弥生と罪滅ぼしからの手助け
これまでの登場人物
春野弥生
弥生シリーズの主人公。ラリア王女の生まれ変わりで、夢石の継承書。
幼少期から水を操る能力を持ち、水の魔法を自在に使いこなすも、覚えている魔法は少ない。
冬川睦月/アクアワールドの王子
ある日海堂町に引っ越してきた少年。実はアクアワールドの王子で、世界をコントロールする能力と未来予知の能力を持つ。三百年前、ラリアを助けたらしいが、詳細は不明。
スリジエ・ムーン
元・南の人魚国第二王女で、ベエモットの娘であり、チェリーの妹。チェリーを殺した仇を弥生だと思い込み、海堂町へとやってくる。
小さい頃一度死んでおり、黒の人魚族によって生き返った。同時に呪いをかけられており、ベエモットが逆らった時に発動するよう仕組まれていた。
一度死んでいる為、他者から魔力を供給され続けないと生きられない疑似生命体で、興奮するともう一人の自分が現れてしまうことがある。
ベエモット・ムーン
元・南の人魚国国王で、チェリーとスリジエの父親。黒の人魚族の手下と思われたが、実は心の中では反抗する機会を伺っていた。
黒の人魚族によって妻が異世界に行ってしまったことが原因で、彼等に脅され、国王の座と城を追われる。
スリジエと同様、魂が粉砕される呪いがかけられている。
本当の目的は黒の人魚族への反抗と妻の救出だった。
ドグマ
黒の人魚族、派遣隊隊長。上層部の命令により、アクアワールドの計画をすすめる為に派遣された。
任務失敗の責任を取らされ、ほぼ同時に闇に侵食される呪いが発動。心が闇に蝕まれ、精神崩壊した。
ペルロマ
竜の協会の下にある洞窟に住み、封印されているアクアワールドの初代王女。睦月と同じく、竜人族。
何やら願いを叶えるチカラを備えているようだが、詳細は未だ不明。ベエモットが召喚し、封印を解いたことで、自我を失い、願いの為だけにアクアワールドを崩壊しようと動き出す。
ペルロマ曰く、スリジエは睦月の遠い親戚らしい。
ライアン(第十話・第三節〜第十二話・第三節)
アクアワールド出身で、睦月の師匠。黒の人魚族派遣隊によって拘束されたスリジエを救出した本人。
城の書庫に眠っていた本から姿を現し、睦月達を手助けするために目覚めた。故人。
最後は睦月達に全てを託し、消滅していった。
チェリー・ムーン(第八話・第一節)
元・南の人魚国第一王女で、ベエモットの娘。スリジエとは姉妹で、黒の人魚族と繋がっていたシャルロットによって計画を手伝わされたが、弥生との戦いに負けた直後、氷の矢によって死亡する。
けれども父親が転生魔法を組み込んでいたためか、天使として転生した。
スリジエの危機に一時的に天界から降り立ち、弥生とスリジエを手助けした。後をスリジエに託し、天界へと戻っていった。
睦月の母親(第五話・第二節、第八話・第二節)
黒の人魚族に囚われている、アクアワールドの王妃で、睦月の母親。
困り果てた弥生の前に霊体として現れ、度々手助けした。
川原雪江(第六話・第二節のみ)
ベエモットの妻であり、チェリーとスリジエの母親。元・南の人魚国王妃。
もう一つの世界に出向き、人魚嫌いの睦月父により、海堂町ともう一つの世界をつなぐ異次元空間に閉じ込められ亡くなる。
牢屋に入れられた、弥生とスリジエの前に一瞬だけ姿を見せた。
黒の人魚族・派遣隊
ハバリー、ヒィーロル、レベイル、セイヴィア
ドグマと同じく、アクアワールドに派遣され、任務を遂行するも、上層部の命令により、強制的に帰還させられた。
ペルロマとの戦いが迫る中、アクアワールド消滅のカウントダウンが始まった――――。
空間の歪みがどんどん広がっていき、景色は黒く染まり、石化していた人々は姿が見えなくなっていく。アクアワールドの本来の姿は跡形もなく消え去っていた。
暗黒に染まる広場の中央で、弥生、睦月、スリジエ、ベエモットの四人が作戦会議を行っていた。
そう、最後の戦いとなるであろう――――ペルロマとの決戦へ向けて、念入りに話し合っている最中だ。
作戦を練るのは四人の中で最も経験値が高いベエモット。その作戦に微調整を入れていくのは、冷静に物事を判断できる睦月。弥生とスリジエの二人は、ペルロマを止める重要な役割を担う。
最後の確認を取ったところで、ベエモットが、弥生とスリジエに、声をかける。
「弥生ちゃん、スリジエ。ペルロマ様は君たちが思っている以上に強い。先程戦ったと思うが、それよりも遥かに強い。まだ本気を出していない間に決着をつけるんだ」
弥生とスリジエは、力強く頷いた。
「はい、そのつもりです!」
「もちろんよ!」
ベエモットは、もう一言、忠告ともいえるような言葉を告げた。
「二人共、無理はしないようにするんだよ。君たちの体は一つしかないのだからね。もちろん、出来る限り、私と睦月君でサポートする。危機を感じたら叫ぶんだよ」
ベエモットの言葉に、弥生とスリジエはほぼ同時に「わかった!!」と叫んだ。
今度は睦月が、二匹の人魚姫に淡々と話す。
「春野、スリジエ。時間との勝負だ。次に地鳴りがした時は、アクアワールドの完全消滅が本格的に動き出す。それまでには終わらせるんだ」
弥生とスリジエは首を縦に振ると、お互いの顔を見合わせた。
「スリジエさん、頑張ろうね」
「ええ。これが最後の戦いだもの。春野さん、気合入れて行きましょ」
確認をしたところで二人は、両手を繋ぎ合い、目を合わせると、瞳を閉じた。自分の魔力を高め始める。最大限まで高めたときに、ベエモットが魔力増幅魔法を発動させて、更なる上限を目指す作戦だ。
――全てはペルロマと心をつなげる為に。
魔力が最大限まで高められた時、弥生とスリジエは、夢鏡に向けて魔力を放つ。二人の魔力は一つになると、光の球と変化して、夢鏡を目指した。
直後、ベエモットが魔力増幅魔法を二匹の人魚姫にかけた。
「セヘル・マハト・オグマンテ!!」
ベエモットの足元から魔法陣が出現したかと思えば、霧状のようなものが姿を現して、弥生とスリジエを包み込み消えていく。魔力増幅魔法がかけられた瞬間、準備は完了する。
ベエモットから魔力を増幅されたことで、弥生とスリジエの魔力は、ペルロマと同等の量まで上昇を見せた。
魔力を増幅された二人は、同時に、腹の底から叫ぶ。
「届けぇ――――!!」
ここで止める訳にはいかないんだ。ペルロマさんを止めて、アクアワールドを元に戻す為にも、夢鏡の力が必要なんだ。
“私達は絶対、諦めないんだから!!”
弥生とスリジエ、二匹の人魚姫の思いが重なり合った瞬間、タイミングを見計らったかのように、光の球が夢鏡の中へ吸い込まれていく。
そして、二度目の声が、スリジエの中に深く響いた。
――貴方達の思い、確かに受け取りました。どうぞ、私のチカラを使ってください。
今回はスリジエだけではなかった。弥生もまた、聞いていた。スリジエと同じ声を。
弥生は頭の中に見知らぬ女性の声が聞こえてきたことにびっくりしたのか、驚きの声を張り上げた。
「ええっ、声が……! 声が聞こえた……!?」
「え、春野さんも聞いたの!?」
スリジエが素っ頓狂な声色でつぶやいた。まさか自分以外にあの声を聞いた人物がいるなんて。そう言いたげな表情で弥生を見つめる。
その時、夢鏡が光を放ち、二つの光球を生み出し始めた。二つの光球は、夢鏡から離れると、弥生とスリジエ、二人をめがけて急降下していく。
弥生とスリジエが会話している間に、二つの光球はそれぞれ二人の全身を先から先まで包み込む。すぐさま光は消え去り、跡形もなく姿を消していた。代わりに、二人の衣装がさらに変化しているという事実が付け加えられる。
二人は、ゆっくりと瞼を上げる。何が起こったんだろう、と。弥生とスリジエはまた衣装が変わっていることに気付くことになる。何故衣装がまた変わったのか、二人は理解できていない。
彼女達を心配してか、睦月とベエモットが何事かと急いで駆けつけた。
「春野! スリジエ! 怪我はないか!?」
「弥生ちゃん、スリジエ! 一体何があった!?」
睦月とベエモットの問いかけに、弥生がつぶやくように言った。
「声を……声を、聞いたの。女の人の声を」
何かに心を奪われたような、意識が若干朦朧した様子で夢鏡を見つめる弥生。
驚きが隠せない雰囲気で視線を逸らしているのは、藤色の長い髪を揺らすスリジエだ。
「私も聞いたわ。また、聞こえたのよ。これで二回目だわ」
娘の発言に、何か疑問に思ったのか、ベエモットが首を傾げた。
「また……? スリジエ、その声とやらを、さっきも聞いたのか?」
「そうよ。一回目は夢鏡が聖なる光を起こした時に聞こえたの。今の今まで、誰の声だったんだろうって疑問に思っていたけど……」
声の主は夢鏡だったのね。夢鏡は使う者の心に反応する――――そういうことなのか。
ベエモットは苦悶の表情で考え込んでいる様子だった。腕を組み、夢鏡の方に目を向ける。
「だが、夢鏡というものは声を発するものなのか? というか、本当に夢鏡が発した声かも疑問だ。それに、弥生ちゃんとスリジエの姿が何故変わったのかも気になる」
「疑問点が増えるばかりね……」
スリジエがつぶやいた時、睦月は考え込みながら言った。
「春野、スリジエ。声が聞こえたんだよな?」
睦月の質問に、弥生とスリジエは不思議そうな顔で「うん、そうだよ」と頷きながら答える。
「それがどうしたんですか、睦月さん」
「冬川君、何か気になることでもあるみたいね」
睦月は深呼吸をして、間をおいてから話した。
「ああ、一つだけ気になることはある……その声の主が何を言ったのかと思ってな」
目を伏せて話す様子は、どこか納得がいかない顔つきだった。
そんな睦月に向けて、弥生が何を聞いたかを正確に伝えた。
「確か……えーと『貴方達の思い、確かに受け取りました。どうぞ、私のチカラを使ってください』だったかなぁ……」
「私も同じよ。同じ言葉を聞いたわ」
弥生とスリジエの証言に、睦月は目の色を変えて、態度を一変させた。
「――――!! 声の主はそう言ったんだな!?」
瞬間、タイミングを見計らったかのように、二度目の地鳴りが発生する。奥底から鳴り響く轟音が、もう時間は残されていない、そう告げている様だった。
動きが止まっていたペルロマが、一歩ずつ、ゆっくりと進み出す。
ベエモットは、ペルロマが動き出したことを、見逃さなかった。額に冷や汗をにじませ、周囲を見回していく。
「ペルロマ様が動き出したぞ……もう時間がない!」
ベエモットの発言によって、現実に引き戻される睦月。あとで聞くしかないかと考え、睦月は号令をかけた。
「ペルロマ様が完全に行動開始する前に、作戦実行だ!!」
弥生、スリジエ、ベエモットは、首を縦に振り、作戦を成功させたいという決意をにじませた。四人はそれぞれの役割を果たす為、行動に移す――――。
弥生、スリジエは一目散に泳ぎだした。最も心が通じていたスリジエが夢鏡を持つこととなり、まずは夢鏡を手にするため、秘宝目指して前へと進んでいく。
遠ざかる二人の様子を、睦月とベエモットが見続けていた。
「……ベエモットさん、俺らも作戦の準備を始めましょう」
「ああ、そうだね。何としても作戦を成功させよう」
睦月は弥生を、ベエモットはスリジエを、それぞれ瞳にうつしていた。
二匹の人魚姫はというと。対象者であるペルロマの元を目指して、ひたすら泳ぎ続けている。徐々にペルロマとの距離を詰めていく中、ある壁にぶち当たった。
ペルロマを守る結界――――さきほどの結界よりも強力に、何重層にも張られ、近づきにくくなっていた。結界が張られていることは想定していたが、まさか何重層にも張られて強力な結界へと変化していたなんて、予想もしていなかった。想定外の事態に、弥生とスリジエは大きく目を見開いて、後ずさりする。
けれど。ここで諦めるわけにはいかない。ここまで来たんだ。最後までやり遂げなければ!
弥生とスリジエは、互いの顔を一見すると、前へと進め始めた。一歩、また一歩と尾びれを動かしていく二匹の人魚姫。結界を前にして、現状は変わらなかった。前回と同じように、押し出されそうになる。
――どうしよう……ペルロマさんに近づけない!
弥生が心の中でつぶやいたと同時に、スリジエはしかめっ面で叫んだ。
「近寄れないなんて……これじゃあ、さっきと変わらないじゃない……!!」
弥生は、横にいるスリジエをチラ見した後、ペルロマを見つめる。
――また、ペルロマさんから攻撃を受けることになってしまう……そうしたら何も変わらない……もう時間がないのに……。お願いペルロマさん、正気に戻って…………!
同じことは何度も起こることはない。それは分かっていた――――それでも信じたかった。もう一度、ペルロマ様が答えてくれることを。
十数秒経った頃、弥生は気付くことになる。やはり何も起こらなかったという事実に。弥生の顔は歪み、冷や汗をにじませた。
やっぱり、駄目だった……ただ単に語りかけるだけじゃ駄目なの……?
弥生が俯いた時、スリジエは「まだよ! まだ終わりじゃない!」と弥生を叱咤激励するかのように言った。
「私達が諦めた時点でこの世界も、私達も、みんな全て終わりを迎えてしまうのよ!?」
スリジエの発言で、弥生はハッと忘れかけていた重要な事実を思い出す。
――自分達が諦めてしまうと、全てが終わる。
弥生を見つめると、スリジエは静かに言った。
「……最後までやり抜く、そうでしょう!」
弥生は「そうだね」と力強く頷き、溜めていた思いを声に出す。
「思いを届けるまで――――ペルロマさんを止めるまで、私達は諦めちゃいけないよね」
「そうよ。それにまだ始まったばかりよ。諦めるのが早すぎると思うけれど?」
弥生とスリジエは、微笑みあった。のもつかの間。
すぐさま弥生が不安げな声でつぶやく。
「でも、このままじゃ近づけないよ。さっきみたいにまた攻撃を受けちゃうかもしれないし……」
「確かに……あの結界を破らないと意味ないわね。時間は残されていないことだし、早く対策を考えないといけないのだけれど……」
「こっ、この後どうしたらいいんだろ……!?」
弥生の頼りない言葉に、スリジエはため息をついた。
「はあぁ……春野さん……。けど、あの結界を破るには、かなりの実力者でないとそう簡単に破れない気がするわ」
「じゃあ、実力のある誰かに結界を破ってもらう……とか?」
「誰かって……誰に…………?」
弥生とスリジエが考え込んでいる隙に、何者かが、背後から近づいていた。二人は考えることに夢中で、背後の人物に気がついていない様子だ。
一歩、また一歩。少しずつ、距離を縮めていく。
弥生とスリジエの間近に迫った瞬間、直立している人物は言った。
「それなら、その結界を破る役目……俺にやらせてくれないか?」
弥生とスリジエは同時に振り返った。背後に人物が立っていることにも気がついたが、人物の正体が誰かも一瞬で理解することとなった。
弥生が、大きく目を見開きながら叫ぶ。
「ド、ドグマさん!? もしかして、ドグマさんですか!?」
ドグマは笑みをこぼして言った。
「ああ、そうだ……弥生ちゃん、ありがとう。君が諦めないでいてくれたお陰だよ」
心が完全に闇に染まっていた派遣隊隊長、ドグマである。聖なる光を全身で浴びたお陰で、闇を振り払うことができたようだ。闇から開放されたドグマの顔には、笑顔が溢れていた。
「良かった……正気に戻ったんですね……! 本当に良かった……!」
弥生はそうつぶやくと、瞳に溜まっていく涙を、右手の甲で拭っていく。
あれ……でもなんか、微妙に顔が変わっているような……気のせいかなぁ?
弥生が不思議そうに小首を傾げる中、ドグマは、スリジエの前まで歩みを進めた。
「それと……スリジエ王女様。今までご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」
跪きながら謝罪する彼の姿に、スリジエは困惑した表情で叫んだ。
「……!? あなたって、確か、王族直属の護衛隊隊長だった…………!」
「そうです。私はミレス=ブリジャール、ベエモット国王様より命を受け、護衛隊の隊長を勤めていた者でございます」
ドグマの言葉を耳にし、弥生は、大声を上げた。
「ええええええええぇぇぇ!?」
「今は時間がありません。詳しい話は全てが終わってからお話致します。それよりもペルロマ様を止める方が先です」
ドグマはそう言うなり、ペルロマがいる方向に目を向け、続けて話した。
「自分が結界を破ります。結界が解かれた瞬間、お二人はすぐさま突入なさってください」
弥生とスリジエはコクリと頷き、ほぼ同時に「ありがとうございます」とお礼を述べた。直後、弥生がドグマに話しかける。
「ドグマさ……じゃなくてミレスさん、いいんですか……?」
「これは……俺なりの、罪滅ぼしさ…………さあ、そろそろ始めよう」
ドグマは瞳にペルロマを映し出した。二人に向けて微笑みかけると、前を見据える。
――彼の者ペルロマとの……最終決戦を、異世界の存続がかかった戦いを、始めようじゃないか。
ドグマの口元が緩んだ時、ペルロマが結界を破ろうとする者に気づいた。邪魔をしようとしている者がいる……排除しなければ。
ペルロマの体勢が変わり始めた瞬間、ドグマが呪文を唱えながら、素早く前進し始める。
「ハント・グラディウス! 剣をこの手に授け、チカラを与えよ!」
片手が手剣へ姿が変化したのを確認し、結界に手剣を突き刺した。
少しでも二人の力になれれば!
ドグマは胸の内に秘めた思いを抱いて、結界を破ろうと試みる。思いは強さとなり、自然と手に力が加わった。穴を開けられたらと考えたのか、手剣と反対の手を使い、強引にこじ開けようとする。
自分を、闇から助けてくれた二人の手助けがしたいんだ!
ほぼ同時刻。ペルロマの鼓動が高まり、黒いオーラを身にまとい、ゆっくり両手が動き出す。
――まずい! 攻撃が始まる!
すぐさまドグマは、瞬間移動の呪文を唱えた。
「アンスタン・モヴィメント!」
ドグマ、弥生、スリジエが瞬間移動するのを見計らったかのように、ペルロマが禍々しい闇のチカラを放った。
最終話突入です!
全部で5つの節を予定していましたが、思いのほか文字数が多くなってしまったので、まだ増えそうな予感(汗)
これ以上文字数が増えないように気をつけないとです……頑張ります(汗)
次回は……もしかしたら来月になるかも?
お楽しみに〜! ドグマさんの過去はちゃんと書きますのでご心配なく!