設定4 花畑孝治 中村光 海道茜
ネタバレ要素はありません。未来の話でも語る予定の無いことを語るので。
海道周に続いて次は花畑孝治、中村光、海道茜の三人の設定を公開していきます。この話でネタバレはありませんが、レーヴァテインに関しては本編で語られないことも語ります。ただ、ここで語る語られない内容に関しては後には出ない設定になるかと。
花畑孝治
海道周の初めての親友。同年代の中でトップレベルの天才でありながら周の実力を一番知っており同じ天才である白百合音姫よりもその実力を信頼している。
顔立ちは極めて整っており学園都市三大イケメンと呼ばれるほど。ただし、髪の毛は若干長め。
花畑孝治が『GF』に入った経緯は『赤のクリスマス』の際に両親が経営していた工場がその余波によって倒産。莫大な借金を背負った時に孝治の持つレアスキルが発覚したため孝治自身が自ら望んで『GF』に入った。
無口ではあるが性格は優しく、学校でもクラスの人気者。面倒見がかなりいいのが特徴。
実はかなりのお酒好き(外国でしか飲まない)。さらにはつまみももちろん大好き。常にスルメを形態している。
服装は常に黒色を着用する。
花畑孝治というのは海道周にとってなくてはならない存在でもあり、第76移動隊というのも二人がいなければ動かないものでもあります。もちろん、花畑孝治はこの作品においては重要な位置付けにいますが。
かなり気に入っているキャラの一人。そのため若干ながら強くなっていたりも。初期設定は最初の所持武器が運命と隼丸だったりします。ある意味周以上に外見と中身が違っているのが花畑孝治です。それは大人が大半の隠密行動部隊に身を置いていたことに理由があります。
最初の頃は海道周と花畑孝治、白川悠人の三人の主人公で行こうかなと思っていたのですが、悠聖が思っていた以上に書いていて楽しかったので主人公の役目は後退ということに。短編集で主人公として書こうかな。
所持武器 弓 運命
花畑孝治は最初遠近両用型弓兵だったが、アルタミラの遺跡において運命を見つけて以来、近接型弓兵としての地位を確立している。
弓の精度は九割を超えるが、命中率よりも速射性に重点を置いているからである。
運命はかなり強力な神剣ではあるが、神剣に改造された武器であるために内蔵型に改造したエネルギーバッテリーを使用しなければ能力を発動出来ない。言い方を変えれば魔力さえあれば運命をねじ曲げることは理論上可能。
切れ味はそれほど高くはないが、神剣に改造されたことによって万能性が上がり、ただの弓でも共鳴攻撃を可能としている。ただし、この際には神剣としての力が必要。
花畑孝治の使用武器について語りました。いやはや、ここに隼丸が加わっていたらさらに化け物となっていたに違いありませんね。
花畑孝治を気に入っているのは運命の能力にもあります。ちなみに、運命が神剣だったという話はこの作品では以降に語る予定はありませんのでネタバレとは言いません。
運命をねじ曲げるというのは実は運命だけが可能なわけではなく、運気を動かす術式とそれ相応の魔力さえあれば簡単に使用出来ます。問題が必要な魔力の量ですが。
リバースゼロ
孝治の持つ神剣。効果はリバースゼロ展開中に受けたあらゆる攻撃を貯めて、その力を何かに譲渡する能力。
直接的な攻撃力はないが、展開中は最大五回まで攻撃を受け止めることが出来るため、同時に六回以上の攻撃を叩き込まないとダメージを与えることが出来ない。
譲渡先の指定はなく、自分や他人だけでなく放たれた魔術にまで可能。ただし、譲渡中は数秒無防備になり、受け渡す力は最大限まで攻撃を受け止めていても一回だけで全てを使い切る。
花畑孝治が作品の最初から所持していた神剣。効果は極めて高く、ヒットアンドアウェイの性能が高い花畑孝治と組み合わせればまさに凶器となります。
あらゆる攻撃を受け止めることが可能ですが、傷はなくてもダメージは一定程度受けます。そのため、ダメージすら無効化になるわけじゃありません。
そもそも、神剣は神の力の断片が結晶化したものであり、その性能は普通じゃ考えられない力があります。ただし、もちろん、完璧な神剣は一つも無く、リバースゼロでも七天抜刀は普通にダメージを受けます。
神剣持ちとの戦いでは相手の神剣の特性を理解してどう弱点を突いていくかの戦いになるので神剣持ち=強いという公式は成り立たないのが定説です。
ただし、神剣が選ぶ使い手は基本的に力のある者(極一部だけ例外あり)なので、基本的には強かったりもします。ただ、神剣を持たなくても強い人物はいるので一概にはそう言えないだけです。
続いて、花畑孝治の持つ特殊能力です。
『影渡り』
影から影に移動する能力、だけではなく、影を縫い止めることで拘束する影縛りや影に攻撃することで直接ダメージを与えることが可能な影縫いなどいくつかの能力を持っている。が、基本的には日常では影から影にしか移動出来ない上に、夜中に影縛りを使えば自分すらも効果の対象となりかねない。
制約は日中では影が二つ以上重なるところにしか移動出来ない。
夜中では移動する点から点まで光に遮られず続いているということ。どちらも強引に破ることは可能だが、極稀に壁の中に移動という事態になる。
というものです。移動距離に範囲は無く、使い易さはかなりのレベルではありますが、弱点を把握していないとかなり難しい事態になったりもします。特に、窓ガラスや鏡に反射した光でもNGだったりするため、街中ではかなり使用を制限されます。
ただし、夜中ではほぼ無制限(月の光に照らされた場所だけは不可能)なため相手の死角に容易に潜り込むことが可能でその効果は第一章で孝治が鬼との戦いを見ればわかると思います。
中村光
海道周の幼なじみにして親戚。白川悠聖と白川七葉とはいとこである。トラウマを利用した攻撃を行うため、威力に関しては桁違い。
体型は少しぽっちゃりしているが違和感があるほどではなく、顔は少し丸め。そばかすがいくつか見られるが気になるほどでもない。
実は目が少し悪く、コンタクトをしている。射撃には基本的に絨毯爆撃のため視力の良し悪しは関係なかったりもする。
中村光が『GF』に入った経緯は海道周が『GF』に入ったからである。その当時は海道周が好きだったが、花畑孝治に出会ってから一目惚れをした。
かなりのお喋りで時々機密情報を話しそうになるほど。友好関係は広く、性格は明るく一般人からオタクまで多種多様な人と友達がいる。ただし、情報収集能力では琴美に負ける。
実はお酒が大嫌い。理由はお酒の席では誰もが中村光を止めるから。実際は、コップ一杯で意識が飛んで暴れるほどに弱い。
服装は青を好み、赤を避ける。
中村光のモチーフは実は幼なじみだったりもします。ただ、海道周は私自身が理想とする姿ではありませんが。ちなみに、私自身が理想とした姿は善知鳥慧海です。
その元となった人物から考えたところ、最初からキャラ像が高火力ぶっぱの人物ということに。多分、『新たな未来を求めて』から登場する人物の中で一番最初にキャラが決まったものではないかと。
そのため、中村光というキャラはある意味一番動かしやすいキャラとなっています。
所持武器 レーヴァテイン
レヴァンティンと名前が似ているが姉妹武器というわけではなく、レヴァンティンは魔科学時代に人によって作られたもの。レーヴァテインは神剣時代に神によって作られたもの。人と神の差がある。神剣ではない。
ただし、エネルギー源は同じであるため根本的から似ているもの。
レヴァンティンを万能性の高い武器だとするなら、レーヴァテインは攻撃力に特化させた武器。同時運用の共鳴攻撃は不可能ではないが、どちらかが大破して使い物にならなくなる。
というものです。レーヴァテインをコピーして飛ばすというある意味中村光しかしないようなことをします。レーヴァテイン自体が最大解放時で半径100mほどまで爆発するため本当に絨毯爆撃。
レアスキルも持っているためその凶悪さはかなりのもの。ただし、本人のレーヴァテインを使った近接戦闘は実は苦手だったりもします。
『胡蝶炎舞』
所持武器というより魔術の一種なので別枠掲載。
炎から作り出した蝶を自由自在に動かすことが出来る。本来なら最大で百ほどしか出現は出来ないが、中村光が自身のレアスキルを利用するため数千という炎の蝶の大軍を出しながらレーヴァテインの絨毯爆撃も可能である。
一撃の威力は極めて低いが、同時に複数ぶつけたり、一つに固めて爆発させたり出来るので威力は気にしなくても大丈夫である。
第一章の途中で中村光が手に入れた新たな攻撃オプションです。レーヴァテイン+『胡蝶炎舞』+『投影魔術』+『炎熱蝶々』が組み合わさることで東の方にある弾幕ゲー真っ青な弾幕を張ることが可能。
この弾幕をかいくぐって攻撃を仕掛けることは事実上不可能(『天空の羽衣』やファンタズマゴリアでも)であり、敵も味方も動けないという凄まじいもの。
続いて、中村光の特殊能力でも。
『物質投影』
文字通りで物質と同じものを投影する魔術。本来、投影魔術は複数を同時に数十の数だけ作り出すもので、複数の数が作成する数以下であるならいくらでも可能に対し、レアスキルの『物質投影』は一つのものを無限に投影することが可能。この時の数は持ち主の魔力に依存する。
投影魔術とは違い、コピーした場合は性能が約一段階低下する。そのため、威力は落ちるが投影魔術と違ってそのコピーしたもの自体を魔力解放することで爆発させることが出来る。
投影魔術よりも数が少なく、攻撃力の高さは折り紙付きのためレアスキル扱いとなっている。
元ネタはかの有名な型月さんの作品から。ただし、能力は違いますが。投影自体は難しいものではなく、投影魔術自体は海道周も利用出来ます。ですが、それは戦場ではあまり使われません。
何故か。それは、投影魔術で投影したものの威力は投影したものに依存するのではなく、投影魔術を使用した術者の技能に依存するからです。例えば、レーヴァテインのコピーを投影魔術で迎撃した場合、中村光の場合はイメージが頑固であるためほぼ本物の威力を出せますが、術者はレーヴァテインというものが詳しく知っていたとしても、そのレーヴァテインというのがどういう重さでどういう攻撃力があるか知りません。
つまりは、イメージに綻びが出るため威力が落ちます。それに、知っている魔術であっても普通に魔術を発動させた方が威力も高く詠唱が早かったりもします。
『物質投影』がレアスキルとなっているのは威力が落ちても無限に迎撃が可能であるからです。
『炎熱蝶々』
炎属性の属性翼ととてもよく似たレアスキル。レアスキルの中でも数が多いものではあるが、持つ条件は炎に関する大きなトラウマがあること。
飛行能力以外に炎弾を撃ち込む能力があり、他の属性翼とは違って若干ながら優秀である。
実は木村楓も使えます。海道周は属性翼自体が魔力粒子を吸収されて消えてしまうという特性があるため仕えません。
実はかなりの便利スキル。飛べるは攻撃出来るわとかなり強力なものです。持つ条件が難しいものの、それさえクリアすれば炎属性魔術がいくら苦手でも使用することが出来、かなりの便利スキルです。
海道茜。
海道周の妹にして第三章開始時点で世界最強の魔術師と呼ばれるようになるほどの天才。その才能は白百合音姫を超える。
見た目はよくて中学生。思考は中学生並だが知識は大学生レベル。趣味は兄妹揃って勉強だったりする。童顔で見るからに活発そうな顔つきをしているが髪の毛は背中の真ん中くらいにまで。
第三章開始時点で『GF』の第76移動隊に入隊する。理由は海道周がいるから。
実はかなりのKY(死語?)。空気を読めないというより空気を読む気がないというのが正しい。そのため負け戦の最中でもかなりのハイテンションだったりする。
ただ、性格は極めて明るいため友達は出来やすい。まだ学校に行っていないのでわからないが。
両目の視力は0.1以下とかなり視力が悪かったりするが、そこは世界最強の魔術師の力を大いに使って普通に日常生活をしている。このことは海道茜以外誰も知らない。
服装はアニメキャラ(子供向け)が入ったものを好む。
海道茜に関しては最初は存在していなかった人物です。ネット上には公開していない海道周を主人公とした黒歴史中二病小説では隅から隅まで存在していません。いつの間に増えたかは覚えていません。
ただ、キャラが被るんですよね。白川七葉とアルネウラと海道茜のキャラが。これからどう動かしていくか、不安しかありません。
所持武器 隼丸
弓にも出来たり剣にも出来たりする弓兵用の武器。魔術師が使う武器ではない。
レヴァンティンほどではないが、状況に適応した武器を選択するのが目的で作られており、剣形態も弓形態もかなり使い易い構造になっている。
本体自体に魔力を矢に転換する機構は無く、必ず魔術を矢に転換してから放つ必要がある。そのため、隼丸から放つ攻撃の威力は極めて高い。
もう一度言います。魔術師が使う武器ではありません。そもそも、隼丸自体は花畑孝治が最初から所持している予定だった武器です。最初の頃はそのつもりで書いていましたが、ディバインナイツ -the origin- を書いている最中にふと思って。
レヴァンティンと隼丸で共鳴攻撃させたらいいんじゃね。
そして、海道茜の手に渡ることになりました。
レアスキルやら神剣やら持ってはいませんが、周の分の才能も吸い取ったかのような天才です。海道茜は第三章で活躍することは多分ありません。