ダイアモンド
悲しみの涙を流す君
斜め後ろからそれを眺める僕
これ以上の距離は 近づくことができない
弱い僕 情けない僕
君は美人ではないけれど
僕にはダイアモンドの原石に見えるんだ
お願いだよ
もうこれ以上自分を傷つけないで
悲しみに溺れてどんどん傷つく君
僕にはわかる 君は君自身を捨てたって
心と身体が離れてしまっているんだ
自分のせいだと君は自分を責め続ける
そんなことしてもなんにもならないのに
僕が君に近づいて
優しく抱きしめてあげられたらいいのに
その一歩が踏み出せないんだ
ごめんね ただ眺めることしかできなくて
でも流した涙がとても綺麗に見えて
僕はどんどん君に惚れていくんだ
ほんとなら今すぐ君を連れ去って
僕の家に閉じ込めたいくらい
今の君は美しい