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新たな未来を求めて  作者: イーヴァルディ
第一章 狭間の鬼
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幕間2 神剣について

神剣について書きました。

光輝の能力の一つを書いています。光輝の文字をみればわかりますが隠していることはあります。いつ出せるかわかりませんが。

「まさか、音姉が神剣を持っていたとはな」


オレは狭間市に向かう前日の夜、時雨の部屋を訪れていた。そこで渡された時雨からの資料。そこには三人の持つ神剣について書かれていた。


「亜紗の矛神。孝治のリバースゼロ。そして、音姉の光輝か」


「ああ。光輝は白百合家に伝わるものだ。音姫からすれば秘密にしたかったみたいだが、第76移動隊の隊長になる以上、隠せない。慧海の話だと、光輝の神剣としての力は一番異質だ。神剣の生まれた理由を知っているよな?」


「当たり前だ。神の力が宿った武器。力の断片だろ。神が神を砕き、神の力を自らの力として使えるように作った」


「まあ、大体合っている。その中でも光輝は最強クラスの神剣だ」


音姉の実力に最強クラスの神剣って、どこまで凄いんだか。


「最強クラスね。音姉の刀は十二分に名刀だ。確実に、白百合に伝わる宝刀。それと比べたら?」


「桁が違う。慧海と一般人が戦うようなものだ」


「そんなに?」


神剣には様々な能力がある。ただし、神剣とレヴァンティンや時雨の持つデバイス由来の武器は違う。


デバイスの別名が魔術器と呼ばれおり、魔術の力のあるものと解釈できる。バランスよく魔術を使うためだ。


だが、神剣は一芸特化。


名前のある神剣でも、冗談抜きで竜殺しの力があるものがある。その威力も折り紙つき。


神剣の大半が何故かわからないが日本語という面白い部分もある。


神剣の力は主に二つ。


一つは持ち主の呼び声等に応じて現れる能力。デバイスから取り出す力がかなり省ける。


もう一つが神の力。絶大な力を持つ神の力を使える。


だが、神剣と言えど、魔術器より劣るものは存在する。レヴァンティンと比べればほとんどが劣るだろう。


「光輝は持ち主を神格化させる能力があるんだ」


「神格化ということは、音姉の実力がワンランク上がるのか」


「簡単に言えばそうなる」


つまり、神の肉体を持つということだ。身体能力の底上げから様々な恩恵まで多種に渡って手に入る。


確実に勝てなくなるな。


「土壇場でそんなことをしてみろ。戦況がひっくり返る」


「だろうな」


つまり、オレ達が負けかけた時に音姉の力を使えということか。でも、音姉はどうして隠したかったのだろうか。


「なあ、最悪、全員の力を最大限まで許していいのか?」


「それは駄目だ。音姫は大丈夫でも、亜紗と孝治の二人は危険が大きすぎる。どちらも特殊型の神剣だからな」


「つまり、音姉だけはいいのか」


「大丈夫だろう。一応、権限は与えておくが、最大限まで解放するにはオレの許可が必要だと思っていてくれ」


「わかったよ」


オレは頷いた。頷いて資料を見る。


「義理でも姉弟だろうが。音姉の馬鹿」


幕間が終わり前半後編に入ります。

最初は事の顛末と貴族派について。


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