プロローグ
カチッ…カチッ…カチッ…
都内某所の病院の一部屋で窓際に置かれた小さな時計が静かに進んでいる。
寒さが少し残る初春のとある日、
1つの炎が優しく消えた
「ありがとう…ございました…」
1人の少女が病室のベットに横たわる1人の老人に涙を流した。
下を向いていた少女は拳を固く握り、病室の窓を開けて誓った。
「私は必ず…ー!」
少女は病室を飛び出した。
自身の通う学校に向かって。
少女のポーチには小さく名前が書かれていた。
"徳川 神奈"
時計は正午0時を指していた。
「なぁなぁ、こんな本ここにあったか?」
「見たことないな〜、もしかして先生が勝手に増やしたか?」
2人の少年が学校の図書室でコソコソと探し物をしていた。
図書委員の権利を利用して休日にも関わらず図書室の本を物色しているようだ。
そんな2人でも見たことのない謎の黒い本
タイトルも作者も書かれていない
「ねぇ!2人とも見つけた〜?」
「うわぁ!何だ神奈かよ!おどかすな」
「こっちは見つからなかったよー。どこに書いてあるんだろうなー」
2人の少年が諦めかけているが、神奈は自信満々に答えた。
「見つけたわよ!」
"七人の戦士"
遠い世界で黒髪の少年が夕陽を見ながら微笑んだ
「ここから始まる」
バサァ!
少年は背中にドラゴンの翼を生やして飛んでいった。




