『絶対に食べてはならない』解説
『絶対に食べてはならない』の解説です。
正直な話、夢占いのようで解釈は色々あるかと思いますが、私は直感的にこう思ってしまったのです。
まず”ひらさか”という地名。私は誰かがそう言っている言葉を聞いただけでその漢字は知りませんでした。それでもその地名だけは耳にこびり着いていたのです。何かが引っかかっていたのです。そして思考を巡らせました。どこかで聞いた名前だと。そして思い出したもの。それは――。
――黄泉比良坂。つまりあの世です。
ここで色々合点がいってしまいます。なぜ会社に行っていきなり採用されたのか。そして試験に行ったはずなのに誰もが緊張せずにそこにいたのか。もしかするとその試験というのはとある基準を満たしているかどうかを見極めるもので、その基準を満たせばその地域にいられるというものだったのではないでしょうか?そしてその基準というのは死んでいる、もしくは死に近いという条件だったのではないか、と。
もちろん勝手な妄想です。しかし当時”ひらさか”という言葉が他のことに関連付けられなかったのは事実で、そう考えればあの料理を食べてはならなかったと思います。同じ釜の飯を食す。こんな言葉を一度は皆さん聞いたことがあるのではないでしょうか?あれは同じ釜の飯を食べるということの意味が、仲間になるという意味で使われていたのです。そしてそれは神話に於いても黄泉の国のものを食べてはならないという(黄泉戸喫)ことと関連付けるともしそれを頑張って呑み込んでいたら仲間と見做されてあのままあの場所に残っていたなんてことも。神話ではイザナミが黄泉の国の住人と交渉してそこを出ようとしていましたが、そういう術を私は余り身につけていないので危なかった気もします。
最後に倒れたヒトがどうなったのか。死んだヒトたちだったとすると二回も死んでいるわけですから成仏でもしたんですかね?それが本当なら成仏する方法は食中毒による死となりますが、なんとも嫌な話です。まあ、楽しく食事をして消えるのだからそれはそれで良いのかな?
と、長々と書きましたが、私があの世に言ったかもしれない夢を見たという話でした。もちろん本当に適当な考察で成り立つ拙い妄想であることは事実です。気にしないでください。胸の痛み?よくあることなので気にしなくて結構です。多分骨なので。