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幼馴染との恋バナから…どうしてこうなった⁉︎

作者: 猫の集会
掲載日:2026/03/07

 オレは今、静かに読書中だ。

 

 バリバリ ボリボリ

 

 ペラ

 

 ガサッ ボリボリボリボリ

 

 ペラ

 

 …

 

「…ねぇ、実加みかめっちゃ食うじゃん。夜飯食えなくなるよ?」

「えー?喰うの?わたしを?かなでが?」

 

 …

 

「喰わねーよ。」

 

 オレの読書のお隣では、幼馴染の実加が絶賛おやつタイムだ。

 

 

「あ、かなでってさ恋したことある?」

 

 突然の質問にオレは思わず本をとじてしまった。

 

 …

 

「えっ…そりゃ、あるけど…」

「へぇー、で?」

「でって?」

「どうだった?恋ってやつは?キラキラしてた?」

「いきなりだな…。でもさ、キラキラってよりは、どんよりしんどいかも」

「えー、わかるー‼︎そうだよね?イメージ赤とかピンクだけど、のちに黒にならん?」

「たしかに、なる。心がね」

「そうそう‼︎特にライバルみたいな人現ると、真っ黒になるよね」

「うん。友達からライバルとかほんとはやだけどね」

「そうなんだよねー…友達からの敵ってしんどいよね」

「な。」

 

 …

 

 …

 

「てか、かなでって…好きな人いたんだね。何組のだれお?」

「なんでおがつくんだよ…」

「え、じゃあ…やっぱりだれ子さんなの?まさか、えー組のさくら子さん⁇」

 

 …

 

「いや、オレたち一組とかじゃん…てか、さくら子ってだれだよ…⁉︎」

「知らないです。てかさぁ、わたし伝えてあげようか?」

「どこのおせっかいおばさんだよ…」

「自分で言いたい派?」

「そりゃ、当たり前でしょ」

「あー、そっかぁ…」

「てかさ、伝えにいった人がその相手と付き合うみたいなの聞いたことある。」

「あ、知ってる‼︎ホニャ子ちゃんがホニャ男くんのこと好きなんだって。っ伝えにいったらさ、オレは君が好きって告白されたりとかね‼︎」

「あるねー…実際にはあるか知らねーけど、聞いたことあるわー」

「ねー。あれは、さすがにしんどいわー」

「だなー」

 

 …

 

 …

 

「ねぇ、うちらって、恋バナとかはじめてじゃない?」

「たしかにな…」

 

 …だって、オレが好きなの実加だし。

 

 そんな話、自分からできねーって…ばさ。

 

「まぁ、あれだね。中三にもなると、かなでも恋のひとつやひとつもあるか」

 

 …

 

「なんで一択なんだよ…」

 

 まぁ、そうなんだけど…ね。

 

「えっ⁉︎じゃあ、なんたくなのよ‼︎どんだけひとを好きになるってのよ‼︎洗濯くらいの数なわけ⁉︎どんだけよ‼︎」

 

 …

 

 急なヒステリーおばさんが参上した。

 

 てか、洗濯くらいってなんだよ…?

 

「あのさ…どうした」

「あんたがどうかしてるんだよ‼︎どうしたってんだよ?え⁈まさか…隣の席になるひと、すべてを好きになってきた?そして、わたしも隣になったことあるね。てことは?」

 

 …

 

「えーっと…さすがにそんなに次々に惚れるわけは…ないです。」

「ほー」

「ほけきょっ」

 

 …

 

「はい、おつかれー。」

「あ、おつかれさまです。」

 

 突然の業務的挨拶、発動中。

 

 

 …

 

 

「あのさ、わたしさ…実は、来月卒業しますっ‼︎」

「うん、オレもだわ」

「ですよねー」

「ねー」

 

 …

 

 実加は、当たり前のことをよくいう。

 

 

 …

 

「でさ、かなでに質問いい?」

「うん。」

「じゃあ、今から質問する答えにすべて、はいそうですって答えて」

「…それは、はいそうですじゃなくても?」

「はいそうです」

 

 …

 

「…うん。わかった」

「では、いきます‼︎」

「はいそうです」

「まだ‼︎」

「はいそうです」

 

 …

 

「じゃ、質問‼︎明日は次の日‼︎」

「はいそうです」

「ご飯は、よく噛んで食べる‼︎」

「はいそうです」

「荷物を届けること」

配送はいそうです」

「うん、おけ‼︎」

「はいそうです」

「好きな食べ物、炙ったサーモン‼︎」

「はい‼︎そうです‼︎」

「好きな果物、マスカット‼︎」

「はい‼︎そうです‼︎」

「好きな人‼︎わたしじゃない‼︎」

 

 

 …

 

「は?(そう)です。これ漢字でかくね。まってて」

「え、うん…」

「できた。これは、は?異然ですってかいて、はいそうですってなるんだけど、この漢字ね、異然ってかいて、オレ的にことなる(ちがう)と、そう(しかし、しかれども)ってなります。ですので、わたくしといたしましては、好きな人イコールあなた‼︎‼︎になります。」

「え…」

「はいそうです」

「えっ…わたしのこと…好き…なの?」

「はいそうです」

「わたしも…好き」

「はいそうです…ってさ…」

 

 …

 

「え、マジ?」

「はいそうです…」

 

 …

 

「ちょ…いったん、はいそうですやめ‼︎オレ、冗談で言ってないからね。流れで言わされた感だけど、オレマジで実加のこと好きだかんな?」

「うん…びっくりした。でも、わたしも好きだよ」

「…え、マジか。じゃあさ、改めて言わせて。好きです。オレは、実加が絶賛大好きです‼︎」

「わたしも絶賛発売中で、大好きです‼︎」

「発売してんのかよ?ダメだろ…」

「じゃあ、買えばいいじゃないの。一点物よ?」

「マジ⁉︎なら、即買いです‼︎」

「はい、いらっしゃい‼︎」

「自分からウェルカムするなんて、いい度胸していやがる。さすがオレの惚れた女っ子だぜ」

「女っ子って…」

「隙きありからの好きありっ‼︎」

 

 ぎゅう〜♡

 

「キャ〜捕獲された〜。なら、捕獲返し‼︎」

 

 ぎゅう〜♡

 

「うおっ、捕まった」

「ふふ、離さないよ♡」

「そうきたか‼︎‼︎なら、オレは話させないよ♡」

 

 

 チュ〜♡

 

 

 

「オレたち、バカだな」

「うん、でもいいじゃない。楽しいし」

「だな」

 

 ぎゅう〜♡

 

 チュ〜♡

 

 

 こうして、バカっぷるがぷるぷると誕生するのでございます‼︎

 

 

 

 おしまい♡

 

 

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