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弥生ともう一つの世界  作者: Runa
第十話 弥生と夢鏡と夢石のチカラ
34/51

弥生と夢鏡争奪戦 三

何ヶ月振りでしょうか。待たせすぎで、申し訳ありません。

ここで新キャラ登場です。

 まさか、この声は……!?


 弥生は大きく目を見開いてから、扉がある方に体を向けて振り返った。開いた扉から漏れる光で一瞬目を閉じたが、再び目を開ける。藤色の長い髪が特徴の人魚と、その隣に佇む、弥生の見知らぬ男性が視界に入った。教会内に、ただならぬ空気が漂い始める。


 弥生は人魚の顔に見覚えがある。その人魚を見た瞬間、弥生の顔色が明るくなった。

「スリジエさん!」


 スリジエさん、無事だった! 良かった……!


 しかし、弥生が思っていたよりもスリジエの表情は硬く、その場を動かずに弥生を睨んでいる。そして、弥生を指さして叫ぶ。

「全く……相変わらずね、春野さん!」

「えっ……な、何が?」

 弥生はまさか怒鳴られるとは思っていなかった様で、やや驚きながらうろたえた。


「春野さん、さっき諦めるようなこと言ったでしょ?」

 スリジエが指摘した直後、弥生が「あっ……」と思い出したような声を漏らす。

 スリジエは弥生を説教するように怒鳴る。

「何、諦めようとしてるのよ! 早すぎるわよ! あなたが諦めてどうするのよ!」

「ご、ごめんなさい……」

 弥生はしょんぼりと落ち込むと、小さな声で謝った。


 スリジエが落ち込む弥生を見つめ、怪訝そうに言う。

「それにさっき黒の人魚族が言ったこと信じる訳?」

「黒の人魚族が言ったこと……?」

 弥生がきょとんとした目で上を見上げ、不思議そうに首を傾げている中、スリジエはふくれっ面な顔で再び叫ぶ。

「私とあなたが牢屋に入れられている時に、すりかわった件よ!」

 弥生はしばらく考え込んでいたか、数秒経ってから「ああ〜、あれか〜!」と叫んで記憶を呼び起こした。

「ああ〜、あれか〜! ……じゃないわよ! あの、黒の人魚族よ? 正直に本当のことを言う訳ないでしょう!?」

 スリジエは不機嫌そうに思いの丈を弥生にぶつけた。


「じゃあ、スリジエさんと偽物のスリジエさんが入れ替わった本当の時間って……」

 弥生は何度も瞬きを繰り返しながらつぶやいた。その時、ふと考える。何気に気になっていたことだ。そのことをスリジエに問いかける。

「……あのー、それよりも、スリジエさんの隣にいる男性は……?」


 誰もが気になっている、スリジエの隣に立つ男性の存在。


 ――――あの男性、誰だろう?


 竜の教会にいるほとんどの者が疑問に思っている。ベエモットや黒の人魚族派遣隊メンバーも想定外の人物登場に慌てふためいているぐらいだ。

 教会の奥で光を放つ、夢鏡の傍に立つレベイルやセイヴィアでさえ、呆然としながらもうろたえていた。


 スリジエは弥生の問いに対し、答えようつぶやく。

「ああ……実はこの人は――――」

 スリジエが話して途中だった。

 意識が少し回復した睦月がスリジエの隣に立つ男性と目があった瞬間、驚いた表情で声を上げる。

「なっ……何故、あなたがここにいるんです!?」

 睦月のその声に、真っ先に反応を示したのは弥生だった。

「む、睦月さん!?」

 弥生が睦月の姿を見つめる中、睦月は呆然と信じられないような顔でつぶやく。

「まさか……ラ、ライアン……先生、なのか?」

「……!? えっ、ライアン、先生……?」

 弥生は睦月と男性の姿を交互に見やった。

 ライアンと呼ばれた男性は睦月に微笑む。

「お久しぶりですね、王子。あれから大きくなりましたね」

「えっ、睦月さんの……知り合い……?」

 弥生が口をポカーンと開けたまま、硬直していた。

「ああ、その前に今からそちらに向かいますので、少々お待ち下さい」

 ライアンはそう睦月に告げるなり、スリジエを連れ前へ歩み始める。ライアンとスリジエの近くにハバリーとヒィーロルが立ちふさがっている状況の中、ライアンの歩みは止まらない。さらに、奥にいるセイヴィアとレベイルも目を光らせていた。


 近くにいたハバリーと弥生を見張ってヒィーロルが同時に、ライアンに襲いかかろうと動いた時、ライアンが一瞬の隙に「チエーラ・ツァイト」と呪文を唱え、数十秒間だけ体が硬直する身体束縛魔法をハバリーとヒィーロルにかけた。

「少しだけ、動かないでくださいね」

 ライアンは二人に対し、微笑みを投げかける。

 セイヴィアとレベイルが仲間の二人に魔法がかけられた場面を目撃した直後、動き出そうとした。だが、ライアンは二人の隙を突いて、同じように身体束縛魔法をかける。


 そして、ライアンとスリジエが弥生の前まで到着すると、弥生が涙ぐみながら本音を吐く。

「スリジエさん……! 無事で良かった……! もう、駄目かと……!」

 スリジエは「春野さん、冬川君」と声をかけると、弥生と睦月に話す。

「この人が、私を助けてくれたのよ」

 弥生と睦月は少しだけ目を見開く。

「ライアンさんが、スリジエさんを……?」

「ライアン先生が……? どうして、そうなったんだ……?」


「実は……」

 スリジエは二人に数分前の出来事を語り始めた。



      *




 数分前――――。

 スリジエは城内の倉庫で眠るように倒れていた。倉庫の入口付近に置かれている、葡萄酒の樽から漏れ出す葡萄ぶどうの匂いが、スリジエの鼻に入り込み意識を取り戻す。

 目を覚ましたスリジエは真っ先に様々な食料や樽が目に映った。視線を動かすと食料の反対側には弓矢や甲冑など大量の武器等が、その隣には本棚が配置されている。


 ――――ここ、は……?


 数秒、頭が回らずに視界がぼんやりとしていたスリジエだったが、少しずつ意識が回復し、完全に目が冴えた時に自身が置かれている状況を理解する。


 スリジエが弥生、睦月と共に竜の教会に向かい、教会前までやって来た時に教会から強烈な光が発せられた。そこまでは覚えている。そこから黒の人魚族のメンバーと思われる人物に眠らされ、今に至る。


「……!?」

 スリジエは自身の口、両手、尾ひれにそれぞれ魔法で拘束されいることに気づいた。かけられた魔法は解呪魔法を唱えて解除しないとそれ以外の魔法や方法では解けない魔法で、そう簡単には上手くいかないようになっていた。


 スリジエはなんとかして体を起こそうと試みるも、手と尾ひれが拘束されているため、起き上がることもできなかった。恐らくは黒の人魚族のメンバーが眠らせたスリジエを倉庫まで連れて行き、魔法をかけたのだろう。


 ――――これ、どうすればいいのよ!


 心の中で悲痛な思いを叫ぶスリジエ。スリジエがもがいても、魔法が解けることはない。スリジエは解呪魔法を習得していない様で、更には解呪魔法が必要だと言うことを知らないらしく、不思議そうに動かない尾ひれを見つめていた。

 

 ――――どうすれば動けるようになるのかしら……?


 スリジエは拘束を解く為に、様々な方法で挑戦していく。めいいっぱい体を動かしたり、心の中で他の魔法を唱えたりするが、どれも失敗に終わっていった。やっていく中で、ふと、考える。


 ――――これって、解呪魔法が必要なんじゃあ……? 私、解呪魔法なんて知らないわよ!?


 スリジエが必死に体を動かそうと粘るも、現状は変わらず。スリジエの頬に一筋の汗が滴り落ちるも、アクアワールドは水の世界。汗は瞬時に同化した。


 ――――私にも、知らないことがあったなんて。


 小さい頃から様々な本を読んで、知識を蓄えてきた。魔法だってそうだ。父親や姉から様々な魔法を教えてもらい、失敗しながらも努力して習得してきた。


 ――――けど、ここに……アクアワールドに来てからは知らないことだらけ。私の知識にない魔法だって存在した。これから、どうすればいいのよ……! チェリーお姉様……!


 スリジエの頭の中に『絶望』と言う二文字が浮かび上がった。


 ――――チェリーお姉様……もう、駄目かもしれません。


 スリジエは強く目を閉じる。その時だ。目を閉じていても分かるほどの強い光が部屋を照らした。

 スリジエがゆっくりと瞼を開けていく。少しずつ、少しずつと。視野が広くなっていく中で、本棚の前でぼんやりと輝く“何か”を発見した。


 ――――あれは……本?


 光を放っていた物は本であった。本自体が光を発しているのだ。

 スリジエの視界が戻った時、本のタイトルが読み取れた。


『もう一つの世界の歴史書』


 本のタイトルは、そう書かれてある。


 ――――もう一つの世界の歴史書? どうしてそんなものが倉庫なんかにあるの? 普通は書庫なんかにあるはずなのに……。


 スリジエが本を確認したと同時。突如、本の表紙が開かれたかと思うと、水の流れが速い訳でもなくパラパラと高速でページがめくられ始める。次々とめくられていき、あとがきだろうか、本の終わりの方に差し掛かったところで停止し、轟音と共に勢い良くつむじ風が起こり、それに伴い渦が巻き起こった。


 ――――突然、何事!? 何が起こっているの!?


 スリジエは目を閉じて、流されない様に体を踏ん張る。しかし、体の一部が拘束されているため、上手く力が入らない。


 数秒後、吹いていた風が治まっていき、本が放っていた光も徐々に消滅していった。


 スリジエが閉じていた目を開ける。


 ――――治まった……? って、誰よ!?


 目を開けた先に、数秒前まで存在しなかった、スリジエの見覚えのない男性が歴史書が光っていた場所に立っていた。男性の手中には、例の歴史書がある。


 男は心臓辺りをさするように触れながら、吐くようにつぶやく。

「ふむ……長い年月としつきが経っているせいか、少々術式に綻びがあったみたいですね。今の私には、人間らしい感情はあまり無いようだ」

 スリジエの姿に気がついていない様で、納得した表情で自身の心臓部を見つめる男。


 ――――術式……!? 何なのよ、この人!? 何を言っているのかしら……!?


 男は何者かの視線を感じ取ったらしく、スリジエがいる方向に振り返った。

「おや、誰かの視線を感じると思ったらあなたでしたか。あなたは……?」


 スリジエは喋ろうとしても、口が魔法によって拘束されているために喋ることすらままならない。


 男はスリジエの全身をしばらく凝視すると、スリジエの置かれている状況がどういったものを見抜く。

「これは……? ……なるほど、そう言う事ですか。どうやら、あなたには魔法がかけられている様ですね。しかも、拘束を解くには解呪魔法が必要……その様子からあなたは解呪魔法を知らない。そうですね?」

 男の問いに対し、スリジエがうんうんと頷いた。

「そうですか……わかりました。では、その魔法、私が解きましょう。心配いりません。私は怪しい者ではありませんから」


 ――――充分、怪しいんですが……?

 スリジエは心の中で、つぶやいた。


「拘束魔法の解呪を行います。宜しいですね?」

 男がスリジエに告げると、スリジエは“お願いします”言いたげな顔でこくりと頷いた。


 男はぶつぶつと小声で何か喋ると、スリジエの体が光り、拘束されていた三つの部分が解除された。


 スリジエはうーんと伸びをする。

「はぁ……やっと自由になったわ! 助けてくれて、ありがとうございます。えーと……」

 スリジエがどう呼べばいいか戸惑っていると、男は微笑みながら名乗る。

「ああ、自己紹介がまだでしたね。私の名はライアン。宜しくお願いしますね。あなたは?」

「ライアンさんね。私はスリジエ・ムーンと言います。宜しくお願いします」

 スリジエも自己紹介し、ライアンとスリジエは互いにペコリと頭を下げた。


「スリジエさんですか。覚えておきます。私はここで、このアクアワールドにいる王子のお世話係をしていました。年月が経った今となっては、わかりませんが」

 ライアンが話したことの中に、スリジエは“王子”と言う単語に反応を示す。

「王子って……まさか、あの冬川君のこと!?」

 スリジエが前のめりになって尋ねた直後、ライアンは怪訝そうに質問する。

「フユカワ……? もしかして、スリジエさんは王子のことをご存知なのですか?」

「ご存知も何も! さっきまで一緒に行動していたもの! って、冬川君と春野さんは!? あの二人大丈夫かしら……? 大変な事になっていないといいけど」

 スリジエの小言を耳にして、今度はライアンが食いつく。

「大変な事……!? どういう事ですか? このアクアワールドで一体何があったのですか? 私に詳しく話してもらえませんか?」

「ああ……実は今、アクアワールドに奴らとあの男が来ていて……」

 スリジエはそうライアンに話し始める。ここで何が起こっているのかを。奴ら……黒の人魚族と、あの男……自身の父親であるベエモットがアクアワールドにやって来て、アクアワールドの秘宝を狙っていること。ベエモットが竜の教会にいること。そして、自分の身に何が起こったのか。事細かく全て話した。


 ライアンはスリジエから話を聞いて、呆然と立ち尽くしていた。

「そんなことになっていたとは……困りましたね。スリジエさん、お話ありがとうございます」

「ど、どういたしまして……。と言うより、ここからどうやって竜の教会に行けば……!」

 スリジエの言葉に、ライアンが提案を持ちかける。

「それなら、私が案内しましょうか?」

 スリジエは「え……ライアンさんが?」と言うと、ライアンの顔を見上げた。

 ライアンはニッコリ笑みを浮かべ、冷静な口調で話す。

「ええ。私はここで生まれ育った者。ここから竜の教会までの道のりなら分かりますよ。それに、転移魔法を使えば一瞬で教会前まで着きます」

「ほ、本当ですか!? ライアンさん! ありがとうございます!」

 スリジエは深々と頭を下げ、お礼を述べた。

「……私には、やらなければいけないことがありますし……それと、王子に会って話さないといけないことがありますし」

 ライアンがぽつりと独り言のように話した。

 スリジエが首を傾げながら喋る。

「冬川君に……会って話したいこと……?」

「ええ、正確には話すべきこと……でしょうか」

 ライアンはスリジエに話すと、続けて言う。

「スリジエさん、では、行きましょうか」

 スリジエは力強く頷き、ライアンが発動させた転移魔法によってその場を後にした。



      *




 そして現在、竜の教会。


 スリジエから話を聞いた弥生と睦月はあんぐりと口を開けたまま呆然と立ち尽くしていた。

「じゃあ、スリジエさんと偽物のスリジエさんが入れ替わったのは……あの時だったんだ……」

「まさか……ライアンが……そんな馬鹿な……」


「そして、ここにいるライアンの転移魔法で竜の教会までやって来たと言う訳よ」

 スリジエがそう告げた頃を見計らって、ライアンが弥生に話しかける。

「ラリア・ホワメールさん……いえ、春野弥生さん、ですね?」

 弥生は「は、はい!」とビクつかせ、返事した。

 ライアンは弥生に話す。

「あなたのことはここにいるスリジエさんから聞きました。海の世界の秘宝・夢石を唯一使いこなせる者……通称『夢石の継承者』と」

「い、いえ、私はそんな……」

 弥生が謙遜していると、睦月が精いっぱい声を出して話に割り込む。

「ライアン先生……ライアンはどうしてここに……」

 ライアンが途中で話を遮り、制する。

「王子、今はそれどころではないでしょう?」

 ライアンは右側と左側、両サイドにいる黒の人魚族派遣隊メンバーを交互に見つめた。


 その黒の人魚族派遣隊メンバーらは、危機を感じているのか、ねっとりとした冷や汗を掻きながらライアンに視線を注ぐ。まさか、ライアンという人物がここにやってくるとは思っていなかったらしく、互いにアイコンタクトを取りながら様子を伺っていた。


「これからどうしよう……早くしないと夢鏡が……!」

 弥生がオロオロと辺りを見回していると、スリジエが弥生に話しかける。

「まずは奴らを倒すしかないでしょ」

 弥生は「えっ」と声を漏らして、さらに言葉を続ける。

「スリジエさん、黒の人魚族だよ? しかも四人もいるよ? 私達に倒せる相手じゃないよ……」

 弥生の言葉に「ウッ」と言葉を詰まらせたスリジエ。

「確かに、それはそうね……黒の人魚族メンバーの中で優れた実力を兼ね備えたメンバーを集めた派遣隊だものね……そう簡単に倒せる相手じゃないわね」

 スリジエは苦苦しい表情で親指の爪を噛む。


 黒の人魚族派遣隊は黒の人魚族幹部達により厳選されたメンバーを集めており、ほとんどのメンバーは弥生やスリジエの実力では到底歯がたたないほどの実力を兼ね備えた者達で勢ぞろいなのである。


「早くしないと……夢鏡が奴らの手に……」

 魔法で体の自由を縛られている睦月が体を動かそうともがく姿を、弥生は見つめながら「睦月さん……」とつぶやいた。

 スリジエが険しい顔で話す。

「でも、何か対策を取らないといけないのは確かでしょ? 黒の人魚族があのまま何もしない筈は無いもの」

「そ、それはそうなんだけど……」

 弥生が口ごもっていると、ライアンが口を挟む。

「弥生さん、スリジエさん、王子、それなら、私に任せてもらえませんか?」

 その瞬間、弥生、スリジエ、睦月の三人が「えっ」と小さく声を上げると、驚きの表情でライアンを見つめた。

 ライアンは三人に続けて言う。

「ここは私に……奴らを倒させてもらえませんか?」



予定よりも大幅シーン一つの文章が増えた為に、書ききれませんでした……残りは自身で考えた少々シーンを追加させて、第十一話に突入です。

ここで第十話は終了、第十一話に突入します。

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