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lain  作者: アメニジ
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始まり

ここはとある大学の学生相談室。様々な悩みを持つ生徒が集まる場所だ。勉強の事、友達の事、恋の事などの生徒が抱えている不安、あるいは怒りをこの場所で話し、気持ちを楽にしてあげるのが目的で作られたのがこの学生相談室だ。


今日私、宮里亜美はこの学生相談室でカウンセラーとしての初めての仕事の日を迎えた。


実は私はこの大学の生徒でもある。なので私

は学生相談員となる。どういう事か軽く説明すると、この学生相談室にはちゃんと臨床心理士の資格を持つカウンセラーの方はいるのだが、同じ生徒だからこそわかる事があるのではという方針で、きちんとカウンセラー指導の下行われたカリキュラムをこなせば学生相談員になれるのである。

かと言って臨床心理士の資格を持つカウンセラーの先生と同じ事をするのかと聞かれたらそうではない。相談者の悩みをきちんと記録し、それを後日先生に引き継ぐという事をしている。こう聞くと学生相談員は意味があるのかと疑問を持つ意味があるのかと思うが、きちんと意味がある。同世代同士でしか話せない事が話せるというのが一番の利点だが、人は自分の悩みを誰かに聞いてもらうだけでも全然違うものである。自分の悩みを吐き出す事により、これから自分がどうしたらいいのかがわかったりするのだ。

これは私、宮里亜美が元々相談者として自ら味わった経緯があるので間違いはない。

ある事がきっかけで私はこの学生相談室を訪れ、カウンセラーの先生に救われた。私の悩みを優しく聞いてくれる先生を見て、いつしか私と同じ様に悩む生徒を少しでも楽にしてあげたいと思う様になっていった。その事を先生に告げた時に勧められたのがこの学生相談員であった。そして今日、先生の用事が済むまでの時間を私が任された。


いよいよ私にとって初めての悩める生徒がやって来る。 まず用意する物を確認しよう。生徒の悩むを記録するメモ用紙、ボールペン。…大丈夫。生徒は自分の右斜めの席に座らせる事も忘れずにしよう(真っ正面で話すよりこの配置の方が喋りやすくなる為)。


「トントン」


学生相談室の扉を叩く音が聴こえた。一人目の相談者が来た様だ。


「どうぞ。」


私は部屋の中に相談者を招き入れた。


「…あ…」


私は相談者の顔を見て思わず声をあげた。相談者は私の友達の金丸彩だった。


「亜美が相談員やってるって聞いたから来たよ。」


そう言って彩は椅子に座った。


次回、学生相談員宮里亜美の友達金丸彩の悩みとは…?

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