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護人(1)

頭の中に声が響く


『護人に任命しますか?』……と


「モリビトはミコを守る選ばれた存在なのだ!

ティルトはモリビトになるのだ!」


『妖精族 ハイピクシー ティルトを 護人に 任命します』


いや、そんな怪しいものになって大丈夫なの?

ティルトの体が光り始める


「ティルト!?」


「大丈夫なのだーミコ

ミコを守るために新たな力を授かるだけなのだ」


ティルトの体を光りが繭を作るように包み込む

光が晴れた時に現れたのは


「ティルトは緑の護人なのだ!」


よく見るとティルトの服が豪華になっている


「ティルトは緑の護人

ミコに植物の祝福を送り、ミコを害そうとする毒や薬品

この前の聖女とかいう奴が使ったヤツとかを無効化できるのだ!

これでミコを護るのだ!」


ティルトが私の指先に口付ける


「つまり護人になれば強くなれるってわけなのかな?

それならぼくも護人になろう」


『人間族 ヒューマ キキルを 護人に 任命します』


キキルもティルトと同じように光りが包み込む

キキルの胸骨のあたりに奴隷紋とは違う紋様入っている


「ふぅん、ぼくは金の護人らしいよ

ぼくらしいちゃらしいかもね

主人殿に富と繁栄をそれと幸運をもたらすことができるようになったみたいだね

うーん、戦闘向きじゃないなぁ

でも、主人殿の役に立ってみせるよ」


「そ、それじゃ、お、オラも!」


「アップデートを開始する」


『獣人族 ソイルドラゴン ホーリーを 護人に 任命します』


『機械族 セクサロイド クラウドを 護人に 任命します』


ホーリーとクラウドも同じように光りにつつまれて

光が開けると


「あわわわわ!ひ、人型になってるだ!!」


「ふむ、形状が多少変わったか……」


見たことのない美少年と見たことのあるクラウドがそこにいた


「お、落ち着かないだ!へ、変身!」


ボン!という音がするとそこには以前より1回りほどふかふかになった

モグラの着ぐるみ 基ホーリーがいた

クラウドの方は機械的な面がさらに薄れ見た目は人間と大差ないようになっているが


「機能面は異常なし」


クラウドの意思で変形出来るようだ


「マスターに伝達する

俺は鋼の護人となった

全ての機械はマスターに服従し、また操作可能となった」


「つまり、機械において敵はいなくなったってことかな?」


「そうとも言える」


「……これでマスターの役に立てる」


無表情のクラウドがうっすらと笑う

クラウドが笑った姿を初めて見た!


「お、オラは地の護人になっただ

料理の腕は勿論だがオラが料理したものを食べるとパワーアップできるようになっただ

えっと、あとは大地に住むもの……植物は無理だけども

それ以外ものとある程度の意思疎通が出来るようになっただ

あとは……あとは家内安全?が出来るようになっただ?

なんだろコレ?

うーん?オラも戦闘面は微妙だなぁ

でも、料理だけは任せるだ!」


あの自信のなかったホーリーが胸をはっている


「私もホーリーの影響を受けてパワーアップ致しましたわ!

このモンスターキャッスルも今よりももっとサクラの役に立てるはずですわ」


なんか凄いことになってきたな……


「それじゃ、儂も護人とやらになってやるかのぉ」


「私も御主人様のお役にもっと立ちたいです」


「あ!おにーさんも!」


「ご主人様、許可してくれますか?」


そんなの聞くまでもないよ


「ありがとう……みんな」


読んでくださってありがとうございました

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