無我の境地
悟りを開くとは無になること
言葉にすると確かにそういうことだ
しかし、なかなか理解しがたい
無になるとは
まず、ネガティブに何も感じなくなることとは違う
痛みや悲しみに打ちのめされて虚無になるのではない
様々な経験を経て辿り着く境地だからといって絶望して出家するわけではない
もっと穏やかで幸せなものだ
明鏡止水
曇りなき鏡、静かな水面という表現もいささかたいそうな感じがする
私的には、透明人間みたいなものかと思われる
カメレオンかな?
世界は自分を写す鏡だということ
私という自我は、存在しているようで存在していない
ややこしい
色即是空 空即是色
難しい
もっと簡単に
海の水の色は何色か?
青か水色か緑か
いや透明だ
太陽の光によって朝と夜でも全然違う
天気や気分によっても違って見える
目に見える色はいかようにも見える
それは、そう見ているから
実態は無色透明だ
人の心も同じ
悟りを開くとは
そのこと(無)を知り気がつくこと
怒りや悲しみは自分が作り出したものだと
この世界は自分が創造しているのだと
自分の心が写し出すものが人生
何を望み何を見て何を思うか
自分次第
「幸せになりたい」
幸せとは何か?人により違う
いや、幸せとはここに自分が存在していることがすでに幸せなこと
「愛されたい」
誰に?そもそも愛とは?
なぜ愛されたいのか愛されなければ不幸なのか?
神の愛は、未来永劫与えられている
「お金が欲しい」
お金で手に入るのは三次元のもの
いつしか、壊れゆく形あるもの
人の心と経験はお金で買うものではない
基本は、無色透明
願いは、魂に刺激的なことをすること
楽しい、痛い、驚き、絶体絶命…
何でも体験しよう
体の寿命を大事に、命尽きるまで
そう思うと人生は楽しむものでしょう?
怖い、とか悲しいとか辛いとかは
ただの自分の感想でしょう?
生きて痛みを実感するのは貴重な経験
泣くほどの感動
今日は何をする?
世界は何を見せてくれる?
地球には時間が存在してタイムラグがあるから
あなたが今日見ている世界は、過去のあなたが創り出した世界
未来は、今あなたが創っているところ
何が見たい?
何を体験したい?
どんな気分を味わいたい?
好きなように創造したらいい
この世界に生まれてきた幸せなあなた
宇宙に神に愛されているあなた
望むものを思い通りに実現できるあなた
そんな境地に達すれば、いや、言い方が小難しい
見方を変えて気がつけば、世界は穏やかで静かなもの
騒がしいのは、自分の心だけ
世界はいつだって穏やか
“無”の世界