前作のあらすじ
【はじめに】
この小説は『弥生と夢石』の続編です。
弥生と夢石を読んだ事がない人でもわかるよう、前回までのあらすじを載せておきます。
それを見てから本編を読んでくださいませ。
【前作・弥生と夢石のあらすじ】
三百年前、北の海に人魚の国が存在した。王女ラリアの成人式の日に、海の魔物・リヴァイアサンが現れる。
人魚国はそのまま滅亡、王女ラリアは姿を消し、リヴァイアサンは生き残った国王によって封印された。
ところが、三百年後の現代、何者かによってリヴァイアサンの封印が解けてしまう。
一方、海堂町という町の図書館に、友人・秋村葉月と夏休みの宿題を行っていた。
同じ頃南の海では、もう一匹の、海の魔物が復活をとげた。
それが引き金となったのか、弥生は意識を失い、気がついた時には目の前に魔物がいた。
魔物に襲われそうになったとき、弥生の中にある何かが目覚めてしまう。
次の日からシャルロットと名乗る男に「夢石を渡せ」と襲われるように。
たびたび襲ってくるシャルロットから弥生を助けたのは、冬川睦月という名の少年。
弥生はそれ以来、睦月に想いを寄せるようになる。
そんな時、今度はチェリー・ムーンという女性が現れ、弥生を攻撃。
その女性はシャルロットの新しい相棒だった。
シャルロットはとある計画を実行に移すため、睦月を連れ去り、操ってしまう。
そんなことを知らない弥生は睦月に声をかけ続ける。
ある日、弥生が睦月を戻そうとしたところに現れたのは、シャルロットの新相棒、チェリー・ムーン。
弥生に戦いを挑んでくるチェリー。
戦いを挑む前に、睦月が以前シャルロットと手を組んでいたことがチェリーの話により判明した。
弥生はそれでも睦月を助け出す事を決める。
手ごわいチェリーに負けそうになった弥生だったが、ギリギリのところでチェリーを倒す。
チェリーは自分の過去を少し明かし、泡となって消滅。
その瞬間弥生の中に、自分がラリアだという、前世の記憶の一部を思い出した。
シャルロットは弥生に招待状を送る。
弥生は睦月を助け出すため、招待状に書かれていた城に向かう。
城についた弥生。そこでシャルロットと操られている睦月と対面。
睦月を助け出そうとするが、シャルロットに邪魔される。
しかも、二匹の魔物が弥生に襲い、すべてを思い出す弥生。
弥生の睦月を想う気持ちに夢石が反応。真の目覚めをしてしまう。
だが隙をつかれて、シャルロットの手に夢石が渡る。
シャルロットは夢石を使って世界征服を実行しようとした。
弥生はシャルロットの計画を決死の思いで阻止。シャルロットを倒す。その直後夢石も粉々に砕け散る。
けれども、城が崩れ始め、睦月に駆け寄る弥生。
弥生の涙に夢石が反応。弥生の願いを聞き入れ、睦月が目を覚ます。
睦月は弥生に告白。弥生も自分の思いを睦月にぶつけ、二人は両思いに。
二人は海堂町を目指して城を抜け出していった。
簡潔に、なるべくわかりやすく。
これでもわからない方は小説をお読みくださいませ。