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眠れなくても陽は登り朝は来る

ロージーの用意した朝食を食べ、採集に出かける

今日はティルトの妨害もないからセレスのレベル上げも順調だ


「おーい、ハニーちゃん」


「何?」


「何?って何回も呼んだのよお兄さん

昨日も寝てないみたいだし、今日は早めに帰った方が……」


「大丈夫」


問題ない

そう、大丈夫

だって、いつもそうしてきた……だから今回も……


「………………」


その日の夜もセレスを呼ばなかった


「………………何してるの?」


「………………」


ベットにてセレスに押し倒されている


「…………夜這い?」


「…………俺は貴方に買われた奴隷です」


セレスが何を言いたいのかわからない


「俺は貴方が何を思っているのかも悩んでいるのかもわからない

知りたいとも思わない

……俺はいつか自由になる……なってみせる

だから、あんたはもっと太々しくいろよ

いつもみたいに……わけわかんないままでいろよ」


「……セレス、本当に何が言いたいの?」


え?自由になりたい宣言?


「だから、俺は!」


「ようはお兄さんもセレスくんもハニーちゃんが心配ってコト

検索したのは悪かったよ

まあ、誰にも触れられたくないことの1つや2つはあるものだしね

ねえ、仲直りしよう」


アイザックまでベットに潜り込んで来る


「アイザック、どさぐさに紛れて何処を触っている」


「いや、偶然よ。偶然。んぎゃ!」


従属魔法発動!


「俺はいつもの太々しいあんたがいい」


セレスに抱きしめられる


「お兄さんもいつもの可愛いハニーちゃんが1番よ」


反対側からアイザックも


「呼んでない」


「だって、俺抱き枕に買われたんだろ?

なら、役目は果たさないと」


「セレスくんのレベルアップのために貰われたといえ

ご奉仕しますよ、ご主人様

夢路を守るのも奴隷の役目ってね」


セレスからぎこちないながら温かさが伝わって来る


アイザックがウィンクを飛ばして来る

本当に器用な奴……


「おやすみ」


「「おやすみなさい」」


その日は夢を見ないで眠れた


次の日


「あれ?起きちゃったのハニーちゃん

お兄さんが目覚めのキスで起こしてあげようと思ったのに」


「いらない」


「なら、セレスくんがしてあげなあよ」


「……ご主人様の命令なら」


「いや、しないし」


『大変でございます!サクラ!起きていますか?ってまあ!ついにサクラにも春が!?』


「違うし、それで何?」


『そうです!ティルトが人間に捕まったそうです!』


また一つ騒動が起きそうな予感がした

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