ある日
遠い記憶の中の物語
おじさんに怒られたのにまた森にいく奴が一人。
少年だ。
「……ん~。やっぱりやめよっかな~おじさん怖いからな~でも楽しいしな。よし!………行こう。」
そして少年はまた旅立つ。
「今日はどこいっこっかな~。よしあっち行ってみよー。」
そして少年は元気いっぱいに走り出した。
そしてころんだ。
「いた~い。」
これから大丈夫だろうか。
「あっ、変なのみっけ!」
少年はなにか見つけたようだ。
そいつは漆黒のボディーをしていた。まるで黒く光るダイヤのような輝き。そして頭には無数の触覚。またそいつの足は足音すら出さないだろう。そして、そいつが現れたら皆悲鳴を上げる。
そう……。やつの名は
GO KI BU RI
ゴキブリだ~!
……ゴホン。
何故そんなやつを見つけたのだろうか。
「うわっなんか動いた。あれなんか逃げた。まて~!」
そのまま少年は森の中に消えていった。
そんなやつ追いかけるなよ
そして少年はゴキを見逃したようだ。
「くっそ~。どこいった。……まいっかほかのさがそうっと♪」
そしてまた森の中に消えていった。
……どこいくの……
「いで"っ」
あ、またころんだ。
そしてまた変なのを見つけたようです。
「ん~なんだこれ?たべれるのかな~?」
それは人でした。黒髪の少女です。少年と同じぐらいの子です。
なんか倒れています。
きっと頭にタンコブがあるからどっかでころんで頭をぶつけたのでしょう。
それなのに人をたべれるのかなってなんだ、あっこら棒でタンコブつつかない!
「うぅぅん。」
完全にのびてます。しかも少年につつかれて痛そうです。
「よし!家にもってかえろっと。」
そういって少年は少女を引きずっていきました。
……少女はもっとタンコブが増えました。
「~~♪」
少年は楽しそうに家に帰っていました。
ですがその少年の手につかまれいる者(少女)が一人。
「……………………」
…ピクピク
頭にはタンコブがこれでもかと言うほど出来ている。そして白目を向いている。
もはや女の子のしていい顔ではない。
いや、もはや女の子ではないのかもしれない……
可哀相に……
さてはてそんなことを気づかない少年は楽しそうに家に帰ります。
その家には魔王が居ることを忘れて……
~だいぶ戻って~
「……ふぁ~ん…ねむい…」
おじさんは朝から釣りをしていたようです。
ですが……
「ん~飽きた!全く釣れないしだるいしやめよ!」
おじさんはそう言うと釣りの道具を片付け始めました。
なんて忍耐力が無いのでしょう。
とゆうか飽きっぽいのでしょうか。
そんなことを言っているうちに片付け終わったようです。
「……腹減った。」
そう言うと、とぼとぼ歩き始めました。
ちなみに釣れた魚の数は約川魚大小合わせて七匹。
……まぁ飽きっぽいおじさんにしては頑張った方でしょう。
おじさんはとぼとぼ家に帰ります
…忍耐力ないな
「……ハァ~。ただいま。」
そう言うとおじさんはベッドに倒れ込んでしまいました。
「……グゥ……」
どうやら眠ってしまったようだ
…ハァ、お腹が減ったんじゃないのかよ……
「………ぅん~腹減った~!」
………起きた………
なんだかんだで起きたおじさんはさっき釣ってきた魚を食べるようです。
慣れた様子で釜戸に火を付けました。
「…」
魚を串に刺して軽く塩をふっています。
塩焼きにするのでしょうか。。
ジュ~
辺りに魚の少し生臭い匂いと一緒に旨そうな魚の匂いが漂います。
お腹が空いてきました。
「よし。いい頃合いだ。」
そう言うとおじさんは皿適当に乗せました。
旨そうです。
「よし」
ジュルリ
「いただきます。」
そうしておじさんの食事が始まりました。
そうしておじさんか食事していると
バタン
「ただいまー!」
子どもらしく大きな声で言って少年は家に帰ってきました。
「あらま、おかえりー。…どこ行ってたこのクソガキが。」
少年に向かって酷いことを言ったおじさん!
そんなことを気にせず少年は元気いっぱいに答えました。
「ん?森に探検しに行ったよ!」
「………ハァ」
ゴン
「~~痛たい!何するんだおじぃ「うっせ~。勝手に森に行くんじゃねよ~。危ないだろうが。全く朝から怪しいと思ってたんだよこれだかぁ」ごめんなさい!!」
「……よろしい。」
どうやらおじさんの話が長くなるのがやだくて謝ったようだ。
少年やるぅ~。
「ハァ…まあいい。今回はもう許してやる。次からは勝手に森に行くなよ。」
「うん!」
「よし!いい返事だ……お前も魚食うか?」
おじさんは飽きれたように少年を許しました。そして残り少ない魚をあげることにしたようです。
「うん!」
また少年は元気いっぱいに答えました。
そして少年が魚を食べようとした時
「ん?なんだお前が持っているやつ?」
そう先ほどからほっとかれた少女におじさんが気付いたようです。
「ん。これ森から拾って来たの。これ食べられる?」
少年は少女が人だと気付いてないようです。
「ん、どれどれ……!!これは……人…か……?」
それはボサボサの髪で頭には無数のタンコブが。さらには頭に木の枝や葉っぱなどが突き刺さっている。体にも木の枝や葉っぱが付いている。顔も軽く腫れいる。しかもうっすらと白目を向いている。
もはや女の子ではない。
かわいそう……
「おい、“これ"どこで拾って来た。」
少女が“これ"呼ばわりされている……
「うん~~とね。ゴツゴツしたとこ。」
「ふ~ん。…あいつこいつがのびている時に拾ったのか……しかも引きずって来たか……」
おじさんはなんとなく少女に起きた悲劇に気付いたようです。
「とりあえずお前は魚食ってろ。」
そう言うとおじさんは少女の残骸を持って川の方へ行きました。
「はーい。いっただっきまーす!」
そして少年は魚を食べ始めてました。
どうなることやら
~おじさんの方~
「…さてと…起こすか…」
そう言うとおじさんは少女に軽く水を掛けました。
「……………」
反応はない。死骸のようです。
「ハァ。……仕方がねえな。あのガキ覚えろよ。」
そう言うとおじさんは少女の着て?いた服を脱がして少女を洗い出しました。
「…………ポ」
「うぜー」
バシ、おじさんが頬を赤くした少女をおもいっきり叩きました。
反応はない。死骸のようです。
まずは川の中に軽くつけ、それから頭を雑巾のように濯ぎました。
「ゴポゴポ…」
反応はない。死骸のようです。
おじさんは少女が溺れないようにすぐあらい終えました。
次は体ですがこれは酷い。まるで汚れを洗うようにして少女を水にはつけ水にはつけを十回行います。
「ガボッガボッ」
反応はないようです。
「……よし。」
そう言うとおじさんは濡れた少女をほっといて服を取りに行きました。
そしてその服は少女以上に適当に洗いすぐに少女と一緒に家に帰っていました。
「ゴホッゴホッ」
反応はないようです。
そしておじさんは少女と?一緒に帰ってきました。
するとどうでしょう。綺麗に骨だけ残して魚がありません。
「ゲプッ」
代わりに横になっている少年がいました。
「あっ俺の……ハァ、旨かったか?(俺の魚)」
おじさんは諦めた様子で少年に尋ねました。
「うん!まだ食べたい!」
少年はまだ食べたいようです。
「うるさいこれしか釣れなかったんだ。諦めろ。」
「ぅぅ。ケチ!」
「うるさい!ないものは無い!…それよりお前が拾って来たの人だから。食べれないよ。」
「えぇ~。……人って?」
「おいお前…ハァ。俺とお前と同じ奴ような奴のことを人って言うんだよ。」
「…僕と?ふ~ん。じゃあ食べれないね。」
とりあえず少年に少女が人とゆうことに気付かせました。
「ま、とりあえずさすがにこの濡れた服は着せられないな……」
どうやら少女は未だに裸のようです。
「おいガキお前の服を借りるぞ。」
ガサゴソ
どうやら少年の服を借りるようです。少年の返事を待たずに…
「いいよ!」
どうやら少年はいいようです。
「ね~。その子?どうするの?」
「ん~~。お前が拾って来たんだ。お前が決めろ……ダリィ…」
最後におじさんは何か言ったようですがそれより前に言ったことがおかしいです。
普通子どもに任せないでしょう。
「ぅん~~。起きるまで一緒にいよ。駄目?」
「……ま、いいか。おいそれより飯取りに行くぞ。分かったか?」
どうやらおじさんは少女を家に置いとく気らしい。
また、晩飯となる食材を取りに行くらしい。
「え"ぇ~面倒臭いよ。……いいよ!早く行こう。…何するの?」
「釣り」
「………行こー。」
こうして少年とおじさんは釣りに行きました。
……もう夕方なのに
「ね~、もう夕方だよ。それでもぃ「うるせー、じゃあイノシシ狩るぞ。」…行ってらしゃい……。」
おじさんも人の話をさえぎるのが好きなようです。