表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
lain  作者: アメニジ
3/4

半年前

あれはちょうど半年前、大学二年生になったばかりの時だった。その日、亜美は彩から恋愛相談を受けた。同じ学部の岡田君が好きだという内容だった。だが、亜美は彩の恋の相談など出来るはずもなかった。


何故なら亜美は岡田君と数日前に恋人同士の関係となっていたからである。


大学に入ってからの友達、お互い悩みを親身になって話せる程の仲、かけがえのない人間。そんな関係を壊したくない。そんな思いで亜美は彩にたった一言だけ告げた。


「私で良かったら、話だけでも聞くよ。」



それから亜美は必死に岡田君との関係を隠し、徐々に徐々に彩と距離を置いていった。恋愛相談になると本当にただ聞く事だけに徹し、ひたすら当たり障りのない言葉を発していた。その度に心へボディブローをもらう様な痛みが走るのであった。



亜美が学生相談室を訪れるのにそう時間はかからなかった。



いよいよ次回、物語は終わりを迎える。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ