鑑定
目が醒めるとミツキとは違う感触に違和感を感じながら、
そういえば奴隷を買ったんだと思い出した
宿の朝食を食べる終わると
セレスを連れて街へ出た
魅了抑制の眼鏡をかけていても整った顔をしているので
さっきから視線が痛い
昨日確認したが、セレスの装備は流石、陽蘭亭というべきか
ある程度の防御力もある代物だった
そうすると防具はいまのところいらない
必要なのは武器だけか
奴隷に武器を持たせるのは危険だが
木の棒一本で戦えという訳にもいかない
「セレス、これで武器を買って来て」
財布から金1枚を取り出すとセレスに渡す
「2時間後にここで」
伝えることだけ伝えると私は目的地に向かって歩き出した
今日から稼げるだけ稼ぎたい
スキルを呼び出し鑑定をセットする
鑑定スキルは常に装備することは可能だが目や脳が疲れすぎる
必要な時のみセットしている
鑑定スキルを発動させたまま市場に入る
市場には値打ち物があることが多い
一見なんの役に立たないガラクタが実は魔法具だったというのもよくある話である
私はそれを買っては他所で高値で売り日銭を稼いでいる
この世界の住人は鑑定スキルがとても低い
腕利きの商人ですら鑑定スキルは3か4といったところだ
それを私のスキルは9である
これはこの世界に来た時から変わらない
2時間後
セレスを迎えに行く
従属魔法魔法とは便利なものでセレスがどこにいるか伝わってくる
「ご主人様!」
名前 セレス
職業 奴隷
Level1
HP 300
MP 16
スキル 魅了(固定)Level1
鑑定スキルを発動したままだったことに気づく
そういえば奴隷はLevelもスキルも全て消されるものだったなと思い出した
そんな中、魅了の文字だけが赤々と輝いていた。不気味だ
「ご主人様?」
「何を買った?」
「片手剣を…奴隷に堕ちるまで使っていたもので」
Level1…至急どうにかしなくては愛玩奴隷だといっても
このままではすぐ死んでしまう
そうすれば白金貨1枚が無駄になるじゃないか
「冒険者ギルドへ行くよ。あそこなら初心者の講座があったはずだから」
「はい」
ついでにセレスの登録もしてこよう