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これを読もうと思って下さり、ありがとうございます。素人ですがよろしくお願いします。
キーンコーンカーンコン...一日の終わりを告げるチャイムだ
『おい、帰ろうぜ』と友達と帰る人たちが言っているのを横目に見ながら教室を出る。僕は平石良太友達もいない残念な高校生だ。僕はいじめられてはいない。だが相手にされない空気の存在なのだ。何故かというと僕は人としゃべるのが苦手で入学してから誰ともしゃべれずにいた。おまけに運動オンチだし勉強もあまり得意ではない。こんな自分を毎日情けなく思う。
今日もそんなことを思いながら家に帰る。「なんで僕だけ...」これだけ思いつめると自分が情けないというよりも最近は自分が不幸なのではないかと思うようになってきた。帰る道中「じゃあね平石君」と後ろから女の人の声がした振り返るとそこにはクラスが一緒の女子がいた「じ...じ...じゃあね」(初めて喋れた。しかも女子だ。やったー!)緊張しながらあいさつをしたがすごく舞い上がっている。うれしくなってつい走ってしまった。が...左から大きなトラックが音を立てながら来た「え...」目の前が光に包まれて白くなってく。(もう死んじゃったのかせっかっく人と話せた(?)のに.....世界は残酷だ...)
「リ...リョ...リョウタ..くん...リョウタ君?大丈夫」女の人の声がする...声が..声がする?びっくりして起き上がる。そこにはいかにもアニメに出て来そうな女神がいた。
「ここ天国ですか?」状況を理解できてないリョウタが女神(?)に尋ねた
「あなた死んだことは分かってるようね」状況からして無理もないしそう思っていた。「でもやっぱり改めて言われるとショックですね」ため息交じりにつぶやく
「そうね、あなたは死んでいるわでもあなたが前の世界であまりにもかわいそうだからいい状態で人生やり直させてあげるね。まあ別の世界でだけど...」女神が苦笑いしながら言う
「本当にマンガみたいな話あるんですね。じゃあ剣と魔法が超強くてイケメンで運動神経と頭のいい人にしてください。」実感がわかないがリョウタは目を輝かせながら女神を見る
「君、意外とチャンスが手に入ったら図々しくなるんだね...まあいいや暇つぶしになりそうだからいいよ」そう女神は笑いながら言う
(えっ、いいのかよ?まじか試しに言ってみただけなのに...言ってみるものだな。よし...)
「じゃあ、人と普通にしゃべれるようにしてください」(さすがに無理かな)困った顔をしている女神を見て思う。「いいわよ。でもこれ以上は無理だからね。」呆れたような顔で見ている女神。
「はい、ありがとうございます。で、僕一回も魔法使ったことないんですけどどうすれば...」といい終わらないうちに周りが来た時みたいに白くなる「えっ...」女神を見ると、笑いながら「実際にやれば分かるよ」と言いながら手を振っていた
「えっ、ちょっ、待って」完全に光に包まれた
これからも更新がんばりますのでお願いします。