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E.G.O.国物語~新たなる王~

作者: ペケサ・バツ

これは「E.G.O.国物語」の番外編?ですw

先にこちら↓をご覧になられることをオススメいたします


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「シルバ様!」「シルバ様!」「国王様!」「シルバ様!」


シルバと呼ばれた女性がツカツカと歩く後ろを数人の男女が追いかけている。あとを追う者たちが必死に声をかけるが、シルバは見向きもしない。


「シルバ様待ってください!シルバ様!」


背中に羽を生やした男がシルバの気を引こうとするが、いっこうに効果は現れない。


「シルバ!!!いい加減こっちを向けバカモノ!!!」


シルバの態度に我慢できなくなったのか、突然ひとりが怒鳴った。その言葉に驚いたのだろう。一緒に追いかけていた者たちの口が開いたままになっている。その声の主は、髪をリボンで纏めた綺麗な女性だった。さすがにこの言葉が気にさわったのだろう。シルバは足を止めて振り返る。


「はぁ…。レイがそんな言葉を使うとは思わなかったわ」

「あんたが無視するからだろうが!」

「あのねぇ…。レイは女なんだか…」

「誰が女だ!!!」


訂正しよう。レイは男?らしい…。なぜこんな紛らわしい格好をしているのかは触れないでおこう。


「とにかく、シルバ様は何を急いでおられるのですか?しかも武装までして」

「そうね…。あなたたちには話しておくべきだったわね…」




~シルバへ~

お元気ですか?私は元気です。今まで連絡をせず申し訳ないです。あなたが国を建てたという噂は聴いていますよ。国王として頑張っていることも…。

私はあの後、森に逃げ込み、そこで密かに国を作りました。といっても城もなければ街もない、いわば森に住む私と同じ種族の集まりでしかありません。この国が表に出ることはないでしょう。しかし、ここでしっかりとした国造りをしなければ、私たちの種族は滅びてしまいます。

そこであなたの力を借りたいのです。少しの間、国を離れて助けてくれませんか?一週間後の明け方、最も高い木の下で持っています。

~センカより~




センカはヤオヨロズ国の国王だった。ヤオヨロズ国には優秀な人材が多く、驚異の防衛力を保っていた。その中でもセンカに最も近く、最も親しいのはシルバだった。


ある時、最も強大な武力を誇るソウル帝国を倒すべく、ヤオヨロズ国は他三カ国と同盟を組み、ソウル帝国へ戦争を仕掛ける。しかし連合軍の攻撃はソウル帝国には敵わず、その圧倒的武力の反撃を前に連合国は次々と滅ぼされてく。その時にセンカは行方不明に、シルバや他の国民たちもバラバラになった。


数年後、シルバがE.G.O.国を建国した。その国を支える者の大部分は元ヤオヨロズ国兵である。シルバがその足で直々に声をかけ集めてきたのだ。今ではソウル帝国に匹敵する大国にまでなっていた。




「センカ様…」


背中に羽を生やした男が呟く。彼もまたセンカに忠誠を誓ったヤオヨロズ兵のひとりだった。


「シルバ様、この手紙が来たのは?」

「三日前。今日行かないと約束と時間に間にあわなくなる」

「ならば私も!」

「あなたはここに居て、ジョン。私ひとりで行く」

「それは許しません」


ジョンが反論しようとするが、レイの声に遮られる。


「今シルバ様が抜けられると国は混乱する。その情報が他国に漏れれば国の滅亡は確実でしょう。ですがシルバ様のことです。止めても無駄でしょう」

「レイさんはシルバ様の出国を認めるおつもりですか!?そんなことは私が…」

「そうではありませんジョンさん。シルバ様、国の混乱を防ぐため、そしてこの国を守るために、今ここで王位継承をしてください」


またも周りに居た者たちの目が丸くなる。


「そうね…。レイの言う通り、今ここで王位継承をしましょう。新しい国王はシスター、あなたにするわ」


シルバはその場にいた巫女姿の女性、シスター・ミーを指さす。


「シルバ様!?私に国王なんて…」

「でもまだ私が帰ってこないと決まった訳じゃないから。それまでは国を引っ張ってちょうだいね」

「でも…。……はい…」

「よし、じゃあ頼むわよ!」


シルバはまたツカツカと歩き出す。今度は誰もあとを追う者はいなかった。


「シスター、あなたならできる!みんなはシスターを助けてあげて!それじゃあ!」


いつの間にかシルバは駆け足になっていた。その姿を見送ったあと、しばらくの沈黙が続いた。


「ジョンさん、レイさん、各部隊長を集めて。会議を開くわよ…」



------------------------------------------------------------------------------------



「国王が!?」「シルバ様がなぜ!?」


部屋中に飛び交う質問の嵐にシスターは、シルバがセンカから手紙を受け取ったこと、シルバとセンカの関係の上で手助けに行ったこと、まだシルバが帰ってくる可能性があることを必要最低限に話した。国と国が争う戦乱のこの時代では、情報がものをいう。かすかな情報でも大国ひとつを潰しかねない。シスターはこのことに細心の注意を払い、会議に集まった者たちに説明した。この説明にほぼ全員が納得したようだ。


「では次に、今後この国を引っ張っていく者についてですが…」

「それはぜひオレが!」


このときを待っていたかのように、ひとりがシスターの声を遮った。


「ラモさん、そのことについては…」

「オレは新人ながらも幹部としてこの国を支えてきました!今ここでオレに…」


ラモという男は他の者に話す間も与えずに話し続ける。だがラモの言うことは間違ってはいなかった。国に入国したときから積極的に行動し、その驚異的な行動力で即座に幹部にまで上り詰めた実績を持っていた。


「オレはこの国を支える自信がある!だからオレに…」

「ラモさん待って!!」


シスターの声にラモは静かになった。


「ラモさんは優秀な幹部です。ですが残念ながら、このことについてはすでに決まってます」


この言葉に会議室はざわつく。


「王位は私が引き継ぎます!シルバ様直々の決断です!」


一時の静寂が訪れた。だがそれも束の間、すぐに歓声の声が上がった。この反応を見ると、特に反対する者はいないようだ。あれほど言っていたラモでさえも笑っている。シスターは安堵する。これならうまくやっていけそうだ。


「それじゃあみんな!会議は終わり!明日は全国民にこのことを発表しましょう。陽が真上に上がる頃に国民を要塞前に集めておいて。では解散!」




会議を終えたシスターにはまだやるべきことがあった。それは他国の国勢を確認することだ。それによって他国が戦争を予定しているかどうか、ある程度はわかるのだ。シスターは国王室へ向かい、諜報部隊が来るのを待った。数分が過ぎた後、ドアをノックする音が聞こえた。


「入っていいよ~」


入ってきたのはオクト・クラークだった。彼は外交兼政務官の一員である。外交兼政務官とは、他国の情報を調べつつ、国政にも貢献する役職のことだ。


「国王様、先ほ…」

「国王様だなんてやめてよ。今まで通りでいいから」

「では…ミーさん、先ほどの言葉はちょっと…」


オクトが言ったのはノックしたときのシスターの言った言葉のことだろう。確かに、国王らしい言葉とはいえない。だがそれも仕方がないことだ。シスターはまだ国王になったばかり、つい先ほどシルバから王位を継承させられたのだから。


「あ、そっか。今度から気を付けま~す」


シスターは言葉遣いを変える気はないらしい。彼女らしいといえば彼女らしいのだが。


「…そう願いますよ。では、これが他国の情報です」


シスターは礼を言って資料を受け取る。オクトはそれを渡すと部屋を出ていった。


「ソウル帝国が危ないな~。ブルーローズもまだ戦力上がってるし」


シスターがブルーローズと呼んだ国は、聖ブルーローズ神国のことである。聖ブルーローズ神国はE.G.O.国のずっとあとに建った国だ。にも関わらず、今ではソウル帝国、E.G.O.国に並ぶ程の大国になっている。現に一度、E.G.O.国が聖ブルーローズ神国に戦争を仕掛けたことがあった。しかし、一時は要塞まで追い詰めるもすぐに巻き返され、その鉄壁の守りを破ることはできず、停戦まで持ち込まれていた。


「でも、今のところは戦争はしないかな。ソウル帝国に注意しとこう」


シスターは幹部のひとりを呼び、このことを掲示板に貼るように告げる。これで今日やるべきことは終わった。あとは明日に向けて備えるだけだ。シスターの国王としての1日は、緊張と不安でいっぱいになりながら終わっていった。




「国王様、準備が整いました」

「……」

「国王様?」

「…え?あ、ありがとう。呼び方は今まで通りでいいから」


シスターはオクト・クラークと同じ外交兼政務官のハーマ・ヌダラに礼を言う。最後の言葉はおそらく、「国王」と呼ばれることに慣れていないからだろう。誰かにそう呼ばれる度に、今まで通りにと断っている。


「ミーさん、緊張してます?」

「あたりまえじゃない!国民全員が集まってるんでしょ!!?あーもうダメ…」


とんでもなく緊張しているらしい。


「大丈夫ですって。ほら、みんな待ってますよ」

「も、もう!?」


シスターが国王として国民の前に立つときがきた。初めての体験を前にする緊張の中、シスターは光の射す幕をくぐっていった。



------------------------------------------------------------------------------------



「シルバ様が全国民を集めるなんてめずらしいですよね!何があるんですか?」

「オレは知らないですよー。隊長に聞いてください!」

「……な、なんだ?」


人の流れに沿って三人の男女が歩いている。ひとりは忍び装束の格好をした男、ペケサ・バツ。もうひとりの男は黒いコートに黒いズボン、黒いハットにサングラスと黒一色のハテナ・ディン。ペケサが隊長と呼んでいたのはディンのことだろう。


「なんだじゃないですよ!昨日会議があったでしょ!…まさか参加してないとか?」

「いやいやいや、参加はしたけどな、うん…。まぁすぐにわかる」

「本当ですか旦那様?もし嘘だったら…お仕置きです…」

「え!?ちょ、ちょっと待…いえ、何でもないです…」


一緒にいたもうひとりは可愛らしい女性だった。ただ…なんというか…メイド姿をしている。名はチェリー・レディス。ディンの妻だ。


〔こえーーー!!おいペケサ!ヤバい!これはヤバい!!〕

〔ちょ、知りませんよ!だいたい今からじゃごまかし効きませんから!?〕


ディンとペケサの間で無言の会話が繰り広げられる。その間もチェリーは鼻歌を歌いながらステップしている。この姿からは想像がつかないが、ペケサとディンの会話からすれば相当の恐妻家…いや、やはり想像できない。


〔チェリーさんはシルバ様大好きですからねぇ。I LOVE シルバ様ぁ~ですからねぇ。相当気になってるんじゃないですか?〕

〔そうかもな…ってやばい!〕

〔やばいって何がです?〕

〔いや…何でもない…〕


ペケサとディンの肩には、二人が所属している部隊の象徴である『無限』の紋章が描かれていた。




無限の軌道部隊。それはヤオヨロズ国の誕生から間もないとき、キャッド・ラゴンという男が作った部隊だ。キャッドは若くありながらも、戦闘では国でも五指に入る腕前を持ち、オーガトゥースという大剣を扱っていた。彼は心が広く、困っている者や新人を助けることから、部下からの信頼も厚かった。


ソウル帝国に攻められた時、シルバとジョンを逃がすために、当時副隊長だったディンと共にソウル兵たちと対峙する。ディンは辛くも生き残ることはできたが、キャッドは行方不明。生存すら怪しくなっていた。


ディンはその後、チェリーと山奥に隠居する。ディンとチェリーの出会いについては謎だ。数年が経った頃、シルバにほぼ無理矢理E.G.O.国に連れてこられる。その時にヤオヨロズ国で同じ無限部隊であり、一番の戦友であるペケサとの再会を果たす。E.G.O.国でディンは国境警備隊の隊長、ペケサは副隊長の役職を与えられる。しかし、ある時ソウル帝国の攻撃を受けた国境警備隊は壊滅。その時にディンはソウル帝国に寝返る。だがそれもすべては無限部隊、そしてキャッドのためのものだった。


E.G.O.国を落とせば、牢にいるキャッド・ラゴンを解放してやる。このソウル帝国の要求に同意したディンは、ペケサの協力の元、戦争と同時にE.G.O.国を滅亡させようとする。が、シルバにより阻止され、キャッドが監禁されていることが偽りだということを知る。E.G.O.国はソウル帝国を退けることに成功し、数日後、停戦が発表される。


ディンとペケサはこの事件により処刑されるかと思われたが、国民の嘆願もあり、死刑は免れる。ディンは隊長として無限部隊を再興し、ペケサは副隊長へ。そして今に至る—。




「お、見えてきたな」


前方には城の前にすでに大勢の人が集まっていた。この者たちもシルバにしては珍しい行為に動揺しているのだろう。周りの者と落ち着きなく話している。


「あーん!これじゃシルバ様が見れないよー!」

「うるさいなおい。どこにいたってたいして変わらん。〔どのみちシルバ様はもういないし…〕」

「隊長も厳しいですねー。あ、そうだ!チェリーさんが見やすいようにこう…隊長が馬になってその上に立つってのは?」

「あ!それいい!」

「よくねーよっ!?全っ然よくねーよっっ!?!?」


「あれ?姉御?」


ディンたちがくだらない言い争いをしているところに、ふと後ろから声をかけられた。


「お、セシルか」「セシルさん!」「セシルさんどーもです」

「頭とペケサさんもこんにちは!いや~昨日の会議はおどろきましたね!」


話しかけてきたのはセシル・キャンベル。セシル傭兵団の団長だ。彼らの連携から見せるその実力は、小国の軍丸々一個に匹敵すると言われている。ディンとチェリーがE.G.O.国に来る前に面識があった用だが、詳しいことはわからない。ディンとチェリーの馴初めについても知っているらしい。ペケサもいつかは聞き出そうと思っている。でもどうせ隊長が大金をつんだに違いない。じゃなければあんな美人妻…あれ?なんか涙が出てきたぞ?そんなペケサでも今ではセシルともすっかり親しくなっている。


「ん??セシルさんは何か知ってるんですか?」「教えてもらいましょうか??」


チェリーとペケサがもの凄い目で睨んできている。てか目力ハンパねーー!?


「ちょ、話してないんですか!?」

「ん~どうも言い出せなくてな。特にチェリーに話したらほら……」

「あぁなるほど……」

「なぁ~にをヒソヒソと話してるんですかぁあ?」

「げっ、姉御!?い、いや、何でもないですよ~あははー…。あ、あれ!」


セシルが城を指さすと、王の出る幕が揺れていた。まず最初に足が見え、徐々に姿が露わになってくる。だがその姿が確認できる頃には、その場にいた大半の人たちに動揺が走っていた。


「あれ?なんでミー将軍が?」「隊長、シルバ様は?」


幕から出てきたのはシスターだった。チェリーとペケサの問いにディンは黙ったままだ。


「ちょっと旦那様?」「隊長?」

「いいから見とけ」


ディンは一言だけ言うとまた黙り込んだ。二人がセシルを見ても、セシルは頷くだけだった。


「皆さん、今日は集まっていただきありがとうございます。ただ今から重大な発表をします。心して聞いてください」


その場は静まり返り、緊張が走る。


「昨日、シルバ様が事情により国を出ていきました」


この一言にほぼすべての者が衝撃を受けた。


「嘘をつくな!」


その沈黙を破ったのは一人の男だった。


「嘘じゃありません」

「嘘だ!国王がおれたちを見捨てる訳がない!」


シスターが宥めようとするが、その男は聴く耳を持たない。確かに国王が国を出ただなんて信じられることではないだろう。


「そうだ…おれたちを見捨てたりなんかしない!」「そうだそうだ!」「嘘をつくな!!」


次第に周りの者も文句を言い出した。先ほどの男と同様、シルバの出国が信じられないのだ。チェリーとペケサも野次を飛ばすようなことはしなかったが、やはり受けた衝撃は強かった。


「シルバ様がいなければもうここにいる意味はない!出国させてもらう!」


男が言う。男はその後は何も言わずにその場をさって行った。その後をついて家に帰っていく者も数人いた。おそらくその者たちも出国する気だ。


「では話の続きをさせていただきます」


静かになった時、シスターは口を開いた。


「このことに不安を感じる方や不満を抱える方もいるでしょう。そのことについては後ほど話します」


その場に残った国民は静かに耳を傾けている。


「国王が出国したことによって、新たな主導者が必要になりました。その役割は私に務めさせていただきたく思っています。シルバ様直々の決断です。このことに意義のある者はいますか?」


意義を主張する者は誰もいなかった。というよりその者たちは先ほど家に帰って、今ごろ出国のしたくでもしているだろう。いなくても当然だった。


「では私が新たに国王を務めさせていただきます。ですがまだ私は“代理”です。国王がまた戻ってこられるかもしれませんからね。この国は今後も、『Eclat Gain the day Oath~華やかな勝利をおさめる誓い~』勝ちに行く国造りを約束します!シルバ様とはやり方は異なるかもしれませんが、意志は受け継ぎます。すべての国民が主役です。みなさんでよりよい国を造り、てっぺんを取りましょう!」


その時国民から大きな歓声が生まれた。隣同士で騒いでたり、「国王バンザイ」という者までいる。その中には必死に走るディン、それを追いかけるチェリー、さらにそれを宥めようと追いかけるセシルとペケサの姿もあった。ディンを追うチェリーの手には鞭が握られていただとか…。その国民たちの声は国全体に響いていた。



------------------------------------------------------------------------------------



「国王様!つ、ついに……」


国民に王位継承を知らせてから10日程過ぎた日のことだった。あのときシスターを認めずに国を出ていった者が100人を越えていた。が、シスターの頑張りやそれを慕う者の働きで国民数は大幅に増え、一度崩れたかと思われた国政も戻り始めていた。シスターは国への勧誘を強化した。国民数が増えているのはこのためだろう。そして以外にもシスターの行動力はしっかりしたものだった。シルバが国王にシスターを選んだのもうなずけると国民が言うほどだ。しかしそんなE.G.O.国に驚異が迫っていた。


「国王様!つ、ついに…ついにソウル帝国が動き始めました。我が国に宣戦布告です」

「こんな時にですか…。しょうがないです。ジョンさん、各部隊長に戦闘準備するように言ってください。それからスター将軍、ベニバナ隊長には先頭をお願いしておいて。それから—」

「戦闘体制が整いました」

「え!?」


入ってきたのはレイだった。レイの軍師としての力は国最高だ。


「ラモ・ソルジャー部隊、要塞前配置完了です!」「無限の軌道部隊、要塞内部を守備します!」「スター軍、国境前配備完了!」「ベニバナ部隊、左に同じく!」


次々と部隊長から報告が来る。そして数分後には全軍全部隊がそれぞれの配置を守備することを終えていた。シスターは改めてE.G.O.国の人材の良さを実感した。


「みなさんありがとうございます!レイさん、軍の指示をお願いしてもいいですか?」

「もちろんですよ。でもミーさんもいつかは国を引っ張れるようにならないとだめですよ?」

「は~い。がんばりま~す。では行きますよ!!」




この戦いはE.G.O.国が圧倒的に不利だった。ソウル帝国がE.G.O.国に宣戦布告してきたのは、国から抜けた民から、“シルバがいなくなりミー将軍が王位を引き継いだ”という情報を得たことによるものだったからだ。現にE.G.O.国は苦戦を強いられる。だが要塞前まで追いつめられたところで驚異の防衛力を見せつけた。その戦闘には巫女姿でありながら先頭に立ち、ソウル兵に立ち向かう一人の女性がいたという。


E.G.O.国は見事にソウル帝国を退けることに成功する。後にこの戦争は“新王の試練の戦い”と呼ばれ、歴史に新たな傷を残すことになる。歴史の一つ一つには意味がある。それを創り出した者たちの意志を忘れないでもらいたい—。


ダンさんの小説の設定をお借りして書きました^^

何度も申し訳ないです><


受験シーズンということもあり、ずっとブログにPSPで投稿していた小説ですw

受験も終わったことですし、PC解禁ということでこちらにも投稿させていただきました^^

久しぶりの小説ですので変なところも多々ありますが、生温かい目で読んでやってくださいm(_ _)m


え?受験ですか?よゆーの合格です( ̄+ー ̄)フッ(←ギリセーフ

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