設定3 海道周 ※ネタバレ多数含みます。ネタバレが嫌いな人は第四章完結まで読まないでください。
この設定はネタバレを含みます。ネタバレでもいいから設定を先に読みたいという人は自由にお読みください。
特にこの設定3はネタバレが大量にあるのでネタバレでもいい人以外は絶対に、絶対に読まないでください。
第一章及び第二章と第四章と第五章の主人公であるこの作品を語るには無くてはならない主要キャラ、といきなりネタバレ全開で行っています。これを書いている現在では第二章が終わったばかりだと言うのに。
実際は第八章以外に登場して色々と活躍します。第六章も主人公になるのかな。
第二章の最後で二人の海道周となり、片方の海道周である正からはもう一方に対する海道周を殺すと言ったりしていますが、同じ海道周なので本質的には同じ存在です。違いは男か女か。
そこら辺は第四章の内容に思いっきり入ってくるのでここでは割愛させていただきます。
まずは海道周の持つ特殊能力から詳しく整理&説明していきます。
『天空の羽衣』
海道周が持つレアスキルその1。一定以上のダメージを受けなければ半永久的に展開が可能な疑似絶対防御の一つ。通常手段で破壊するには瞬間的に許容量を超える攻撃、威力的には戦術級大規模魔術相当、つまりは具現化魔術クラスの威力か展開中のダメージ蓄積させて限界値、詳しい数値は不明、を超えなければならない。例え超えたとしても、破壊された際に『天空の羽衣』は一定範囲内の全ての力を無にするため無防備になることはない。
という一見チートに見えるもの。『天空の羽衣』自体が周の信頼するものではあるが、ある意味致命的とも言える弱点を持っています。
ただし、『天空の羽衣』の展開中で多方向(前後上下左右全てのあらゆる角度から)何らかの攻撃を受けた場合、『天空の羽衣』自体の処理がオーバーフローを起こし機能を停止する。この際、力を無にする能力は無くなる。
という本当に致命的な弱点があります。ちなみに、これは砂嵐の最中の方が起きやすい。むしろ、突風で砂が舞った時にすら起こります。
やっぱり、見た目はチートでも何かの弱点が無ければ面白くないですよね。
『強制結合』
海道周が持つレアスキルその2。名前の通りに強制的に結合させる能力ではあるが、二つの条件がある。海道周がその物質と体の一部で接触していること。結合する物質と物質が同じもの(無機物なら括りは狭いが有機物、特に皮膚などはDNAまで同じかどうかまで範囲が広い)であること。骨折でもすぐに結合出来るが、痛みは無くならず、自然治癒が終わるまで常時発動しなければならない。
使えるか使えないかよくわからないレアスキル。骨折治せるのは便利だけど、痛みがずっと残るなんて痛みをこらえないと動けないという何とも言えない効果。ちなみに、私は骨折したことがないので痛みはわからないけれども車に跳ねられて打撲したより痛いに違いない。
まあ、海道周には左手に神経が通っていないというかなり重大なことがあるため海道周にとってはかなり有用。ちなみに、繋げていないからといって海道周が日常生活に困ることはありません。そのための両利き。
『天使』
海道周が持つレアスキルその3。空気中の魔力粒子を吸収して魔力の翼として、魔力を蓄えるだけ、のレアスキル。そのため、核晶が無くても効果は低いが一定の効果がある。
という名前の割には効果が凄く微妙なレアスキル。ちなみに、周の場合のみ。魔術の吸収は幻想空間によって魔力粒子を吸収する力を極限まで高めたからであって(後、若干ながら狭間の力があり)実際は魔力粒子を吸収する能力しかない。もちろん、幻想空間の強化や狭間の力による強化で『天空の羽衣』や『強制結合』よりも無限の可能性はあります。
逆の言い方をしなければそれを使わないならただのタンクにしかなりません。
ただ、この『天使』というレアスキルは周と悠人の二人が持つレアスキルで、このレアスキルを持つ者は空の民と呼ばれています。
空の民は過去に存在した人を管理する存在である管理神、短くしてただ単に神と呼ばれる存在で、本来は生物系の最も上位に位置する存在でもあります。まあ、空の民については神剣が生まれた時の物語で語れるんじゃないかなと思っていますがいつになることやら。
ただ、この『天使』という能力がこれからとても重要な役割をします。正確には『天使』+幻想空間+狭間の力+レヴァンティンモードⅨ+デュランダルがですが。
続いて海道周限定の能力編。ここでのポイントはたった一つ。二人の海道周の内ある能力だけは一人の海道周しか利用出来ないというポイント。本編読んでたらすぐにわかると思いますが。
狭間の力
海道周は金色の鬼の力だと思っているが、正確には断章と同じ狭間の力そのもの。ただし、断章と違い本来ある狭間が揺れ動いてエネルギーを作るのではなく、世界と世界が揺れ動いて狭間を変える時に出る膨大なエネルギーを凝縮させるという強大なもの。そのため、生身では本来の力の数兆倍小さなものとなる。鬼ですら数千億倍小さい。元々が膨大なため威力が桁違いであり、海道周が最も愛用する剣技『金色夜叉』は絶大な切断力を誇る。弱点は連続使用出来ないところ。
という、ちょっと桁違いなもの。細かな弱点はあるが、上記以外は幻想空間や慣れでカバーすることが可能です。火力という点では申し分なく、器用貧乏である海道周にとっては高い攻撃力を出す際に必要なものでもあります。
幻想空間
周自体が内包する世界そのもの。そもそも、ただの人が世界を内包するのは難しく、空の民でもある周だからこそ出来る芸当。この世界自体が空の民によって植え付けられたものでもあり、自分の中にある世界で自分の能力の一つを極限まで拡大することで現実世界において一定時間だけ成長させた姿で展開することが出来る。
展開する力はどこまでイメージ出来るかによって限られるが、近い能力なら力はイメージ出来た範囲までの再現が可能。
というある意味チートなものですが、ちょっとした弱点も。
連続使用は可能だが、使用した場合、成長させた部分に関する何かの能力が約半日か弱くなるか使えなくなる。
本編で説明するなら治癒魔術を極限まで強化した場合、治癒魔術そのものが強化しなければ発動出来ない状況になる、というものです。ちなみに、使えなくなる能力はランダムで、魔術の威力を強化すれば魔術自体が使えなくなる可能性もあります。
ある意味博打要素の高いものです。強化しすぎでどうしようもなくなるものもありますが。例えば『天空の羽衣』。強化したら壁になります。もう、何も、空気すら通さない壁に。
続いては海道周が持つ武器について。周と正では別々の武器を持つためそれぞれ別に紹介しますが、レヴァンティンに関しては今後出すかわからない設定も書いているので出なくても何も言わないでください。
レヴァンティン
周が持つ最初に作られたデバイスを使った武器の一つ。設計思想は『あらゆる環境においてあらゆるコンビネーション攻撃を可能とする武器』。簡単に言うなら他の運命、アル・アジフ、七天、デュランダル、隼丸と共鳴することで絶大な火力を誇る必殺技を放つことが可能な武器。そのため、デバイス単体での処理能力は最も高く、サポートする性能が抜きん出て高い。
ちなみに、以下に記述するレヴァンティンのモード形態に関しては周がほとんど作り出したもので、本来ならレヴァンティンは二つの形態しか持っていません。
そもそも、モード形態自体は設計思想の中に組み込まれいたものの、持ち主が未熟だったのと時間が無かったたも最も有効的と思われる二つの形態だけになったからです。
というわけで、モードⅠからモードⅨまで出していきます。
レヴァンティンモードⅠ
剣形態。レヴァンティンの最も普通な通常形態。刃自体は60cmあるが、横幅が20cmもあり見た目は片手剣とは言えないくらいのサイズ。これと言った特徴は無いが攻撃にも防御にも向いている。海道周が最も使う形態。
共鳴攻撃 相手:隼丸
隼丸との間で魔力自体を回転させレールガンの用法でレヴァンティン自体を矢として放つ共鳴攻撃。どちらの持ち主も血縁関係(一番いいのは兄弟姉妹)があることが最低条件で持ち主の魔力の高さに比例して威力は高くなっていく。
周が使うレヴァンティンの通常形態です。ただの剣ですが、重さはあまりありません。ですから、片手で振り回せます。一応は訓練していますが。
ちなみに、最も処理能力が高い形態でもあり、周の許可なく魔術を放つことも。
レヴァンティンモードⅡ
槍形態。レヴァンティンモードⅡカノンとレヴァンティンモードⅡアサルトがあり、レヴァンティンモードⅡカノンは砲撃槍形態。レヴァンティンモードⅡアサルトは突撃槍形態となっている。共鳴攻撃は無い代わりに二つの形態を混ぜ合わせることで隙の無い攻撃が可能。
レヴァンティンモードⅡカノンからレヴァンティンモードⅡアサルトへの変形時間は他のモード形態変更よりも短時間で可能(刹那で可能)である。
周はレヴァンティンモードⅡを出してからレヴァンティンモードⅡカノンと言いますが、レヴァンティンモードⅡ=レヴァンティンモードⅡカノンです。レヴァンティンモードⅡにはレヴァンティンモードⅡアサルトがあるのでそれを分けるためにレヴァンティンモードⅡカノンと言っています。
改めて見るとレヴァンティンモードⅡという単語が何回も飛び出している始末。多分、第二章になってから出番が減ったような気もしますが、レヴァンティンモードⅡ自体は利便性の高い形態でもあります。
遠距離ではレヴァンティンモードⅡカノンによる砲撃。近距離ではレヴァンティンモードⅡアサルトによる突撃と臨機応変に対応が可能。ただ、近接ではレヴァンティンモードⅡアサルトよりも他のモード形態の方が強いので周は未だに一回も使っていません。
レヴァンティンモードⅢ
双剣形態。レヴァンティンモードⅠを真ん中から二つに分けたような姿。デバイスが二つに分かれるためレヴァンティンのモード形態の中で唯一レヴァンティン単体でデュアルオーバードライブが使用可能な形態。基本的には高速で連撃を放つ使い方が主流ではあるが、デュアルオーバードライブを使うことで爆発的な火力と速度によるラッシュが可能となる。
この形態も共鳴攻撃は無し。
周の最大技(?)のデュアルオーバードライブを使う際に必要な形態。もちろん、普通に双剣としての利用は可能ですが、両手を使ったラッシュ、はデュアルオーバードライブ以外では出来ません。基本的には右手で防御、左手で攻撃です。
時には右手でも攻撃をしますがその時は左手は防御。周がこれを作ったのはデュアルオーバードライブという理論上でしか不可能な机上の空論をレヴァンティンによって達成出来るか試したもので、双剣になったのは攻撃も可能かどうかを考えた結果です。
レヴァンティンモードⅣ
大剣形態。巨大な剣。重さはかなりあるものの、その重量を生かした斬撃は極めて威力が高い。レヴァンティンのあらゆるモード形態の中で最も火力を出せるものでもある。この形態の時のみレヴァンティン自体のエネルギー源である力そのものを刃に宿し、断ち切ることが可能で、その斬撃は生物が相手であるなば防御することは不可能。無機物でも熱量によって焼き尽くされる。
共鳴攻撃 相手:運命
振り上げられたレヴァンティンモードⅣと振り上げられた運命との間で魔力を循環させ膨大なエネルギーと共に相手を断ち切る攻撃。威力は極めて高いもののリーチが短いのが決定。
第一章では振り下ろすことしか出来なかったが第二章では振り上げることも出来るようになった形態。ちなみに、エネルギー源というのは世界を九回滅ぼすとされているエネルギーであり、それを解放すれば放射能が飛び散り環境が汚染されるものです。ちゃんと魔術で解毒可能。
レヴァンティンモードⅤ
杖形態。デバイスのついた杖。レヴァンティンの処理能力は高いため他の杖よりかは性能は高い。
共鳴攻撃 相手:アル・アジフ
アル・アジフが放つ魔術を増幅させることで威力を高めるやり方。あらゆる魔術に対応可能で射程距離の長さだけなら共鳴攻撃で一番長い場合がある。
解説が面倒になったとかそういうものじゃありませんよ。レヴァンティンモードⅤに関しては本当に杖です。それ以外の言葉はありません。多機能の中にも平凡なものがあってもいいんじゃないですかね。
レヴァンティンモードⅥ
盾形態。ファンタズマゴリア自体をレヴァンティンが勝手に発動して強化しているため盾形態と言っても受け止めるではなく受け流すことに主眼を置かれた形態。そのため、受け流す力はとても強く、並大抵の攻撃を受け流すことが可能。レヴァンティンモードⅥからはレヴァンティンモードⅧへの形態の変更が最も早い。
この形態では共鳴攻撃は無し。
防御だけしかできない防衛戦用の形態。ただ、上記にもあるようにファンタズマゴリアの受け流す力を流用しているため強度はかなりの域に達しており、この形態だけは防御の最終手段として重宝出来る、が、そもそも周には『天空の羽衣』とファンタズマゴリアという強力な防御スキルがあり、レヴァンティンモードⅥよりも両者の方が展開が早く、攻撃も可能なため、周はまずこの形態を使用しない。
ただし、能力の関係上、他の防御スキルと組み合わせればかなりの防御力を発揮する。とは言っても、やはり、使われないものは使われない。
レヴァンティンモードⅦ
ブーメラン形態。投擲するために開発された形態。投げつけながら魔術を唱えたり突撃することで注意を完全に二分して攻撃することが可能。主な使われ方にレヴァンティンモードⅧへの形態変更があるが、これ単体でも周の思うままに動かすことが可能で使い方次第では闇討ちにも使用可能。
この形態も共鳴攻撃は無し。
投げたら返ってきます。もちろん、魔力を使って操作しなければなりませんが少し操作するだけで普通にブーメランのように返ってきます。もちろん、戦闘のバリエーションを増やす武器の一つで様々な技を習得している周にとっては使い勝手のかなりいいもの。
ただし、周はそれほど能力が高いわけじゃないので基本的には投擲による直接攻撃か、投擲後のレヴァンティンモードⅧへの形態変更による攻撃に使用されます。
レヴァンティンモードⅧ
ナックル+ある意味ファング形態。拳にナックルを纏い、分かれた四つの刃を遠隔操作しながら波状攻撃を可能とする形態。四つの刃は周の魔力を使いながらレヴァンティンによって基本的には操作されるため、思いもよらぬ方向から攻撃を飛ばすことが可能。この時、周はレヴァンティンのサポートをほぼ受けられないので四つの刃が戻るまでは完全な肉弾戦かストックしていた魔術の発動のどちらかの選択肢となる。
共鳴攻撃 相手:七天
七天抜刀の刃を分かれた四つの刃に乗せて全部で70にも及ぶ斬撃を一度に叩きこむ攻撃。もちろん、共鳴することで威力を極めて高めているため通常の火力ではありえない破壊力を叩きだせる。この共鳴攻撃は他の共鳴攻撃と違って受け止めることはできず、回避するには七天の斬撃より早く動かなければならない。
共鳴攻撃について補足を。他の共鳴攻撃と違って受け止めることは出来ないと書いていますが、世の中の防御系レアスキルには一撃だけ完全防御というものがあり、それに関してはほぼ単発である共鳴攻撃(アル・アジフとの共鳴攻撃を除く)は完全に受け止められるからです。ちなみに、斬撃自体は時間差で襲いかかるため、『天空の羽衣』相手でも効きません。
ただ、通常の七天抜刀よりも溜めの時間が必要でその隙に避けることは可能。ただ、普通は避けることはできません。
というちょっとガンダム要素の入った形態。レヴァンティンだから出来る形態で、それ以外のデバイスは巨大な集積デバイスを詰み込む(スパコンを詰み込む感覚で)ことが必要で、理論上は可能であるが、運用上はコストパフォーマンスが著しく悪く、試作品が作られたもののこんな大きなものをどう持ち運びするのか問題になったほどです。
ちなみに、蛇足ではあるがフュリアスに搭載すればいいのではという声に応じて作った者の、エネルギー消費が半端なく高く(一発放って戻すだけでアルケミストで全エネルギーの60%消費)さらには行動が遅く(時速20km)射程が短い(有効射程はエネルギーライフルの射程である500mの半分以下の200m。ちなみに、最大行動範囲は300m)という欠陥品に。後の技術発展に期待。
レヴァンティンモードⅨ
装着形態。全モード形態の中で唯一の直接的な攻撃形態がないもの。全ての機能がデュランダルを補助するためであり、デュランダルの力を底上げし神よりも遥かに強力な機能を作り出す。それは、レヴァンティンとデュランダルという魔科学時代最高峰の二つのデバイスによる超高性能演算が現実に影響を与えるためであり、その力は膨大な魔力+レヴァンティンモードⅨ+デュランダルの三つが組み合わさることで現実をも超越した力を発動できる。
ネタバレ全開で行きます。これは演算速度が一定以上になった場合、その演算によって現実を浸食するというもので、簡単に言うなら演算すれば物理法則をどうにか出来ると言うハチャメチャなもの。演算速度に対して物理法則をどれだけ超越できるかは比例しており。レヴァンティンモードⅨ+デュランダルではそもそも演算速度に共鳴が発生するため過去未来現在全ての有史における史上最高の演算が可能で最も不可侵とされている等価交換の法則や時への介入すら可能とします。
ただし、時を巻き戻すことは不可能で、時への介入は光よりも速く行動か可能(この時はワープという言葉が最適な状況となる)であり、後に人類が宇宙に飛び出した際に大いにに使用されるものとなる。
というネタバレ全開のチートに見える武器です。確かにチートに見えますよね。光より速く動けるなんて。動体視力が動きについていかないため瞬きした瞬間に距離を詰められていたと言うことも可能です。ただ、欠点がいくつかあります。
時へ介入した場合は体の一部(思考速度など)だけを加速することはできず加速する場合は体全体を加速する必要があります。さらには、光より速く行動した場合はその場所に直接移動するため、移動してから攻撃する必要があり、制約上、通常加速による斬撃しか出来ない。つまりは相手が自分より速く行動出来るなら攻撃は当たらない、というものです。さらには、冷却装置が存在していないため連続使用すればオーバーヒートを起こして機能が著しく下がったりもします。
ですから、周はこの剣を持ってもギルバートには一生勝てません。慧海にも勝てなかったりもします。
時の操作は一見最強のように見えますが、光より速く移動すると言うことは無茶な行動を入れれば簡単に体が壊れるため、光より加速しながら攻撃なんてそもそも思考速度自体が追いつきませんし、そんなことをすれば神経が焼き切れたりもします。
『聖剣』の殻 デュランダル
フレーム。剣、ではなくフレーム。『聖剣』の殻なのはこのフレームが『伝説』の中身 デュランダルに装着されるもので、デバイスはついているものの処理能力は低め。一応、フレームについた刃が剣としては機能するが、デバイスの処理能力は低いため直接的な戦果を上げることはできない。ただし、レヴァンティンモードⅨを装着可能でその時は『伝説』の中身 デュランダルに匹敵する能力を出すことが出来る。
『聖剣』の殻であるため、『伝説』の中身と組み合わせることで伝説の聖剣『デュランダル』となる。この時、『伝説』の中身 デュランダル+『聖剣』の殻 デュランダル+レヴァンティン+持ち主の四つを使った並列演算を可能とする。
周が正から『聖剣』の担い手と呼ばれた理由。ただし、見た目はただのフレームのためとても弱そうに見えます。アル・アジフの言っていたデュランダル自体は二つを組み合わせたもので、本来なら一つの姿だったのですが、とある理由によって二つに分かれることに。そのことに関しては『伝説』の項目で解説します。
レヴァンティンの特殊能力『消滅』
レヴァンティン単体が持つレヴァンティンしか持たない特殊能力。レヴァンティンが作り出した一定範囲に及ぶフィールドの中でレヴァンティンによって計算された最も有効的な波長をぶつけることで相手の攻撃そのものを打ち消す能力。
あらゆるレヴァンティンの形態で使用可能だが、レヴァンティンの処理を超える場合は打ち消すことが出来ず、打ち消す際には同じ量の魔力及び力が必要であり、数を打ち消す際には膨大な魔力を必要とする。
レヴァンティン自体が持つ特殊能力。これに関しては製作者自体予期しなかったというか、製作者ですら知らない能力であり、能力の本質はレヴァンティン自身が理解しています。
打ち消す際には膨大な魔力を必要とするため魔力が十分にある時でなければ倒れることがあります。
続いて正の武器。正の武器は二つしかありません。というか、二つしか持てないというのが正しいです。
正の場合は正規の方法でデバイスを入手することが難しく(デバイス一つ一つに個別識別登録があり、悪用しないようにするため)非合法のデバイスを使っているため性能はレヴァンティンほどではありません。
ただ、器用貧乏としての力に年季が入っているため、レヴァンティンが無くてもかなりの強さを誇ります。
レヴァンティンレプリカ
剣形態。正が作ったレヴァンティンのレプリカ。レプリカのため処理速度は一世代前のデバイスと同等しかない。設計製作は全て正が行った。
正がデュアルオーバードライブを発動させるためだけの剣とも言える。
ぶっちゃけただの剣です。レヴァンティンに似せただけの剣で、重さも似せています。
『伝説』の中身 デュランダル
剣形態。剣の鍔にあたる部分に時計の針がいくつもついた剣。そもそも、最初にデュランダルとして設計された時はそのような針はついておらず、ただのデバイスをつけた剣であった。だが、その演算速度は他のデバイスを、レヴァンティンすらも寄せ付けない速度を誇り、演算だけならば勝てるものはいないものである。
ただし、処理速度は全く無いため演算したまま機能停止に陥る。
だが、膨大な演算速度はありえない域に達していたため、そこに目をつけた空の民の一人が神権計画(詳しいことはいつか書くディバインナイツ ~神剣物語~ において)に乗じて運命と共に神剣に改造された武器。その際に時計の針がつけられた。
神剣としての能力は膨大な演算速度を使って次元転移。制約は四つあり、
一つ、持ち主と完全に同じ存在が存在する時間帯(一定時間以上の未来を除く)において同時に存在することは出来ない。
一つ、次元転移が可能な最大時間は三日。
一つ、次元転移は最大一時間以内に八回まで。この時間は持ち主に依存する。
一つ、並行世界に移動する際、そこにいる自分と同じ存在がいるなら存在の統合が行われる。この際、存在の統合には並行世界に入った持ち主自身が消えるため、力を半分程度に抑えることで消えることを防ぐことが出来る。
その制約にさえ抵触しなければかなり強い神剣の部類に入る。
ネタバレ全開。今後の展開を暗示するような内容になっています。詳しくはここでは語りませんが、運命の能力がレヴァンティンと同時期に作られたはずなのにおかしいと思った方にはここで解答があります。
ともかく、第四章では鍵となる正のメイン武器です。見るからにおかしな性能だと思いますが、制約が無ければある意味チートにしか見えませんよね。
本来のデュランダルならばどこまで行くかは後に書くでしょう。
はてさて、続いてというか最後に海道周の人物紹介でも。普通は最初に書くものですがぶっちゃけこれは私自身が設定を覚えておくためのものなので。
プロフィール等で語った部分は省きます。ここでは容姿も書きますが、第二章終了時点での容姿です。
海道周
『新たな未来を求めて』の半分主人公な存在。あらゆる能力は平均よりも高いが、飛び抜けて高いものがなく、完全な器用貧乏。知識は豊富であり、戦闘技術もかなりの流派を知って覚えている。
人当たりはよく性格は明るめ。ただ、精神的にはとても脆く、それを出さないように強がっている部分がある。
誰かが犠牲になるのが嫌で誰も犠牲にならないような戦い方を好む理想家。夢想家とも言える。
防御に関してはかなりの力があり、防衛戦には向いている。さらには、乱戦に対しては強く戦場を一人で支配してしまうような力がある。
容姿は特徴のある顔つきではなく、髪の毛は短くサッパリとした感じである。
本人の特徴としては恋愛方面に関しては知識があまりなく、本番行為は出来てもその知識はあまりない。世にも珍しいウブな存在でもある。
好きな人は海道正。
海道正
海道周とは同じでありながら同じではない並行世界の存在。性格及び思考は海道周と同一ではあるが、耳年増であることが追加される。つまりはウブじゃない。
全ての絶望を受けてなお立ち上がった存在。だが、周と同じで精神的にはやはり脆い。
海道正の望みはただ一つであり、それを達成するためなら犠牲があっても仕方ないと思っている。これは全ての絶望を受けたためである。
全ての絶望をトラウマとして放つ魔術は極めて強力であり、それを武器ともしている。
容姿は少し童顔の顔で髪の毛は腰ぐらいになるまで長い。本気の戦闘をする際は髪の毛を括ってその先に魔力を付与して武器と出来るくらい。
服装がゴスロリ服が大半なのは白百合素子の趣味。
好きな人は自分。
というのが海道周の人物紹介でした。海道周の設定はどうでしたか? 一応は様々なことを書いたつもりですが疑問点があれば感想で受け付けます。
第四章ではこの二人を中心に動いていかます。まあ、こういう風に設定を並べたら多少は最初と違う風になったとは思います。
特に幻想空間に関してはぶっちゃけて第二章になってから後付けしたものです。
ファンタズマゴリアを出して補足しないとな、と思って作り出したものですが、よくよく考えてみると現在考えている第四章で一番の鬼門になりえそうなポイントが普通に可能ということに作り出してから一ヶ月後くらいに気づきました。
恐るべき無意識。
変更点はいくつかありますが、一番変わったところはそこですかね。もう、無意識に本当に感謝です。
はてさて、今回の設定はこれくらいにして、次も人物設定ですが、複数人やる予定です。ネタバレ要素があるかは今はわかりませんが、ネタバレ嫌いな方は読まないようにしましょう。
本当にネタバレ祭りになったんですよね。書いてたら楽しくて。