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新たな未来を求めて  作者: イーヴァルディ
第一章 狭間の鬼
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第六十五話 昼休み

前を急に切ったのは普通では理解できない内容に突入したからです。書こうと思えばかけたのですが、自分の中ではわかっても皆さんには理解できないわけのわからない文しかできなかったので。一応、没になった案はデバイスのフレーム部分の説明からシステムの基盤部分の接続の仕方。後、専門用語が飛び交うことに。自分の駄文なのに書けないことに恥ずかしくなってきますね。

「聞きましたよ」


昼休み。オレは生徒会室で都達と一緒にお弁当を食べていた。その最中に都が口を開いたのだ。


「何がだ?」


「周様が技術の中村先生を泣かせたという話を」


「そう言えばクラスメートが話していたわね。何をしたの?」


琴美がサバ缶を突つきながら尋ねてくる。まあ、有名になることは覚悟で反論したからな。


「間違っている点を全て指摘して訂正しただけなんだけどな」


デバイスシステムの基本的な部分から。知っている人の限りなく少ない部分まで様々な知識を先生に言ったら先生が泣きながら教室を出て行った。それには誰もがポカンとしていたのにオレは苦笑していたけど。


「問題になりますよ」


「間違いを言って指摘しただけだ。これで問題になったらそれ自体が問題になる」


間違いを指摘して怒られるならだれも間違いを指摘しなくなる。どこぞの恐怖政治かと思ってしまうようなものだ。まあ、怒られるとしたら敬語を使っていなかった部分かな。


オレの言葉に都がため息をついた。


「一応、『GF』は狭間市が呼び寄せたことになりますから私に話が回ってくるんだす。これからのことを思うと今から疲れてきます」


「珍しいわね。都が弱音を吐くなんて」


「だって」


都は生徒会室のドアの方を向いた。そこには明らかに人の気配がある。というか、ドアの隙間から中を覗こうとしている。確かにこれは嫌だよな。


「周様や琴美、千春と一緒に楽しくお昼ご飯といきたかったのに無粋な邪魔ものがいるので」


「我慢した方がいいよ。ボク達はただでさえ男の子からの人気が高かいから。周君はさらに人気が高いけどね」


「トップスリーだっけ? んな話聞いたことがないって。誰が広めたんだ?」


琴美と千春の二人が同時に都を指さし、都は恥ずかしそうに手を挙げている。


納得できるのは都の性格からだろうか?


「で、でも、悪気はないんですよ。ただ、周様の素晴らしさを伝えようとすれば、そういう風にした方がいいかなと思いまして。ですので後悔は全くしていません」


「してくれ」


オレは小さくため息をつきながら弁当を床に置いた。そして、魔術陣を瞬時に展開して魔術を発動させる。使う魔術は結界魔術。それに気付いた都と千春が弁当を置いてオレを見てくる。琴美も部屋の空気が変わったことが分かったのかサバ缶を置いた。


「こっから重要な話だ。放課後、貴族派と接触する」


このメンバーには貴族派について知っていることをいろいろ言っている。だから、そこまで動揺しないが驚いているような節はある。


オレは話を続ける。


「放課後の屋上でオレと音姉が接触する。出来れば屋上を立ち入り禁止にして欲しいけど」


「大丈夫です。屋上は元から立ち入り禁止です。屋上のカギは私が持っていますので」


それなら大丈夫だな。


「千春は何もしなくていい。ただ、学校内の警備は第76移動隊が行うから学校外の方を頼めるか?」


「わかったよ。一応、みんなには知らせる?」


「いや、いい」


みんなに知らせた場合、噂が一気に広まることだってある。結界を使って話しているのはそのことをさせないためのものだ。展開した結界の数は三個。オレが同時に展開できる上限を展開している。だから、この部屋の中に他の人がいなければ広まることはない。


「私はどうすればいいのかしら?」


「琴美には都と一緒にいて欲しい。生徒会の仕事とかあるか?」


「はい。琴美に頼もうと思っていたものがあります。一応、生徒会役員以外に有志を募ろうとも思っていますけど」


「亜紗と中村を行かせる。一応、第76移動隊でこのことを知っているのは音姉、孝治、悠聖の三人だけだ。放課後まで危険な状況に生徒をさらされたくないからな」


「一ついい?」


琴美が不思議そうに手を挙げた。


「もし、相手が襲いかかってきたとしたら二人で対処できるの? 相手は複数人なんでしょ?」


「大丈夫。オレと音姉がいる以上、生徒には指一本触れさせない」


「大した自信ね。でも、頼もしいわ。でも、もし、大軍を使って攻めてきたなら? さすがに二人では対処しきれないはずよ」


「それなら大丈夫」


オレはその言葉に笑って答えた。


「オレがいる」


「もう、呆れてものが言えないわ。でも、頼るしかない」


「うん。ボク達狭間市学生『GF』が束になってようやく一人倒せるか倒せないかってレベルの面々だからね。ボク達じゃ、力不足だよ」


千春は俯いた。確かに、力的な関係から言えばオレ達は学生『GF』と比べて遥かに強い。だけど、オレはそれがすべてを決めるとは思わない。


「オレ達の戦いがあるように千春達の戦いがある。オレ達は敵の大将と正面切って話し合うけど、千春達は他の人に普通の暮らしを守っていて欲しいんだ」


「普通の暮らし?」


「ああ。今はまだ安全であるというところ。オレ達が守りきれないところだ。オレ達はいつも戦っているという空気じゃないとだめだからな」


オレの言葉に千春は頷いた。


学園都市を除いて学生『GF』に主戦力として期待しているところはまずない。あるとしたら地域『GF』のメンバーが足りないところだ。まだ学生であり、人としての魔力が最大に達する20歳にすら到達していない。だから、数えることはない。でも、戦力ではない地域の安全を見るメンバーとしては重宝されている。


オレ達第76移動隊は地域を動き回りながら守るタイプなので、地域に密着して守る地域『GF』とはなりえない。


「放課後は出来るだけ普通に頼む。アル・アジフには一応知らせているけど、オレ達がいない穴を埋めるために市内を回るらしいから戦力にはならない。オレ達でどうにかするぞ」


「はい」


「そうね」


「了解」


都達の返事を聞いてオレは窓の外を見上げた。そして、小さく息を吐く。


「クライン。何の用事か知らないけど、容赦はしない」


放課後に戦闘が入ります。でも、まだ入りません。公開したい設定が後一つだけ残っているので。

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