蹴散らす
輝いた心は
何処にあるの今
過去の蜂蜜が
それを邪魔するの
嗚呼…
捨てちまえよ
この胸の奥に
情熱の太陽で
金星も燃やすから
その舟を
漕ぎ出せば
暗黙の呪縛に
囚われ彷徨い
後ろも見えない
月に
恋をすると
魂は凍り付き
夜は急ぎ足で
星も蹴散らす
耀いた星座は
何処に見えるの今
過去の足音で
未来を怯えるなら
嗚呼…
捨てちまえよ
この胸の奥に
情熱の太陽で
夜も焦がすから
嗚呼…
捨てちまえよ
この胸の奥に
情熱の太陽で
月も焦がすから