皇帝陛下万歳
軍神師団を降したオレたちは残る不死隊を攻撃するべく皇都を目指していた。
「そういや皇帝陛下を捕縛したのはアリスの隊だったよな?いま陛下は何処にいるんだ?」
「あー、うちの隊で保護しているよ。」
「え?もう解放してるよね?」
「えへへ、忘れてた。」
「え?」
じゃあなんスか?オレは陛下が縛られてるのにその娘と一晩中致してたんスか?
「イグナシオー、ボクと父上の仲だから許してくれるよ?」
シャルがお気楽そうに言う。
「そりゃーシャルは実子だから平気だろうさ?だけどオレとアリスは不敬罪で最悪処刑…」
「あははは、心配症だなあ。ボクがイグナシオとアリスを処刑させる訳無いじゃないか。」
「マジでたすけてね…。」
致してたのがバレなければいいんだが。
オレたちはその足で陛下の救出に向かった。
檻から這い出てくる陛下、かなり窶れている。
「あぁ、シャルロットが助けてくれたのか。助かったもう少しで死ぬところであった。」
「ちちうえー!イグナシオが助けたんだよ?」
「おお、イグナシオくんかお陰で助かったぞ。礼を言う。」
「陛下もご無事で何よりです。」
「あまり無事とは言えんが…ここの軍は捕虜の待遇が悪くてのう。指揮官の顔を見てやり…て、キサマァーー!!」
アリスを見つけたようだ。
「おじいちゃん、あまり激昂すると血管切れちゃうよ?」
アリスが余計な口を挟む。
「パンパカパーーン!突然ですがここでイグナシオから重大な発表があります!!」
シャルさん!?ここで結婚発表しろと!?突然すぎるわ!!
「へ、陛下、このような時にこのような場所で申し訳がないのですが…。」
「よい、簡潔に申せ。」
完全に頭にきている感じがする。
えーーいっ言ったれ!
「ワタクシ、シャルロット殿下と結婚いたしました!」
「は?」
呆然とする陛下、次は自分の番だとばかりにワクワクしてるアリス。期待には応えるのが漢の務め!!
「更に申し上げ難いのですがここにいるアリスとも結婚しました!」
「あ?」
怒りに震える陛下。
「だいじょーぶだよー父上、ボクらは仲良し!今日も朝まで3Pしてたし。」
「!?」
それは言っちゃダメなヤツだろ!!お口チャックしよ!?
「あーあとー、ボクと結婚したんだからイグナシオに叙爵…そーだなー公爵でいいかな?」
公爵って貴族の最上位階級なんですが?
「もうイグナシオは皇帝でいいんじゃないか?」
アリス…お前は…
「言いたいことはそれで終わりかなイグナシオくん?」
オレ結婚報告しかしてませんよ?
「シャルロット、そしてアリスと言ったか。ここからは男同士で話をしたい。すこし外してくれるか?」
皇帝とのタイマンが始まる。
「少しなら貸すけどHなことしちゃダメだよ?ボクらの分が減るから!」
「また今夜も夜間戦闘訓練か?先にベッドで待ってるぞ?」
シャルもアリスもオレを殺したいのか?
「その辺りも詳しく聞かせてもらおうか?」
引き攣った笑顔の皇帝陛下、オレの肩を掴む力が尋常ではない。
「娘の夜の営みを詳しく知りたいとかどこの変態だよ!?」
天幕の入り口の方から女の怒声がした。
「お、お前は!?」
そこにはルーデシア帝国皇后マルグリット・ルーデシアが立っていた。




